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親友 (12:終) 

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その日から、事態が変わった。3人が一緒に寝ることが多くなった。普通のボイと女性の関係と同じく、ジェニーとマークがセックスすることはなくなった。ジェニーもマークもテレンスをまじえて行為する。どちらも単独でテレンスとセックスすることはなかった。この家では、セックスと言えば、3人で行う行為となっていた。

時が過ぎ、マークはますますモデルとして人気を博すようになっていた。(まだ)スーパーモデルとはなっていなかったが、それに近い存在となっており、スーパーモデルと言えるかどうかなど、ほとんど気にならない状態になっていた。

初めての3Pをしてから1年後、マークとジェニーの婚姻関係は無効であると宣言された。これは政府による措置である。驚愕すべき数の離婚訴訟が裁判所に持ち込まれたことから、緊急的に(しかし必要なこととして)政府が宣言したのである。アメリカ政府は、ボイと女性からなるカップルは婚姻関係にあってはならないが、法の下では婚姻関係にあるカップルと同じ権利を有するものとすると宣言した。

婚姻関係の拘束が解かれるとすぐに、ジェニーは家から離れがちになった。元々、彼女は相手を他と共有するのを好むタイプではなかったのである。ジェニーがすっかり家から離れるようになると、それに比例して、テレンスとマークの仲は親密になっていった。マークとテレンスは、彼女が家を出たことをひどく悲しんだ。彼女は、彼らの生活で大きな部分を占めていたのだから。だが、ふたりとも彼女を責めることはなかった。ジェニーも自分だけの男を必要としていたのだ。

2年後、テレンスはプロポーズし、マークは受諾した。その6か月後、マークは教会の入場口に立っていた。音楽と共に式場の扉が開いた。

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妻。マークは自分が妻になるとは思ってもみなかった。どんな突飛な想像をしても、これだけは想像したことがなかった。彼は新婚旅行で空港に向かうリムジンの中、隣に座る夫の顔をちらりと見た。

式は問題なく終わった。ジェニーは花嫁の付き添いをしてくれて、ふたりを祝福してくれた。マークの両親は、おそろいのドレスを着ていた(とてもキュートな服!)。愛、尊敬、服従……マークはハンサムな夫を見つめながら、そんなことを思った。彼となら、そんなに難しいことではないと。

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ファースト・クラスの座席、新婚夫婦は並んで座っていた。マークはボイの最新ファッションに身を包んでいた。とても薄地のトップで、彼の大きな乳首が強調されて見える。下はタイトなジーンズで、靴はハイヒールのブーツ。

彼の手がさまようようにして隣に座るテレンスの股間に触れた。そして優しく上下に擦り始める。

「今はダメだよ」 とテレンスが囁いた。

「ちょっといいこと思いついたの」とマークが小声で返事した。「1分くらいしたら私の後について来て」

そう言ってマークは座席を立ち、狭い通路を歩き、トイレに入った。テレンスはにんまりし、少しした後、マークの後を追った。

テレンスがトイレのドアをノックすると、ドアはすぐに開き、中からマークの細い腕が伸びてきて、テレンスを中に引きこんだ。マークはすでにジーンズとパンティを脱いでいた(脱いだものはカウンターの上に乗っていた)。

マークは手を降ろし、ズボンの上からテレンスのペニスを擦り始めた。それは、触る前からすでに勃起していた。

「あら、私の主人は、もう興奮していたみたいね?」とマークは冗談まじりに言った。

テレンスは笑いながら、「俺の妻も興奮してるみたいだが?」と言い、マークの乳首を2本指で挟んだ。そしてマークを後ろ向きにさせ、自分もズボンを降ろした。

いつもながらにマークのお尻は完璧で、誘うように揺れている。だが、テレンスはその誘惑に簡単に落ちるつもりはなかった。黒いペニスで自分の妻の丸いお尻を撫でつけ、その後、割れ目にあてがった。マークはお尻を突き出して、求めた。

「何が欲しいんだ?」 テレンスはマークの耳に囁きかけた。

「ああん、あなたの大きな黒いおちんちんが欲しいの」 

「誰の大きな黒いちんぽが欲しいって?」

「私の主人の! 主人の大きくて黒いおちんちんが欲しいの!」 マークは、なおもお尻を突き出し続け、そうおねだりした。

ようやくテレンスはマークに挿入した。テンポの短い素早い突きを繰り返し、抽迭する。マークは、ああん、ああんとよがり声は上げたが、叫び声は出さないよう、堪えた。ふたりは、ほぼ同時に絶頂に達した。

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2分ほど後、テレンスはシャツを整えながらトイレを出た。その1分後、マークもトイレから出た。すがすがしそうに可愛い笑顔になっていた。その飛行機に乗っていた乗客の半分は、彼のよがり声を聞いていた。マークは、どうも、いくら注意されても、声を出さずにいることができないのだ。

飛行機は着陸し、ふたりはバミューダ諸島で、喜びに満ちたハネムーンを楽しんだ。マークは毎日、新しいビキニを着た。大半はボイ・スタイルのビキニであり、乳首がやっと隠れる程度のビキニだった。とは言え、ふたりが屋外で過ごした時間はほとんどなかったと言ってよい。ハネムーンの間、ふたりはほとんどホテルの部屋に閉じこもり、誰に気を使うでもなく、激しいセックスをして、愛を確かめ続けたのだった。

楽しいハネムーンもあっという間に終わってしまい、夫婦は地元に戻り、普通の生活に戻った。テレンスは社内でメキメキ業績を上げ、会社のスーパースター的な存在になっていったし、マークもモデルとして相当の評価を獲得し続けた。

ふたりが結婚して間もなく、ボイに対する「治療法」が発見された。その治療を受けたボイは多い。だが、そのようなボイとほぼ同数のボイたちは、ボイとしての生活を簡単に捨てきれず、ボイであることを続ける選択肢を選んだ。その結果、社会には、ボイたちが別個のグループとして残り続けることになった。

しかし、治療を受け男性に戻った者たちには、ボイであったときの生活習慣を抑制することに苦労した者たちが多い。一方、非常に女性的であることを誇りにもち、街を闊歩するボイたちも多かった。ボイから男性に戻った者たちのうち、10パーセントに達するほどの人たちが、男性に戻る決心をしたことを後悔していると言われている。だが、いったん治療を受け、男性に戻ると、ボイに戻ることはできないのであった(実際に、それを試みた者が多数に登る)。

テレンスとマークに関して言えば、ありきたりなフレーズではあるが、その後ふたりは幸せに暮らしましたとさ。

おわり


[2014/11/19] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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