啜り泣く美女にのしかかり、腰を小刻みに動かしながら、アーチーは徐々に挿入を深めていった。突くたびに声をあげ、苦痛に顔を歪めるのが彼の嗜虐心をそそる。
やがてアーチーは小刻みに突く動きをとめた。そして、後ろを振り返って、ブライアンを煽り始めた。
「おい、坊ちゃん! 根元まで全部入れたぜ! ああ、ちゃんと穴を広げてやったぜ! 今度、おめえのちっこいのを入れても、何も感じねえだろうな! ぐへへへ ………………… そうだ、忘れるところだったぜ ………………… 結婚、おめでとう! これから、おめえたちに最高の結婚祝いをやることにするぜ! ああ ………… 俺からの結婚プレゼント、気に入ると思うぜ! おめえの手で抱っこしてやれるしな ……………… 9か月もすれば!」
ケリーは頭を左右に振り、イヤイヤをしながら、必死にからだをくねらせ、強姦者の下から這い出ようともがいていた。そしてアーチーの言葉を聞き、恐怖に震えた。この悪魔のような男に孕まされる!
さらに痛みも激しかった。これほどの苦痛をこれまでの人生で味わったことがなかった。ブライアンに処女を捧げた時よりも激しい痛み。からだが引き裂かれるような苦痛。
ケリーは両足のかかとでベッドを突いて、身体を這いあがらせ、この強姦者の男性自身から抜け出ようとした。だが、そんな彼女の試みも無駄に終わる。ケリーがちょっとでも擦り上がろうとするたび、強姦者は逃れようとしてもムダだと教え込んでるように、彼女の尻頬をムンズと掴み、からだごとぐいっと引き戻し、それと同時にさらに強く突き返してくるのだった。
やがて強姦者の抜き差しは、ペニスの全長を使った、長いストロークに変わり、その抽迭のスピードも徐々に速まってきた。ケリーはからだの中の太いペニスが、さらに太くなってきてるのを感じた。自分にのしかかり、ハアハア息を荒げながら動き続ける男の様子も切羽詰まった感じになってきている。ケリーは観念せざるを得ないと感じていた。この男が私の子宮に注ぎ込もうとしている邪悪な精子から逃れることはできないと。
いやッ …………… いや、いやッ ……………… この人、私を孕まそうとしている!
ケリーは、今の時期が最悪の時期だと知っていた。まさに排卵した時期のはず。ケリーは、啜り泣くことしかできなかった。式の後の昨夜も、ブライアンには確実にコンドームを使わせたケリーである。この新婚旅行でもコンドームを1箱、しっかり荷物に入れておくよう彼に注意したほどだった。
ちょうどその時、ケリーは左右の尻頬をがっちりと掴まれるのを感じた。下半身が動かぬよう固定され、それと同時に強く突き入れられた。根元まで埋め込まれ、そのままの位置を保たれる。体内に埋め込まれたペニスがヒクヒクと痙攣し、さらに大きく膨れ上がっている。と同時に男のからだがぶるぶると震えだした。うおおっと動物のような唸り声を上げ始めている!
「ああ、だ、だめえぇぇぇぇぇ ……………………… い、イヤぁぁぁぁぁッ!」
ケリーは、膣内の肉茎がぐいっと力強く反り返り、次の瞬間、熱い体液が子宮の中に撃ち込まれるのを感じた。あああぁぁと声を上げるケリーの頬を幾筋も涙が伝い流れた。とうとう、中に出されてしまった。おそらく強力な生命力をもつ精子が私の子宮内を泳ぎ回っている……
今、この男に子種を出されてしまったの。ごめんなさい。多分、妊娠してしまうかもしれないわ……。
ケリーは夫に、申し訳ないという気持ちを伝えたいと思い、縛られたままのブライアンを見やった。だが、ブライアンの姿を見て、ケリーは目を大きく広げたのだった。椅子の座席の中央、ブライアンのペニスが直立し、その先端からピュッ、ピュッと白濁が噴水のように間欠的に噴射し始めたからである。
その間も黒肌の強姦者のペニスはケリーの体内に噴射を繰り返していた。子宮の内壁のすべてに白濁を塗りつけ、子宮内をあますところなく満たしていく。その噴射に合わせてるかのように、一生添い遂げる約束を交わした夫が、宙に白濁を吹きあげている。
強姦者は、長時間に渡る射精を終えると、そのまま、がっくりとケリーの小さなからだの上に崩れた。重いからだで彼女を押しつぶすことになっても、何の気にも留めていない。その肉棒からは徐々に固さが抜けてきていたが、それを引き抜くこともせず、埋め込んだままだ。恐ろしい子種液を彼女の中にとどめるための栓として使っているようにすら思える。
今この時にも、この強姦者が放った精子が子宮内を泳ぎ回っている。それを感じ、ケリーは必死に覆いかぶさる重い肉体を押しのけようとした。今すぐバスルームに行って邪悪な粘液を洗い流せば、まだ間に合うかもしれない。そう思い、必死に、気が狂ったようにからだをくねらせ、男の分身を捻りだし、それから逃れるため、左右の太腿に力を入れ、脚を閉じようと頑張った。
この男の分身をからだから引き抜くことさえできれば、少なくともあそこから汚らわしい体液を流し出すことができるかもしれない。そう思い、ケリーは再び太腿に力を入れ、踏ん張った。確かに、何センチか外に押し出た感じがした。だが、もう一度それをすると、恐ろしいことに、男の分身が反応し、再びヒクヒク言いだすのだった。とは言え、何とか男から逃れたいの一心で、ケリーは再び太腿の筋肉を収縮させた。だが、その結果はと言うと、男の分身は息を吹き返し、ヒクヒクいいながら、再び膨張し始めたのであった。
強姦者のペニスから逃れようとしてやったことが、正反対の効果を引き起こしてしまった。それを悟り、ケリーは啜り泣いた。男を追い出す代わりに、筋肉を収縮させたために、冬眠していた男根を眠りから起こし、息を吹き返させてしまったのだ。
さらに恐ろしいことに、生き返った男がからだを少し起こし、抜け出る代わりに、再び、出し入れの動きを開始している。ブライアンの場合は、一度、射精した後はすぐに抜け出ていたので、ケリーにはこんなパワーの持ち主を知らなかったのだった。それを知らなかったことに加えて、ケリー自身が、パワフルな男を生き返らせるパワーを持っていたことに気づいた瞬間でもあった。