ジョンは射精を終え、がっくりとクリスティのからだの上に崩れ落ちた。柔らかいからだに覆いかぶさる。彼のペニスは、いまだ、彼女のドロドロの蜜壺の中、ヒクヒクうごめいていたが、徐々に縮小し始めていた。ジョンは、自分の放った精子が強力であるようにと願った。量的には敵わなくても、精子ひとつひとつが強かったら、対抗できるかもしれないと。ジョンは、あの黒人が彼女の子宮に注ぎ込んだ大量の精液に比べたら、自分の放った精液など、ぽたぽた滴らせた程度であり、目薬の容器すらいっぱいにできないだろうと知っていた。クローゼットの中で2発も無駄遣いしていたので、この時点ではすでに空撃ち状態に近かったのである。
ジョン自身は充分に満足できるセックスであったが、クリスティにはそうではないことは彼も気づいていた。
ああ、あの男にヤラれている間、クリスティは、淫らな声をあげ続け、からだをぶるぶる震わせていたし、最後には失神するほど強烈なオーガズムを感じたと言うのに! なのに、今、僕とやっても全然、感じていないようだ!
さらにジョンは絶頂を迎えた瞬間のことも思い出した。自分が射精を始めた、あの瞬間、クリスティの方は、なおも腰を突き上げ続けていたのだったと。それに、あの時、彼女が溜息を漏らしたことも思い出した。決して満足しての溜息ではなかった。失望の溜息だった。早すぎた射精に対する不満。あの男のように魂が粉々になるオーガズムまで持ちこたえられなかったことに対する不満。
ジョンはクリスティの柔らかな唇にキスをしながら、どうしてもっと前にキスしなかったのだろうと残念に思った。ドロドロをぶっかけられた彼女の美しい顔をタオルで拭う前にキスしてたら良かったのにと。
「この次は、きっと、そうしよう ………………… 新婚旅行から帰った後に!」と彼は思った。
ジョンはキスを終えた後も、クリスティに覆いかぶさったまま、目を閉じて、最高のセックスの余韻を味わった。彼女の熱く煮えたぎった肉穴の中、彼のペニスは幾度となくヒクヒク痙攣し続けた。
……僕はクリスティの飲み物にあいつがよこす薬物を入れることになっている。それを飲むと、クリスティは一晩中、意識をなくすらしい …………… だとすると、その際に、ずっと長年、思いづつけてきた夢をかなえることができるかもしれない ……………… 試してみる勇気がなくてできなかったこと …………………… 彼女の美しい顔に僕もブッカケができるかも!
ジョンの心は早くも新婚旅行から戻った後のことを思い描いていた。自分が何をするか、あの黒人がクローゼットの中で言ったことを思い描いていた。
「この次に俺が来た時には、お前にも手伝ってもらうからな ………………… お前には、名誉ある仕事をさせてやるぜ。お前の可愛い奥さんに俺が突っ込む時、お前は奥さんの両足首を握って、ちゃんと脚を開かせておくんだ。俺のデカまらが奥さんのまんこに入って行くところをじっくり近くから見せてやろう。精子を放って妊娠させるところまでじっくりとな ……………………… まあ、それも今回ので妊娠していなかったらの話しだが!」
ジョンは、スイスへの新婚旅行から帰った後に待ち構えてい出来事に対して、確かに、興奮はしていたが、同時に、恐怖もあった。その恐怖は、自分の妻に薬物を盛り、意識をなくさせるよう無理強いされるということでもなければ、男がレイプできるよう、妻の足首を押さえ、脚を開かすよう、無理強いされるということでもなかった。
ジョンが恐れていたことは、あの男が家を去る前に最後に残した言葉だった。
「まあ、俺がまた来る頃には、お前の可愛い奥さんの割れ目も元通りきつくなってるだろうな。また、しっかりユルユルにしてやらなきゃいけねえ! それに、奥さんの方は気を失ってるわけだから、湿り気もたんねえだろう。俺の方もちんぽに湿り気をつけて、ヌルヌルにしておかねえと、上手く入れられねえかもしれねえ ………………………… だからよ、ジョニーお坊ちゃんよ! まずは、お前が床にひざまずいて、仕事をしてもらうぜ!」
ああ何てことだ …………… 屈辱的すぎる! 僕が床にひざまずく? ……………… あの男のペニスを口に入れて、硬く勃起させ、濡らすために? そうやってから、僕がクリスティの脚を広げて、あいつが挿入できるようにしてやる?……
ジョンは想像してぶるぶる震えた。
……でも、そうしたら、今度は近くから見ることができるなあ …………………… あの男が太い怪物ペニスをクリスティの狭い割れ目にどんなふうに入れていくのか、間近から見ることができるなあ!
そう思うジョンだった。
おわり