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どうしてか分からないけれど、ソング・パンティを履くと、とても淫らな気持ちになる! ジェニーには言ってないし、これを履いた姿を彼女に見られないように注意している。でも、できるなら、毎日でも、履いていたい。この何週間かで、とてもたくさんこういうパンティを買ってきたので、ビクトリアズ・シークレット(
参考)の女店員さんたちは、もう僕の名前を知っているほど。それにしても、最近、洗濯は全部僕がすることになっていて、良かった。でなければ、ジェニーに絶対に見つかってしまうから。
あ、確か、このことをまだ言っていなかった。先日、僕は会社をクビになってしまった。ケインさんから、僕のポジションを縮小することになってねと言われた。でも…、ああ、これ言うの恥ずかしいなあ…でも、言ってしまおう。だって、他の人がこれを読むことなんてなさそうだから…。ともかく、退職に関する面接をしていた時の出来事。僕は、その面接のときに、仕事を続けられるためなら、どんなことでもしますと言った。そうしたらケインさんが「どんなことでも?」と訊き返した。それで僕は頷いた。すると、ケインさんはいきなりズボンのチャックを降ろしたんだ。まさにその面接の場で。僕は何て言ったらよいか、どうしたらよいかも分からなかった。ただ、黙って座っていた。彼がチャックを元に戻すまで。僕はすぐに退職届にサインして、会社を出たよ。
後から分かったけど、僕は解雇にあたってかなり高額のお金をもらえるようだ。やったー! 何もしないでお金が入った。僕がしたことは、退職届にサインして、会社に対していかなる訴訟行動も起こしませんと宣言しただけ。でも、何のための訴訟? クビになったことに? それだったら訴えたいなあとは思うけど。
話しは変わって、そのクビになった日に、ジェニーにこの可愛い服を買ってもらった。ただのジーンズのショートパンツと青いトップだけど、これが僕には似合うと思っている。
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ジェニーが仕事で何かしら昇進したらしい。正確なことは教えてくれない(政府関係のトップ・シークレット事項だから)。でも、その昇進のおかげで、コネチカットの湖畔に夏の間の別荘を借りる余裕ができた。それだけで充分。ここはジェニーの実家がある場所。なので、ジェニーはこの土地の別荘関係のマーケットに詳しく、かなり好条件の物件を見つけることができた。それは良い知らせ。悪い知らせはと言うと、ここにいると、日常的にジェニーの父親と顔をあわせてしまうリスクがあるということ。
ジェニーの父親のフランクとは、うまくいったことが全然ない。いや、それは控えめな言い方だな。大きく控えめすぎる言い方。フランクはあのことをケンカだと表現している。僕は、あのことを、僕の結婚式の夜にフランクがバカなことをやったので一発殴ってやったのだと表現している。確かに僕は後悔してるけれど、やらざるを得なかったことだ。出席してくれた女性たちの身体を触りまくったり、大酒を飲んで酔っぱらったりしてたからね。誰かがフランクを抑えこまなければいけなかった。しかも僕の結婚式だ。僕がやったということだ。もちろんジェニーは理解してくれた。ジェニーはいつも僕を理解してくれる。
でも言うまでもなく、あの時が、フランクに会った最後。なんかフランクに悪いことしたかなと思ってる。時々、同じ夢を見ることがある。その夢は、僕が裸になって、フランクの膝の上にうつ伏せになっていて、スパンキングされているところから始まるんだ。
「お前は悪い娘か?」 とフランクが訊いて、僕は答える。「お父さん、私は悪い子です。叩いてください。もっと強く叩いてください」って。これを誰かに読まれるかもと思ったら、こんなこと書いたりしない。でも、こうやって書きだすと、なんかほっとする。精神浄化? どういう意味だか分からないけど。
時々、ジェニーとそういうプレーをしている。彼女がスパンキングする方で、僕はされる方。でも、それと僕が思ってるのとはちょっと違うんだ。いや全然違う。