「生まれ変わり:シャーリーンの話し」Reborn - Charlene's Story by Mr_Owlow http://www.literotica.com/s/reborn-charlenes-story
シャーリーンは豚のようにうめき、唸りながら階段を上がった。体重182キロの身体をぶるんぶるん揺らしながら、2階にあるベッドへと向かう。誰かを雇って、ベッドを1階に降ろしてもらおうと何度考えたことか。でも、毎日の生活で、これが唯一運動と言えることだし、これを止めてしまったら、さらに太って、動くことすらできなくなるのではないかと心配だった。
彼女は、この3年間、ずっと引きこもり生活を続けていた。あの2作目の小説が惨めな失敗になってから、ずっとである。作品が失敗しただけならまだいい。彼女は全国ネットのテレビ番組でこてんぱんにけなされ、そのため世の中から弾きだされることを余儀なくされたのである。
やっとのことで階段を登り切り、乱れた呼吸を整えた後、シャーリーンは歯を磨き、パジャマに着替え、ベッドに入った。iPadでしばらくネットサーフィンをし、食べ物関係のブログをチェックし、それから、小説をちょっと読む。そうした後、メガネを外し、うとうとと眠りに落ちた。
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あの生物は再び腹をすかせていた。もう1週間も何も食べていない。あの、連れを他の人に奪われた男。その男の身体を消化した後、何も食べていないのだ。
この生物は食料として身体を摂取する代わりに、人間に快楽と若返りと幸福感を与えていた。何度か試行錯誤を繰り返すうちに、この生物は、餌食とするものを幸せにする最善の方法を習得していた。それは、その餌食に、可能な限り多くの喜びを与える肉体をもたらすこと、および、その精神を少しいじり、変身後の状態を受け入れるようにすることだった。
その生物が再びハンティングをしていた。あの男よりももっと大きな人間がいないだろうかと。なにしろ、一度の食事で少なくとも40キロは消化しなければ空腹が収まらないのだ。できるなら、それより多ければ多いほどいい。
この生物は、初めて訪れた時、餌食の体重を間違って判断してしまった。そして最初の餌食を間違って殺してしまったし、二番目の餌食はあまりに小さくしすぎてしまい、赤ん坊に変えてやらなければならなかったのだった。
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シャーリーンは、真夜中、驚いて目を覚ました。
何か変なことが起きている。身体の下半分が、何か生温かくて濡れたものの中にあるようだし、何かが足首や手首を掴んで引っぱって、動けなくしてるように感じたのである。
窓ごしに月の光が差し込んでいる。よく見ると、ベッドの裾にぶよっとした大きな塊があって、両手首が黒っぽい触手に掴まれてるのが見えた。
シャーリーンは悲鳴を上げた。何度も悲鳴を上げる。だが、突然、その塊は彼女の腹部を這い上がり、彼女は身体をぐいっと前に引っぱられた。次の瞬間、シャーリーンはその生き物の中に取り込まれていた。何かベトベトしたジェルのようなモノの中にである。
不思議なことに、その内部の方が明るかった。すべてが暖かいピンク色の光に照らされていた。シャーリーンは、自分の手首を掴んでる触手が明るい紫色をしているのを見た。
シャーリーンはもがき、暴れた。溺れてしまうと思ったからだ。しかし、2本の細い触手が伸びてきて、彼女の鼻孔に入ってくると、突然、再び呼吸ができるようになった。別の触手が何本か出てきて、腕や脚を這っている。不思議とエロティックな這い方をしていた。すると急にその触手が曲がり、パジャマを掴んで引き裂いた。みるみるパジャマや他の衣類が引き裂かれていく。
すぐにシャーリーンは素っ裸にされてしまった。恥ずかしさの感情が襲ってくる。それとともに、このように醜い裸体を晒されることを思い、恐怖感も襲ってきた。毛布を掴んで、身体を隠そうとしたが、触手たちはそれを許さない。しばらく抵抗してはみたものの、誰にも見られてるわけでもないと知り、シャーリーンは抵抗を諦めた。