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生まれ変わり2 (2) 

スタジオに入り、カウンターに行った。そこには可愛い女性がいて、退屈そうな顔をしながら雑誌をめくっていた。ブロンドの巻き毛の髪。胸は小さいが張りがあってツンと上を向いている。俺が近づくと顔を上げて、にっこり笑った。その笑顔がまた良い。眩しい笑顔だ。

「ハーイ! いらっしゃいませ」

俺も頬笑みを返した。淡い青色の目をしているが、ずいぶん大きい目をしてる。

「ハーイ! ダンスのレッスンをしたいなと思って来たの。これまでダンスを習ったことないんだけど」

「大丈夫ですよ。当店では、ほとんど毎日、夜間にビギナー用のクラスがありますから。昼間のクラスは大半、小中学生向けですけどね。どのようなダンスをお考えですか?」

「よく分からないんです。何か面白いダンスがいいかな? ここには引っ越してきたばかりで、ダンス教室に通ったら、運動をできるのに加えて、新しい友だちができるかもしれないと思ってるの」

「そうですねえ。じゃあ、こうしましよう。これから私がクラスをご案内して、お見せいたしますね。セント・メアリー校の女子生徒さんたちのクラスをお見せします。そうすれば、どんな感じか分かっていただけるかと。それに別の種類のクラスについてもご説明しますね。お昼休みで生徒さん達がいっぱい来るまで、まだ2時間ほどありますから。言い忘れていましたが、私はローラです」

「ありがとう。私はアナスタシアです」 と俺はにっこり笑って自己紹介し、背が高くしなやかそうな身体の彼女の後に続いて廊下を進んだ。もっとも俺の目は、ヨガのパンツに包まれた彼女のお尻に釘付けではあったが。

*****

「そして、最後がここ。ポール・ダンス(参考)の部屋です。このクラスのインストラクタは私なんです。よろしかったら、上級クラスのダンス・レッスンをお見せしましょうか?」

「うん、ええ、格好よさそうね」と俺は返事した。

すでにローラは俺に施設の大半を案内してくれていて、サンバ、タンゴの基礎もして見せてくれていた。それに「ブラック・スワン」のことを話題に出したら、バレエまでもして見せた。

ローラは人を気安い気持ちにさせる雰囲気があり、俺もずいぶん馴染んで居心地がよくなっていて、ふたりは急速に仲良くなっていた。ローラは俺のことを女だと思っているので、俺はそれなりの話し方で彼女と会話していたが、そんな話し方は、あの触手怪物に襲われる前だったら、あり得なかっただろう。ともあれ、ローラにはとても惹かれるところがあった。表面的にはとても純真で人懐っこい感じなのだが、その奥には何か激しいものが隠されているように俺には思えた。

「その椅子に座って見てて」 とローラは、ポールの1メートルくらい前にある椅子を指差し、それから音楽をかけて、ダンスを始めた。そのダンスに俺は目を奪われた。

ポールにつかまりながら、実に流れるように身体が動く。ひとつひとつ美しくポーズを決めては、ポールの周りを回転し、そして床に降り立った。俺のためだけに、その女性の肉体美をもっとも効果的に見せてくれた!

そんな俺の表情に彼女も気づいたのか、ちょっと悪戯っぽくはにかみながら、自信ありげに俺のほうへゆっくり近寄ってきた。そして俺の両肩に手を乗せ、俺の脚にまたがり、腰を震わせるようにして、乗っかってきたのだった。気づけば、彼女の尻頬が俺の勃起を擦ってるではないか。それまで忘れていたのだが、俺はすでに極度に興奮して、激しく勃起していたのだった。俺の秘密を知ったら、ローラはどんな反応をするだろう? 内心怖かった。

ローラは淫らっぽい笑みを浮かべていたのだが、それがみるみる驚きの顔に変わり、そして、信じられないといった顔に変わった。

彼女はサッと身体を引き、大きなテントを張っている俺の股間に目を落とした。そして、ますます目を大きくした。

「ええっ?! な、なんてこと! あなたは……。それ、ものすごく大きい! 私、そういうつもりじゃないの…。何と言うか…。ごめんなさい、アナスタシア。あなたを変人扱いするつもりはないのよ」

「いや、いいんだ。僕だって、予想してない時にこんなモノが突っついてきたら、変人扱いするだろうから」

「でも、あなたを興奮させようとしてたのはほんと。ただ、こんな大きな結果が出てくるなんて予想したなかっただけ」 とローラは笑顔になり、恥ずかしそうにうつむいた。そして、躊躇いがちに、言った。

「あの…、それ、見せてくれる?」

「うん、いいよ」 と俺は椅子から立ち上がった。そしてスカートの中に手を入れ、トランクスの端を掴み、引き下ろした。勃起がすごいので腰を振りながら引っぱらないと、突っかかってしまい、なかなか脱げない。ようやくトランクスが足元に落ち、俺は顔を上げた。ローラの目は俺の股間に釘付けだった。俺はスカートの裾をつまみ、「じゃじゃーん!」 と言いながら、捲り上げた。

ローラは、俺の大げさな行為にくすくす笑っていたが、すぐにその顔が畏敬の表情に変わった。


[2014/01/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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