「胸を晒した状態で、しかも屋外で、夫でない男と一緒にいることでワクワクしたのか?」 と俺は優しく彼女の耳にキスをした。
「ええ、そう。あなたのお兄さんはふざけまじりに私の胸に水をかけたわ。そよ風は暖かかったけど、海水は冷たくて、乳首がみるみる固く、大きくなっていった。こんなに大きくなったことがなかったほど。お兄さんは私を抱き寄せ、口に強くキスをしたわ。彼の暖かな胸板が、冷たくなった裸の乳房にあたって気持ち良かった。彼は私を抱きながら、背中にまわした両手をじわじわと下へ降ろしていったの」
そう語るミセス・グラフの胸に視線を落とすと、乳首がブラとシャツの中、ツンと立っているのが見えた。
「胸にキスしてほしいと思ったか?」 と内腿を揉みながら訊いた。
「ええ。彼の両手がお尻の頬肉まで降りたのを感じ、彼から離れたわ。後ろに手を回して彼の手首を掴んで、お尻から両脇へと戻らせた。その時点では、すでに私はからだに火がついた状態で、もうやめたいと思っても、自分を止めることができなかったと思う。彼の両手を水の中から出して、私のお腹へ導きながら、からだが勝手に震えだすのを感じた。その彼の手が滑るように這い上がって、私の裸の胸に触れた時、思わず、喘ぎ声をあげてしまったの」
ミセス・グラフはレストランの中を見回し、誰も聞いてないのを確かめながら、小さな声でそう語った。
「それから兄はどうした?」 俺は彼女の内腿の柔らかい肌を軽くつねって訊いた。
「彼は両手を私の胸にあてたまま、しばらくじっとしていたわ。乳首は信じられないほど固くなっていたし、呼吸も乱れ切っていた。あの時のエロティックな雰囲気は、生涯に一度あるかないかのものだったと思う。打ち寄せる波の砕ける音。暖かなそよ風。そして満月に照らされた私たちのからだ。幻想的なほどエロティックだった。そして、彼は私の胸を軽く揉み始めたの。彼の指に私の固くなった乳首が見つかってしまい、とても優しくつままれた。とても優しい愛撫だったけど、電流がからだ全体に駆け巡った感じで、その強烈さに、思わず叫び声をあげていた。そして、彼が私の胸へと顔を下げるのに合わせて、私も頭を後ろに倒して、胸を突き出したの」
彼女はそう言って、俺の隣にさらに近づいた。
「それでお前はイッタのか?」 と、わざと親指で彼女の股間を擦り上げた。
「いいえ」 と頭を振りながら小さな声で答えた。「それに近かったけれど」
「お兄さんは片手で私を支えながら、私を後ろに傾けさせた。頭の後ろが海面に触れるほど。そして、彼は私の乳房をむさぼり始めたの。彼の熱い唇が私の乳房のあらゆる神経に触れるような感じだった。私は大きな声で喘ぎ続けたわ。冷えた肌に彼の熱い唇がとても気持ち良かった。上下の唇に乳首を挟まれ擦られた時、快感の叫び声をあげていたわ」
俺は手を彼女の太腿の付け根に当てていたが、その俺の手の上に彼女が手を乗せるのを感じた。