レイブンの指があたしのお口を離れ、ゆっくりと降り始めた。敏感な首筋の肌をなぞっていく。彼女はあたしの前に座って、こっちを見つめていた。あたしはと言うと、どんどん興奮が高まってきていて、胸を上下に波立たせていた。
でも、この人に、あたしが興奮していることを知られちゃダメ。一番いいのは、あたしが興奮してるということがバレないようにすること。だから、彼女には目を向けず、前のステージにまっすぐ目を向けていた。
でもそれも問題だった。というのも、ステージ上のボニーがパンティを脱いでいたから。彼女のあそこが、あたしの目の前で開けっぴろげになっていて、すでに興奮している状態がいっそう高まってしまう。
レイブンの指が、首から胸元へと降りてきた。指先が、ゆるいブラウスの端に沿って降りてきて、あたしの身体から剥がそうとしてる。彼女、あたしのブラウスの中に目を落とした。露わになってるあたしの乳房を見ている。
「まあ、この人、キレイな胸をしてるのね…」 と彼女は囁いた。
レイブンは両手を伸ばして、あたしの乳房を左右とも優しく覆ってきた。手のひらで固くなってる乳首を擦った後、さらに片手をお腹の方へと降ろしてきた。
「ケイト? もっと下の方を触ってほしい? 下に行ってほしい?」 あたしの目を覗きこみながらそう言う。
返事できないわ。もし、お口を開けたら、間違った言葉を出してしまいそうで怖い。だから、あたしはじっとしたまま、両脚を固く閉じていた。
彼女の手はさらに下に降りて行って、指先があたしのシースルーのパンティに触れた。彼女の指があたしの大事な部分にこんなに近づいてる。それを感じて身体を動かせなかった。彼女、それに気づいたのか、にっこり微笑んで、またあたしをいじり始めた。
「うふふ……あなたって人を焦らすのが好きなのね。私の指をあそこに入れてほしいと思ってるくせに、こんなに身体を固くさせちゃって…」
レイブンは指を伸ばして、パンティの上からあたしのお豆を触った。ああっ、いやっ! 身体に電流が走る! 一生懸命、耐えながら、じっと座ったままでいるあたし。でも、彼女はそこを軽く擦るだけで、あたしを焦らしてた。あたしが自分をコントロールできなくなるのを待ってるんだわ。遅かれ早かれ、あたしが負けてしまうのを知ってるんだわ。そうなるのを待って、あたしの小さなお豆を撫で続けている。息が荒くなって、あっ、あっと小さく声を出していた。あたしは懇願するような表情でレイブンへ目を向けた。思わず囁いていた。
「おねがい……」
「お願いって、何を?」 とレイブンは微笑んでいた。
ダメ! あたしは、自分をコントロールしようと、意思の力を振り絞って、またステージに目を向けた。
ステージの上のボニーも、ここで何が起きてるのか分かってるみたい。すっかり裸になって、四つん這いでお尻をあたしに向けていた。
レイブンはあたしが何を見ているか気づいて、あたしの耳元に口を近づけた。
「彼女のこと好きなの? ボニーは私がセックスおもちゃにしてる人のひとりよ」 あたしのお豆を優しく撫でながら囁いてくる。ああん、あそこは欲望ですっかり膨らんでしまってるわ。
セックスおもちゃにしてる? 突然、レイブンとボニーが素っ裸でエッチしている光景が頭に浮かんだ。そしてあたしの脚が勝手にひくっと動いて、少し開いてしまった。
レイブンはそれに気づいて、また耳元に甘い声を吹きかけた。
「見てみたいの? 私、25センチのディルドで彼女を犯すのよ。何度も何度も突っ込んであげるの。そうすると、あの子、信じられないような大きな声でエッチな泣き声を上げるのよ?」
彼女に吹き込まれるイメージと目の前で身体を広げてるボニーの姿。あたしはギリギリの状態に追い込まれていった。また両膝が少し広がってしまってる。動く余裕ができたのか、彼女の指があたしの割れ目に沿って下へと降りてきた。そこはもう濡れてて、パンティの上からも割れ目が見えてしまってる。指があたしの濡れた穴に触れそうになってる……。
「そうよ、私のせっくすおもちゃが踊るのを見ながら、もっと身体を開くのよ。すっかり私に任せればいいの。あなたのあそこ、私とボニーにしか見えないから…」 とレイブンはあたしの耳をぺろりと舐めた。
ああ、もう負けそう。この戦いに勝てそうもない。あたしはまた、もう少し脚を開いていた。レイブンの指が穴の中に入ってくるのを許してしまう。
「まあ、濡れてるのね! こういうことされて嬉しいのね? さあ、片方の脚を私の膝の上に乗せて?」 とレイブンは両脚を揃えた。