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デス・バイ・ファッキング 第16章 (13) 

そんなこと信じがたいと思ったけど、話しにあわせることにした。

「それで? ご主人がこの女性たちと一緒になってることについてはどうお感じなのですか? この『プレーボーイ』の記事のような情報については? 国中が、あなたのご主人が定期的に浮気をしてると知っているのですけど!」

双子のひとりが怒った顔を見せた。よしよし。

「アンドリューは一度も浮気はしてないわ。アンドリューほど心に誠実さを持っている男性は他にいません。彼は私たちが頼んだことをしてるだけ。それ以上はないの」

私はもう少し突っ込むことにした。「でも、これはあなたたちの夫婦生活に影響を与えないのですか? どうお思いなのでしょう? ご主人が激しくふしだらになれるように、ご自分の愛の生活を諦めるなんて」

もうひとりの、落ち着いてる方が、また大笑いした。「あなた、わざと私たちに噛みついているでしょう? そのやり方はうまくいかないと思うわよ。私たち、自分の愛の生活を諦めてなんかいないの。ギャモンさん? あなたどのくらいの頻度でアレをなさってるの? 私たちはふたりとも、毎日、してるわ。時には日に2回も。アンドリューは、私たちが対処できる限りの愛を私たちにしてくれてるの。なおかつ、あなたがふざけて言った『激しくふしだらなこと』ができるだけの力は残している。IAMのためのアンドリューの仕事は、ひとっかけらも私たちの愛の生活に影響を与えていないのよ」

私はジャーナリストとしての毅然とした姿勢を維持するのが難しく感じ始めていた。多分、口をあんぐりと開けていたと思う。「毎日、されてるの? おふたりとも? どうしてそんなことがありえるの?」

ひとりが笑顔になった。たぶん、そのような顔になれる根拠が充分にあるのか?

「アンドリューは私たちのことを見ると我慢できなくなるの。いつも私たちに触っているわ。私たちがそうさせてるのじゃないのよ。ついでに言うと、私たちも彼に対して同じように感じているの。これまで会った女性は、みんな、アンドリュー・アドキンズをベッドに連れ込むチャンスを狙って牙を剥いた。でも私たち、その女性がそういうふうに感じても気にしない。私たち自身もそんなふうに感じるから」

「ええ、まあ、確かに彼は魅力的です。でも、彼がおふたりに対して抵抗しきれないと感じてる? ええ、どうしてかは分かります。でも、これって、何と言うか、正直に言って私が思ってきたこととは違ってるんです。おふたりは、私が想像した人とは全然違う」

ひとりが笑顔になった。「請け合ってもいいけど、アンドリューも、あなたが想像してる人とは全然違うわよ。彼はこの世で一番優しくて気配りができる男性。もし、あなたが、女性を使い回してはポイっと捨てるような傲慢で攻撃的な男を想像してここに来たとしたら、あなたは間違ったところを探してることになるわ。ええ、アンドリューは本当にセクシー。セックスが大好きな男。セックスは彼の趣味。でも私たちの趣味でもあるの。誰にでも趣味が必要でしょ?」

「それに彼は男だけど、このビジネスをしているのは私たち、私とドニーなの。知ってると思うけど、私たちふたりともデューク大学のビジネス経営で博士号を持っている。アンドリューは財政的な決定をしなければいけないときは、いつも私たちにそれを任せてるわ」

「でも、それを別にしても、それに、彼が美しいことを別にしても、彼はとても愛に溢れていて、親切だし、心が温かで優しい人でもあるのよ。それにとても家族思いの夫であり、父親でもあるし」

私は言った。「ああ、そうだった。お子さんは6人おられるんですよね?」



[2013/12/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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