「ライジング・サン & モーニング・カーム」 第10章 The Rising Sun & The Morning Calm Ch. 10 by vinkb
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これまでのあらすじ
16世紀釜山。地元娘ジウンは日本人ノボルと知り合い、ふたりは結ばれた。しかし翌朝、ジウンはノボルの弟サブローらに強姦され、自害する。それに反発したノボルは秀吉に不死の刑を科され、狐使いの美女に半人半獣の身にされてしまう。時代は変わり現代のシカゴ。女医アンジェラはノボルと知り合い、デートをし、セックスで強烈な快感を味わう。ノボルは自分が半人半獣であることを打ち明けた。二人はアンジェラの家に向かうが、ノボルは何か危険を察知し、彼女を連れて自宅に帰る。サブローがノボルを追っているらしい。ノボルは自分の身体の生化学的な研究を進めていることを説明した。ノボルはアンジェラのボディガードとしてゲンゾーをつけた。ノボルは過去を思い出す。狐使いを殺した時のこと。文禄慶長の役での朝鮮水軍の李舜臣との交流のことを。さらに戦時中の日本のことを思い出し、うなされる。
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寝返りを打ったノボルは、横にアンジェラがいて片肘をつきながら横寝になって、彼を見つめているのを見て、軽く驚いた。普通、ノボルは簡単には驚くことはない。だから、アンジェラを見てビックリしてちょっと息を止めたのは、彼にとっては大きな反応だったと言える。
「ずっと起きていたの?」
アンジェラは姿勢を変えずに頷いた。でも何も言わない。
「何か気になることでも?」 彼女がずっと起きていて、こんなに真剣に見つめるているのは、ノボルにとって奇妙と思われることだった。
アンジェラはゆっくりとまばたきし、じっとノボルの顔を見てから言葉を発した。「何が起きてるのか話してくれる?…」 そして乾いた口調で付け加えた。「…あまり困ることじゃなければだけど、ノボル殿」
「前にも言ったように、何でもないんだよ。仕事に行く準備をすべきじゃ?」
「話題を変えないで!」 と彼女は食ってかかった。「この二晩、あなたは寝ている間、うなされて、韓国語で何かつぶやいてるのよ。説明してほしいと言うのも当然だと思うけど」
ノボルは、アンジェラがこの話題を放置してくれるのを期待し、彼女を抱き寄せた。「そのことについて話すのは、まだ早すぎる」
アンジェラは不満そうに頭を左右に振った。「こういう手を使うのは避けたいと思ってたけど…」
「こういう手って?」
そう言いかけたところで、ノボルの唇から不意に喘ぎ声が漏れた。アンジェラが羽毛のような繊細な手つきで彼のペニスを愛撫し始めたからだ。指先で包皮を剥かれ、肉茎がみるみる長さを増していく。ノボルは催眠術をかけられているようにアンジェラの瞳を見つめた。
柔らかな手でしっかりと握り、しごき始める。やがて大粒の先走りの滴が溢れ始め、彼女の指を伝って流れ始めた。アンジェラは舌を伸ばし、その滴を数滴、美味しそうに舐めた後、残りの滴を使って、敏感な頭部をヌルヌルにし、ゆったりとしたペースで本格的にしごき始めた。彼女の手の甘美な動きで、ノボルのペニスはさらに先走りを出し、すぐに、彼女の指が彼の勃起を揉みしごくたびに、ぬちゃぬちゃと湿った音を立てるまでになった。
アンジェラは微笑みながら、しごき続け、さらに彼の顔にまたがった。ノボルは両手で彼女の腰を押さえた。彼の腹筋が緊張した。彼女の股間へ口をつけようと頭をもたげたからだ。
「ダメ!」 とアンジェラは鋭い声で言い、強く彼のペニスを握った。
「なぜ[Nazeh]?」 目の前、アンジェラの陰唇がシロップを湛えるのを見ながら、ノボルは喘いだ。その匂いで自然と口の中に唾液が溜まる。
「どうしても!」