その後、ジルはアモスがビルの耳元に口を寄せ、また何か囁くのを見た。ビルは一瞬ビクッとし、頭をかすかに左右に振るのを見た。すると、アモスがまた怒鳴った。
「奥さんに言うんだ! さもないと、お前の首を引き裂くぞ、坊主!」
ビルはぶるぶると震えだした。そして、たどたどしく言うのだった。
「降ろしてくれ……………し、下着を、降ろして。この人たちのために! 見せてあげてくれ……… き、き、君の……君の………下の毛を!」
アモスが声を大きくして笑った。
「おお、それでいいんだよ。…トビー………………お前、このめんこい先生の脚の間に生えてるものを見れるぞ! その後で、お前の馬ちんぽを先生の柔らかい穴に突っ込めるんだぞ。そして、先生の可愛いお腹に赤ん坊を仕込んでやれるんだ!………… ほら、先生よぉ、あんた、旦那の言ったこと聞いただろ…………そのパンツを脱いで、わしらにあんたの毛むくじゃらのおまんこを見せるんだ!」
恐怖のあまりしくしく泣きながら、ジルは両手の親指をレースの白パンティの腰ゴムにかけた。そして、ゆっくりと押し下げた。薄いシルクの生地が、キュッと引き締まった腰に沿って降りて行き、いやらしそうな目の親子の前、ツルツルの白肌のお尻と下腹部を見せつつ、やがて金色に輝く縮れ毛が露わになった。
股間を過ぎたところで、ジルは手を離した。薄い生地がスルスルと彼女の太腿、そしてふくらはぎに沿って落ちて行き、やがてハイヒールの元へと落ちた。身体の震えが止まらない。今や身につけている者と言えばハイヒールだけの姿になっていた。品性の劣った中年男と、その知恵遅れの息子に、美しい裸体を見せて立っている。
「おおっ! トビー、こんなに綺麗なもん、見たことあるか? ほら、いいか、トビー…………、このめんこい先生が、これから、お前にABCの意味を教えてくれるようだぞ!」
アモスはそう言い、ジルを見た。ジルはどういう意味なのかと、戸惑った顔をした。
「先生よお、わしの息子にABCの意味を教えてくれるんだろ? えぇ?」 アモスは、ジルもジルの夫も、意味が分からないでいるのを知っていた。「あのな………ABCというのは、『ちんぽ舐め舐めのすべて』(All 'Bout Cocksucking)ってことだ!」
ジルはトビーに目をやった。トビーは肉棒を握って上下にしごいている。信じられないほど長く、太い肉棒で、先端からとろとろと先走りが漏れていた。思わず目が釘付けになってしまう。ジルは、それからビルの方に目をやった。ビルもトビーの股間を見つめていた。そしてジルとビルは視線を合わせ、しっかり見つめあった。その瞬間、ふたりとも、ジルが何を求められているのか悟ったのだった。
ジルは嫌らしい目つきで見ている中年男を見上げ、嘆願した。
「お願いです ……………、お願いだから ……………。そんなこと、できっこない! いや ……………、ダメ ……………、夫の前でそんなことは!」
「何が問題なんだ、先生? 旦那の前で、わしの息子のちんぽをしゃぶりたくねえのか?」 とアモスは笑った。
愛らしい美女が色っぽく鼻をすすり、頭を振り、涙が頬を伝い流れるのを見ながら、アモスはさらに詮索した。
「ひょっとして、先生、旦那のちんぽをしゃぶったことねえのか?」
ジルが美しいブロンドの髪を振り、「いいえ」と言葉の代わりに返事するのを見て、アモスはニヤニヤ笑った。
「あんた、まだちんぽの味を知らないのか………ほんとか?」
今度はジルは啜り泣きを始めた。顔をピンク色に染めている。
「おいおい、可愛い先生よぉ! 床にひざまずけ! …………… トビーにABCの意味を教えるんだ!」 アモスは強い調子で命令した。
ジルが諦め、よろけるようにして、床にひざまずいた。それを見てアモスはさらに命令した。
「そら、手を伸ばして、息子のちんぽを握るんだよ、アンダーソン先生! お前さんの可愛い手を両手とも使って、息子のちんぽを握って、しごいてやるんだ!」
だがジルは、それ以上、彼の命令には従おうとしなかった。その様子を見て、アモスはビルの耳元に囁きかけた。
「おい、あんたの可愛い奥さんに、ちんぽの吸い方を教えてやれよ!」
確かに、あの忌まわしい出来事の時、あの用務員に口唇奉仕をさせられた。口でしたのはあれが生まれて初めてだった。そして、あの時も今と似たようなやり方で奉仕を強制させられたけれど、でも、今の状況とはまったく違うのは確かだった。今は、汚らわしい行為に身を落とすところを愛する夫に見られてしまうのだから。
目の前でぶらぶら揺れている長くて太い黒ペニス。これを握るところも、ましてや口に含むところなど、ビルには絶対に見られたくない。
「おらおら、早く言うんだ!」
アモスがビルの耳元で大声で怒鳴った。ビルはアモスの突然の態度の変化にビクッと身体を震わせた。
そして、それまで喉に当てられていたナイフが、突然、首から離れ、彼の脚の間へと突き降ろされた。ビルは震えながら股間を見た。ナイフの鋭い刃先が、椅子に突き刺さっているのを見て、全身に一気に冷たい汗が噴き出した。ナイフは彼の股間から3センチも離れていなかった。
「おらおら、奥さんに言うんだよ! この次は、そう運がいいとは言えねえぞ」
ビルは恐怖に呼吸が乱れていた。ほとんど泣きそうな声で言った。
「ああ………、ジル………お願いだ、………頼むよ! それにキスするんだ………、唇をつけて………………ああ、何てことだ………唇を使って……し、舌も………舌も使って! それから………吸うんだ………………お願いだ、本当に………。く、口の………口の中に入れてやってくれ! 頼む………………お願いだ………この人に切られてしまう!」