「わーお、話しを聞いてなかったら、レイチェルのこと、そんなふうに思わなかったろうな」 と俺は小さな声で言った。指をバルの太ももの内側に滑り込ませ、指先で脚の間の濡れた青い布地を軽く触れた。
その途端、バルはちょっと身体をビクッとさせたが、何も言わなかった。目を閉じたまま、横たわり、顔には笑みが浮かんでいた。
「トリスタについては? 何か知ってる?」 とバルの腰にオイルを擦り込みながら訊いた。
「それは値段が高いわよ」 とバルは眼を開け、笑って俺を見た。
「ということは、何か知ってるんだ」 と彼女のお腹にオイルをたらした。
ココナツの香りが辺りを包んでいる。俺はバルの平らで柔らかなお腹を擦り始めた。おへその周りを指で擦ると、くすぐったいのか、バルは笑い声を上げた。俺は、意味ありげに指をおへそに押し込んだ。
「もちろん、知ってることがあるわ」 と邪悪そうな笑みを浮かべて言う。
俺は身体をずらし、さっきバルが俺の下腹部に乗ったように、俺も彼女の下腹部あたりに座った。見下ろすと、見事な胸が見える。このバルという娘、なんて警戒心がないのだろう。
ゆっくりと両手で彼女の腹を前後に擦り、さらに脇腹へと手を動かした。太陽が照りつけているので、さーっと風が吹くと涼しくて気持ちいい。
「さあ、焦らさないでくれよ」 とさらにオイルをお腹にたらした。
両手を彼女の乳房のすぐ下まで這わせると、バルが言った。「トリスタはお宝よ」
「どういうこと?」 ローションを擦り込み、ときどき、乳房の丘のふもとを指先で引っ掻く。ちょっと大胆になって、バルの乳房の肌が露わになっているところにも、手を這わせた。
「彼女と付き合ってるあなたは運がいいということ。男なら誰でも夢に思うような可愛くて純粋無垢な女の子。トリスタには欠点はないわ。誰もが純粋に彼女のことを好きになる」
さらに大胆になって、両手をお椀の形にしてバルの乳房を覆った。その両手をゆっくりと前後に動かした。両手の親指がすごい乳房の谷間にきている。そんな状態になってもバルはまったく逃れようとしない。それにしても、このおっぱい、すごい感触だ。とろとろにオイルを塗ってるので、肌もキラキラ輝いている。
「トリスタのお父さんは、私のステイ先の親と同じ。ただずっと性格悪いけど」
片手は彼女の乳房に当てたまま、もう片手でココナツ・オイルをビキニに覆われた乳首に直に垂らした。温かいオイルが胸に落ちた瞬間、乳首がツンと固くなるのが見えた。俺は再び両手でバルの胸の丘を揉み始めた。するとバルは目を開き、俺を見た。
「トリスタのお母さんは、完全に、裏表のある人よ」 とバルは両ひじで身体を支えながら、上半身を起こした。