「よろしい。今度は床に横寝になりなさい!」
ベンは体を倒し、横寝になった。あまり素早くはなかった。でも、このときは、彼女は鞭を振るわなかった。マリアは彼の隣に膝をつき、口の前に指を差し出した。
「吸いなさい!」
ベンは顔を前に突き出し、マリアの指を口に入れ、吸い始めた。マリアはくすくす笑った。
「やめろと言うまで続けるのよ」
ベンは吸い続けた。まるで赤ちゃんがするように、ちゅうちゅうと音を立てて吸い続けた。ようやくマリアは、彼にやめるように言い、立ち上がり、彼を見下ろした。私には、指を1本、口の前に当てて見せ、静かにしているように指示した。そして部屋から出て行った。
彼女はすぐに戻ってきた。でも男の人と一緒に! その人も、素っ裸で、手錠を嵌められ、目隠しされていた。ベンと同じ。
彼女は、もう一度、私に静かにしているよう身振りで指示した。私は、何か言おうとしたのだが、彼女はすぐにあのとても怖い顔で私を睨みつけたのだった。マリアは、その男の人の首輪につながっている鎖を引っ張って、私たちの前に連れてきた。
若そうな男性だった。多分、20歳になったばかり。がっちりした体格をしていた。黒い髪で、ハンサムそうな顔をしていた。もちろん、目のところは見えなかったけれど。
マリアが彼の耳元に何か囁くと、彼は床に横たわった。マリアに姿勢を導かれるようにして、横寝になる。ベンと向き合う形だが、頭の位置は正反対だった。
マリアはその男の人をちょっと押した。彼のペニスがベンの顔のまん前にくる! 彼女は、男のペニスを握り、しごき始めた。
私はじっと見つめているだけだった。次に何が起きるか、すでにはっきりしていた。こんなこと、まったく私の想像を超えたこと。これは一体、何の遊びなの?
マリアは男を勃起させた。そして、ベンの口のすぐ前に持っていく。
「ベン! 口を開けなさい!」
ベンは言う通りにした。
「吸いなさい!」
ベンは顔を前に出し、そのペニスを口に咥えた。1秒も吸わなかったと思う。彼は、口を大きく開き、何か言おうとした。
マリアの鞭が飛んだ。
「私は、吸いなさいと言ったはずよ、この、下衆!」
再び、鞭。さらにもう一回。
ベンは男のペニスを再び咥えた。
「アハハハハ! これで、服従するということがどういうことか分かったでしょう」
マリアは男の頭を押して、ベンのペニスを咥えさせた。2人は、シックスナインの体型で互いに吸い合いながら横になっていた。
カメラのシャッターの音。マリアは、2人の姿を次々にカメラに収めた。2人はただ吸い合うだけだった。
その後、マリアは私の隣に腰を降ろした。
「あなた、どんなことでも言うことを聞く奴隷が欲しかったのよね? どんなことでも。そうでしょ?」
私は、ただ呆然と座って見ているだけだった。マリアは、くすくす笑い続けていた。ベンたち2人はただ、吸い続けていた。やがて、男が射精した。
「そのまま続けなさい」
マリアの指示が轟く。男の射精後も、2人は横になったまま吸い続けた。そして、ベンも射精した。それを見て、私はショックを受けた。
「彼、たった今、あなたに浮気しちゃったわね」
マリアが私の耳元に囁き、くくくと堪え笑いをした。