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デス・バイ・ファッキング 第16章 (14) 

片方が返事した。「私、どうしても分からないのは、どうしてあなた方メディアの人たちがこんなにアンドリューに興味あるのかということ。本題になってるのは子供たちの方よ。真っ先にアンドリューがそう言うでしょう。私たちのアンドリューは優しくて、ぼんやりしてて、マイウェイを行く人。ルックスもいいし、たぶん私たちにとっては世界で一番セックスが上手い人だろうけど、でも、それを除けば、ただの男。それに対して、私たちの子供はこの地球上でもっとも賢い人間だわ。なのに、本当に誰も興味を持たない」

私は驚いた。「どういうことです? 地球上でもっとも賢い人間って?」

右のブロンドが答えた。「その通りの意味だけど。アインシュタイン、エジソン、プラトン、レオナルド…。投票したら、この人たちはうちの子供たちの下にくるわね。子供たちは、ホモ・サピエンスとは違う種なの。別に作り話をしてるわけじゃないわよ。私たちの子供たちも、アンドリューに種を授かったすべてのIAMの子供たちも、全員、スーパー天才。政府がどうしてうちの子供たちを欲しがったのだと思う?」

「考えたこともなかったわ。確かにお子さんたちは賢いとは思うけど、どうして、そこまで賢いと言えるのかしら?」

左側が答えた。「子供たちがどれだけ賢いかとは言っていないわ。子供たちの賢さを私たちは知ることができないと言うこと。言えるのは、これまで生まれたどのホモ・サピエンスよりも賢いということだけ。モーツゥアルトは子供のころに交響曲を書いたから、たぶん、彼は近いとは思う。でも、うちの娘のひとりは、4歳のときに100万ドルを稼いだんです」

私は笑ってしまった。確かに、その馬鹿話は聞いたことがある。でも、この二人、冗談を言う点でも比類がないの?

「100万長者の娘さんがいらっしゃると。そのお金、娘さんがひとりで稼いだと。どうやってですか? パソコンで印刷して?」

あんたたち、もうよしてよ。私を馬鹿な人みたいに扱うのはやめて。そう言いってるつもりでこう言った。

右側が言った。「娘はデイ・トレードをしてるの。私たち、彼女が3歳のときに市場のことを勉強するよう、1万ドルを与えたの。さらに、4歳になった時に、もう10万ドル与えたわ。娘が5歳になった時には、そのお金を150万ドルに増やしてた。アンドリューは、その情報がIRSに警告を発し、驚いたIRSが司法長官に伝えたのだろうと考えているわ。私たちには分からないけど、彼はそういうふうに理論を立てている」

私はまだ疑っていた。「では、娘さんは株式市場で150万ドル稼いだと」

左が言った。「いいえ、娘は先物取引市場もやってるの。今では利益は1億ドルくらいになってるんじゃないかしら。ここの土地から200メートルほど先で建設工事が行われてるのに気づいた? あれは『新人類大学』の建設工事なの。その建設費は市場でエレが稼いだお金から出てるんですよ」


[2013/12/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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