さらにまた手を強く引っぱられた。両手を彼女の大きな胸に持って行かれた。それに顔が彼女のお尻の割れ目に触れている。ちょうどお口がお尻の穴のところに来ている。
こんなことが起きてるなんて! ショックのあまり息ができない。でも両手を引っぱり戻すこともできなかった。あたしの心の奥に何かがあって、こんな淫らな姿勢のままでいさせている感じ。
こんな格好でいてはダメ。そういう自制心が、徐々に、この行いのエロティックな思いに負けていく。そして、あたしはお口を開けて、深く息を吸った。
ああ、すごい! ああん! あああん! レイブンのお尻の穴、すごくいい匂いがする。その匂いと彼女の濡れたあそこから漂ってくる匂いが混じりあって、感覚が痺れていきそう…。こんなことするなんて、とてもエロティックだし、とてもイヤラシイ! 自分のことながら、ショックを受けていた。
舌を出して、この人のお尻の穴に触れてみた。……ああ、なんてことを。こんな下品なことなのに…下品だし、いやらしいことなのに……そんな思いが混乱した頭の中を駆け巡る。
「ああん…ッ!」
レイブンが悩ましい声をあげて、背中を反らした。彼女の濃い色の長い髪が肩から後ろにふわりとかかる。
もう一度ぺろりと舐めてみた。
「ああん…ッ!」
彼女がまた悶えた。ああ、あたし何をしてるの? もう一度、舐めた。今度は舌を延ばして、お尻の穴から下の濡れたあそこの唇まで、長く。そこの湿り気を啜るようにして舐め取って、またレイブンが喘ぎ声を上げないかと、期待して聞き耳を立てた。
心の中、また自分に突いて新しいことが分かった気がした。あたし、この人に喘ぎ声を出させるのを楽しんでるんだわ!
目を閉じて、べろべろとしゃにむに舐めはじめた。気がつくと、彼女はもうあたしの手を押さえていなかった。でも、どうしてか分からないけど、あたしは両手をレイブンの乳房に当てたままにしてた。
目を開けたら、レイブンが肩越しに振り返って、驚いたような顔であたしを見ていた。両手はあの素敵なお尻にあてていて、あたしのためにお尻の頬肉を左右に広げている。
あたしはお口を大きく開けて、この人のお尻の穴をむさぼり始めた。もうすっかり夢中になって……淫らな気持ちいっぱいで……あたしのすべてを捧げる気持ちで。その時はもう、誰があたしがこんなことをするのを見ようが気にしなくなっていた。ただ、この人のお尻の穴をもっともっと舐めてあげたいと、それだけ…。
あたしの後ろの方で、男たちの歓声や叫び声、口笛がとどろいてるのに気づいた。でも、やめられないの。
頭を右に左に傾けながら舐め続けた。舌を彼女の中に突き入れたり。レイブンはよがり声を上げながら、あたしのためにお尻を広げてくれている。
誰か分からないけど、いくつもの手があたしのお尻やパンティに触るのを感じた。でも、驚いたことに、あまり奥の方まで触ってくる人はいなかった。
どのくらい長くこの人のお尻をむさぼっていたか分からない。けど、突然、音楽がやんで、レイブンはあたしから離れた。彼女、ハアハアと肩を上下させて荒い息をしていた。そして、こっちに向き直って、目を大きく広げてあたしを見た。
あたしはと言うと、彼女のお汁で顔面をびちょびちょにさせたまま、ただ、突っ立っていた。興奮して身体を火照らせて、物欲しげに彼女の肉体を見つめていた。
ふと、あたしたちの周りにクラブじゅうの人が集まっているのに気がついた。その時、レイブンがあたしに近寄ってきて、前屈みになってあたしのあごに手をかけ、あたしに熱っぽくキスをしてくれた。そして、またあたしから離れ、今度は両手で床に落ちているお札をかき集め始めた。
「ああ、あたしったら!」
急に我に返って、あたしは顔を両手で覆い、腰を降ろした。みんな元の席に戻り始めたけど、みんながあたしのことを見ている感じがした。