そういうわけで、レオはウェイターの求人募集広告を探した。見つかったのはひとつだけ、ストリップ・クラブでの募集だった。かつてレオが常連客となっていたクラブである。それを見て、レオは、「まあ、いいか」と肩をすくめた。募集広告には別に女性でなければならないとは書いてなかった。
午後7時ごろ、レオはストリップ・クラブの店に入った。時刻的に当然だが、店は客でにぎわっていて、ステージではトップレスの女性たちが踊っていた。だがレオはダンサーたちにはほとんど目もくれなかった。
この日、レオは買ったばかりの、ショートパンツとキュートなタンクトップの姿を選んだ。ショートパンツはとても丈の短く脚を露出したものだし、ヒップのところも露出気味のものだったし、タンクトップもストラップ部分はスパゲッティのような紐で、おへそが出そうな丈のものだった。
バーカウンターに近づくと、バーテンが声をかけてきた。レオはバーテンの逞しそうな腕に、まず、目を奪われた。
「飲み物は?」
「ウェイターのアルバイトの件で来たんですが…」 とレオはおどおどと答えた。
バーテンはレオを頭のてっぺんからつま先まで一瞥し、「ちょっと待ってくれ」 と言い、奥の事務所へ引っ込んだ。2分ほどして、別の男が出てきた。ちょっと肥満気味の男で、毛深いのが特徴だった。
「ちょっとオッパイがちいせえな。くるっと回って見せてくれ」と男は言い、レオは言われた通りにした。「まあ、いけそうだな。これまで、この仕事の経験は?」
「あります」とレオは頷いた。
「じゃあ、彼女にユニフォームをやってやれ。働かせることにしよう」 と大男はバーテンに言った。
「雇ってもらえるんですか?」
「一時的にな。今夜一晩、うまくやれたら、正式に雇うことにする。…で、あんたの名前は?」
「リア…。私の名前はリアです」 とレオは答えた。
「オーケー、リア! 着替えをして、仕事についてくれ」
バーテンはリアに小さく丸められた衣装とヒール高10センチほどのハイヒールを渡した。
「更衣室は奥にある。空いてるロッカーを使っていいぞ。着替えたら、ここに戻ってくるんだ」
リアは衣類を受け取り、奥の更衣室に向かった。2ヶ月ほど前の彼だったら、そのロッカールームの光景にこの上なく興奮したことだろう。ゴージャスな女たちがほとんど全裸でいるのだから。脚にローションを塗ってる女もいれば、ストレッチング体操をしてる女や化粧をしてる女もいる。しかし、リアはその女たちにほとんど気を取られず、すぐに空いてるロッカーに向かった。
早速、着替えを始めた。まずはシャツから脱いだ。
「そのオッパイ、何とかしないとダメね」 と後ろから声がした。「知ってると思うけど、クラブで払ってくれるわよ」
振り返ると、綺麗で脚の長いブロンド女性がいた。
「私、ステファニ。でも、お客に訊かれたら、キャンディという名前だと答えてね」 と彼女は笑った。笑うのにあわせて、完璧と言えるCカップの乳房がぶるんぶるんと揺れた。「私、これからショーに出なくちゃいけないけど、何か必要なものがあったら、私に言ってくれていいわよ」
リアは頷いた。
キャンディが更衣室を出て行った後、リアはショートパンツを脱ぎ、新しいユニフォームを調べた。それは、パッド入りのブラジャー(Aカップ)とボーイ・ショーツ(
参考)で、両方ともピンク色だった。
リアは肩をすくめながら、ショーツを履いた。注意して、小さくなってるペニスを適切にしまうことも忘れなかった。それから、多少苦労したけど、ブラジャーも身につけ、ハイヒールを履いた。ヒールについては、前から履く練習をしてて、運が良かったと感謝した。
着替えを済ませ、リアはバーテンの元に戻った。バーテンはダンと言う名前だった。
「じゃあ、準備はいいな?」
リアが頷くと、「ようし、仕事開始だ」 とダンは言った。
その夜は慌ただしく過ぎた。お色気を振りまくことは、自然にできたように思え、チップもかなり良かった。何回かお尻をつねられたし、手で揉んでくる感じもあったが、概して楽しい夜だった。
リアは、仕事を終え帰ろうとすると、店長に事務室に来るよう言われた。
事務室に行くと、店長はリアにドアを閉めるように言い、言われた通りにすると、彼は続けた。
「今夜はかなり良かったか?」
リアは頷いた。
「よし。それなら、お前を雇うことにしよう」
リアはにっこりした。
「…ただ、ひとつ条件がある」 と店長は立ち上がり、ズボンのチャックを降ろした。
リアは店長が何を求めているか知っていたし、こういうこともあるだろうと予想していたところもあった。できれば、もっとイイ男だったらいいのにと思ってた。
ともあれ、リアは従順に床にひざまずき、店長のズボンの中に手を入れ、中からまあまあのサイズのペニスを引っぱりだした。以前のレオのそれより、ちょっと大きいくらいのペニスだった。
リアは、優しくそれをしごきながら、脳味噌を絞って、以前、女性にフェラをされた時、どうされた時が気持ち良かったか思い出していた。だが、実際には、リアはそんなことを考える必要はなかった。彼の本能の方が上回ったからである。
リアは先端を舐め、生れて初めてのおちんちんを味わった。それから、睾丸へと舌を這わせ、そこから焦らすように肉茎にキスをしつつ、先端に戻った。
そうして、ようやく亀頭を口に含み、そこを舌で撫でまわし、また口から出すサイクルを開始した。その間も片手で睾丸を優しくいじり続け、もう一方の手を自分の胸に持っていき、固くなった乳首をいじった。
やがて店長は片手をリアの頭に添え、全長を口に入れるまでぐいっと引き寄せた。頭を上下に振る動作が始まった。それは、店長がリアの口に精を放つまで続いた。塩辛い味がしたけど、リアにとって不快な味ではなかった。リアは口に放たれたものを、しっかりと飲み下した。
店長はズボンのチャックを上げながら、床にひざまずいたままのリアに「じゃあ、また明日」と言った。
リアは、これで今夜の仕事は済んだのだと分かった。
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