ドニーの話し去年アンドリューがテレビに出て以来、彼の奉仕の依頼が殺到し、私たちはそれに悩まされることになった。彼の奉仕、つまり性交渉を求める依頼のこと。ある意味、世界中からこのような依頼を受けるなんて笑える話ではあるけど、ちょっと悲しいことでもある。そういう依頼の大半は、普通の平均的な女性からのもので、アンドリューに子種を植え付けてほしいと思っているか、あるいは単に彼と寝てみたいと思ってるかのどちらか。
こういう依頼はすぐに破棄する。ただ、特に異様な依頼に関してはアンドリューが読むまで取っておくことにしている。彼は写真付きの依頼が好き。それとなく暗示するようなポーズの写真もあれば、あからさまな姿態の写真もある。まあ、彼にちょっとくらい代償として楽しみを与えても、いいかなとも思う。
しかし、IAMの双子姉妹からの依頼もたくさんある。この依頼については、真面目に取り扱っている。そういう双子姉妹からの依頼のリストは、すでに1000以上になっている。そして、これがアンドリューにとっては苦痛になり始めていると思う。この「雑用」は、アンドリューがしたいことのリストに載ったことは一度もないのは確か。それが、今は、これだけの数になってしまい、いつまでたってもきりがなくなっている。
こういう話しを聞いて、まさに夢が叶ったような話しじゃないかと思う男性が多いのは知っている。1000人もの女たちが、子種を授かろうと好き放題にセックスしてもらうのを待っているなんて…。でも現実は夢の話しほど魅力的ではないこともある。
そこで私たちはアンドリューに「一挙両得」(
参考)の提案をした。つまり、双子姉妹のふたりとも子種を欲しい場合は、一回のセッションで済ますという提案。渋々だったけど、この提案をしたのは、これだとアンドリューのための時間を節約できるから。一回でふたつゲットできるなら、午後を自由に使えることになるかもしれない。
デビーとデリラという双子姉妹がいた。とても美人な姉妹でモデル・レベルと言ってよいほど。年は20代後半か30代になったばかり。私たちはアンドリューを書斎から呼び出し、彼をこの双子姉妹に紹介した。私の目には、彼女たちがアンドリューをひと目で気に入ったのがはっきり分かった。ふたりが望むすべてを備えた男だと思ったみたい。本当に涎れを流しそうな感じで彼を見ていた。
いつもの通り、私とディアドラも交え、みんなでちょっと雑談をした。アンドリューは、この若くて美人の姉妹をときどきチラチラ見ていた。だけど、内心、ほっとしたのだけど、彼の関心は、やっぱり主として私とディ・ディに向けられていた。
こういうとき、ときどき、アンドリューは私たちに普段よりもずっと愛情深くなるように思う。おしゃべりが終わり、例の双子姉妹がそれぞれグラスのワインを飲みほすと、アンドリューは私たちに近寄って、私たちそれぞれに情熱的にキスをし、ハグをし、そして愛情豊かに頬に軽くキスをしてくれた。
そして彼は双子姉妹を「アンドリューを犯す部屋」に連れて行った。そして続く2時間、私たちはその部屋からときどき悲鳴がするのを聞いた。たいていはその悲鳴の後にアンドリューの名前を呼ぶ声が聞こえる。彼は、いつものことだが、注文通りの仕事をしているのだ。私たちの素敵な彼氏は、誰に対してもがっかりさせたりはしない。