「うーん……!」
アーチーは亀頭の敏感な部分を舌先でねぶられ、快感の唸り声をあげた。思わずいってしまいそうになる。ケリーの長い絹髪をつかみ、全身の筋肉を緊張させて何とか射精を堪えた。いま、この場で出してしまうわけにはいかない。
アーチーは、ケリーの夫を見おろし、言った。
「おい、相棒 …………危なかったぜ …………………… おめえの嫁さん、たいした舌使いの才能の持ち主じゃねえか! ……………… 危うく出しちまいそうになったぜ!」
その間もケリーの舌がアーチーの亀頭をこすり続けていた。その甘美な快感に、アーチーはまたも唸り声を上げた。
「ううう ………………… おおお ……………… いいぜ ……………… すげえ、いい!」
次第に刺激に慣れてきたのか、アーチーは、いったん射精の危機を乗り越えた後は、いつもの調子に戻り、ケリーのピンク色の唇の間にゆっくりと出し入れを始めた。出し入れを繰り返しながら、少しずつ、口の中へと侵入していく。
ブライアンは、ケリーの口元に眼を釘づけにされていた。愛する妻のよだれを湛えた唇。その唇の間にゆっくりと姿を消していく巨大な黒い肉棒。1センチ、1センチと中に入っていく。
ああ、なんと ………………… あんな長い部分、どこに入っていったのだ? 全長の半分以上がケリーの口の中に入っているのを見て、ブライアンは自問した。だが、その解答は明白だった。ケリーの首が不自然に膨らんでいるのである。その時、ブライアンは自分の脚の間に刺さるナイフに眼を落とさざるをえなかった。今や激しく勃起していて、ナイフがズボンを切り裂かんばかりになっていたからである。
何分かの後、乱入者のペニスは根元まで姿を消していた。ブライアンは、ケリーが酸素不足で白目を剥いているのを見た。呼吸ができずにいる。涙をぼろぼろ流し、よだれも垂れ流しながら、必死に両手で男の腰を押し返そうとする。
ケリーの苦境を察し、男は腰を引き始めた。ケリーの最大に広がった唇の間から、再び長大な黒棒が姿を現してくる。膨らんだ亀頭部分だけが口内に留まる段階になり、愛しき妻はようやく再び空気を吸い込み、それを見てブライアンはほっと安心した。
ケリーは何も考えられなくなっていた。再び呼吸ができるようになったこと、そのありがたさしか頭の中にない。口の中がベトベトした感じがしていた。この太いペニスが吐き出したものによるのだろう。
だが、安心したのもつかの間だった。巨大なペニスは、今度は、出し入れの動きを始めたからである。にゅるりと侵入しては喉奥を突き、そして同じようににゅるりと出ていく。時々、喉の奥まで侵入してくる。やがて、ケリーは頭上で男がハアハアと息を荒げ始めるのを聞いた。髪の毛をつかむ手にも力が入っていた。そしてようやくケリーにも分かったのだった。ああ、なんてこと …………… ひどい ……………… この人、あれを出そうとしている ………………… 私の ……………… 私の口の中に!
泣きぬれる花嫁の口に出し入れを続けつつも、アーチーはできるだけ長く持続しようと踏ん張っていた。この極上の快楽を長続きさせたいからだ。
「いいぜ ………………… ふむ、ふむ、ふむ ……………… おお、いいッ ……………… すげえ、感じる!」
腰の動きをスピードアップしながら、アーチーは唸った。
「おい、相棒 ………………… おめえにカネを節約させてやろうな ……………… この女に、外に出てランチを食わなくても済むようにさせてやるからよ! うおぉぉ …………………… い、いいぜ …………………… おめえの代わりに、俺がこの女に飯を食わせてやる ………… ほっかほっかの熱い飯だ …………………… 俺の煮えたぎったタマから直に出してやるぞ! うおぉぉぉッ …………………………… ああぁぁぁぁッ!」
アーチーは雄叫びを上げ、ケリーに熱いスープランチを飲ませ始めた。
ブライアンのペニスは、ズボンの中、今にも爆発しそうになっていた。だが、脚の間の鋭いナイフの刃があるせいか、爆発までには至らない。
男は、太い黒棒をケリーの口内に半分ほど入れたまま、ブルブルとからだを震わせていた。ブライアンの目にも、愛する妻がたっぷりと食物を与えられているのが明らかだった。信じられないほど長い射精が続いた。幾度となく、ケリーは口内に溜まったものを飲み下していた。極太で口を塞がれているため、そうせざるを得ないのである。皺くちゃの淫嚢の中、ふたつの巨大な睾丸が収縮を繰り返し、熱い白子を絞りだしている。いったいその量はどれほどなのか、ブライアンには想像がつかなかった。
さんざん濃密な体液を嚥下させられ、ケリーは完全に朦朧状態になっていた。ようやく彼女の唇から太棒が抜け出、ケリーはやっと深呼吸することができ、苦行が終わったことに安心した。
だが、呼吸を繰り返しているときだった。突然、腹部がざわめき始め、ケリーは思わず前のめりになって身を丸くした。胆汁液が混じった粘っこい精液が胃袋から戻され、食道をさかのぼってくる。それを防ぐこともままならず、ついさっき飲みこまされた熱い白濁が喉奥に戻ってきて、彼女の唇からドボドボと溢れ出てきて、あごを伝った。
ケリーはカーペット敷きの床に突っ伏し、四つん這いになった。そして汚らしいネバネバを吐き出す。胃袋が痙攣し、収縮を繰り返すのを感じた。最初に溢れ出たものを吐き出しても、すぐにまた口の中がドロドロでいっぱいになり、吐き気が収まらない。
ケリーは激しい吐き気に襲われていたため気づかなかった。四つん這いのままの彼女のブラジャーのホックが外され、緩くなっていたのである。さらに肩のストラップもナイフで切られ、ブラは外され、横に投げ捨てられた。さらに、薄地の白いレース・パンティも両サイドを切られ、ティッシュのように丸め、放り投げられたのだった。
ケリーは激しい嘔吐のせいで、からだからはすっかり力が抜けていた。気がつくと、からだを持ち上げられ、立たされていた。そして、そばのキングサイズのベッドへと連れていかれる。
夫の前で行った汚らわしい行為のため、彼女の神経は完全に麻痺し、いまは心はすっかり虚ろになっていた。ベッドに仰向けに寝かされ、ただ天井を見つめるだけ。夫と邪悪な男のふたりが、彼女のセクシーなヌードに眼を釘づけにしていることすら気づいていない。いまケリーは白いハイヒールだけを身につけた生れたままの姿。成熟した美しい裸体を晒していた。
だがブライアンは彼女の美しい裸体をいつまでも見つめていることはできなかった。男が服を脱ぎ始めるのを見たからだ。