あまりに強烈なオーガズムだったのか、クリスティは失神してしまった。意識をなくしぐったりとしたクリスティのからだからゆっくりと男の黒肉が出てくる。射精を終えた後でも、今なお長大だった。その先端から垂れる白い紐状の体液を見て、ジョンはぶるぶる震えた。
男はクリスティから離れると、最初に、ドレッサーのところに行き引き出しを開け、その後、クローゼットに近づいてきた。ジョンはうつむいたが、男がクローゼットのドアを開け、中の照明をつけるのに合わせて、顔をあげた。男はくすくす笑い、言った。
「おお、お前、美人の婚約者がレイプされるのを見て楽しんでたようだな、へへっ! 黒いデカマラに犯されるのを見てよお!」
そして、その邪悪な男は小型ビデオカメラを彼に向けた。その時になってジョンは、この男がレイプ・シーンを最初から最後まで録画していたのに気づいた。そして今、この男は椅子に縛り付けられている自分を撮影している。最悪なのは、カメラが下方にパンしたことだった。今は萎えてだらりと垂れ下がったペニスと、太ももやズボンにかかったスペルマを撮っているのだ。
そのビデオを見ればすべてが分かるだろうが、男は、さらに言葉でジョンを煽り、ジョンはそれを聞いて、ただうなだれるほか何もできなかった。
「いやあ、美味かったぜ。ああいう女を、俺は、『極上美肉日本料理』と呼んでるんだ! へっ、へっ、へっ! お、おい! お前! 俺がお前のオンナを強姦するのを見て、結構、発射したみてぇじゃねえか! うひゃあー、こんなに汚しちまってよ! お前が我慢できなくなって漏らしたのは、あん時か? 俺があの女のキツイ割れ目ん中にたんまり注ぎ込むのを見たときだろっ? ええっ?」
クリスティは完全に意識を失い、淫らに股間を晒したまま横たわっていた。男はクローゼットを離れ、持っているカメラでクリスティのからだと顔を舐めるように撮影し始めた。そして充分に撮影した後、カメラをベッド脇のナイトスタンドに置き、クリスティの猿轡を解いた。
これで終わりだろうとジョンは思ったが、それは間違いだった。男は、まだ半立ちのままのペニスを握り、クリスティの美しい顔の上にまたがったのだった。黒蛇の頭を彼女の顔に当て、腰を左右に振り始めたのである。それを見てジョンはまた震え始めた。
男は一通りペニスの先端でクリスティの顔面を撫でまわした後、ペニスを握りしめ、しごき始めた。明らかに彼女の顔面にぶっかけようとしてる。激しくしごき続けた後、とうとう、その瞬間が訪れ、ジョンはぶるぶる震えながら、固唾を飲んだ。
いったいこの男はどれだけ精液を分泌できるのか、重たそうな白い粘液の紐が何発も撃ち出され、クリスティの美しい顔に線を描き、それが溶け出して顔面を覆っていく。それを見て、ジョンは再び自分の太腿とズボンに白糊を噴出したのだった。
やがて男の射精は終わり、用が済んだと言わんばかりに、服を着始めた。ジョンは、ようやくこれでクリスティの苦難が終わるのだろうと、安堵の溜息をついた。
だが、着替えた後、強姦魔が再びクローゼットに来て、ナイフを取り出し、鋭い刃をちらつかせるのを見て、ジョンは、これで殺されるのだろうと思い、恐怖にぶるぶる震えた。しかし、男の言葉を聞いて、安心する。
「心配するなって、お坊ちゃん …………… ロープを切ってやるだけだ。じゃねえと、お前、動けねえだろ?」
男はロープを切る前に、ジョンの後ろに手を伸ばし、そこから別のビデオカメラを取り出した。
「こっちのカメラはずっと最初から回しっぱなしだったんだぜ? お前がクローゼットの隙間から覗き見して、俺がお前のオンナをヤッテるのを見てお前が楽しんでいたところを全部、収めてあるんだ! こいつをばら撒かれたくなかったら、何もするなってこった! いいな!」
男が去り、ジョンが拘束から逃れた後も、クリスティは気を失ったままベッドに横たわっていた。
ジョンは立ち上がり、どうしたらよいかと考えた後、クローゼットを出て、クリスティを起こさぬように静かにバスルームへと向かった。幸い、引越しのためジョンの衣類も持ち込んでいたので、普通に職場に着ていく服に着替えることができた。
「そうだ ………………… それがいい ………………… そうしよう ………………… たった今、仕事の面談から戻ってきたということにするんだ。そうして、こんなふうになってるクリスティを発見したと!」
着替えた後、静かにクローゼットに戻り、床からロープを拾い、椅子を元の場所に戻した。それからベッドに行き、クリスティを拘束しているロープをベッドの支柱から解いた。
もし彼女が目を覚ましたら、自分は気が動転してるように演技し、「たった今、来たところなんだ」と告げ、クリスティに、「大丈夫か? 何が起きたんだ?」と訊くことにしよう。
ロープはベッドの支柱からは解いたが、まだ彼女の両手首、両足首には結ばれたままだった。ジョンは彼女の細い脚に目を落とした。太腿には男が出したスライム状の粘液がべっとりとついていて、キラキラと輝いていた。