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フットボール・スター (1) 

「フットボール・スター」 Dr. Bell's Vengeance: Football Star by Nikki J

ブランドンはサイドラインを一気に駆け抜けた。敵の守備陣は彼のスピードに合わせるだけでも精一杯だった。ブランドンは、敵には勝ち目がないことを知っている。彼は、余裕綽々に、喘ぎながら追いつこうとしている敵の守備陣を振り返りすらした。そして脇にしっかりとボールを抱え、前方に目を向け、改めてすべきことに対する意思を固めた。彼は得点をあげなければならないのだ。

そして、彼はまさにそれを実現した。ブランドンがゴールラインをすぎると、観客がいっせいに歓声を上げた。ブライアンは電光掲示板を見上げ、試合時間が尽きたことを確認した。ホームチームが32点、ビジターが31点。ブランドンのチームは州のチャンピオンになったのだ。その感激に浸る間もなく、祝福するチームメイトたちがいっせいに彼に襲いかかり彼はみんなの下に押しつぶされた。

試合後は、あわただしくすぎ去った。ブランドンは様々な人々に祝福を受け続けた。地元の報道関係者からもインタビューを受けた。やっと両親にも会えた。彼の母親は、意気揚々と彼の背中を叩き、「よくやったね、我が息子!」と声をかけた。

何だかんだ言っても、この日の夜はブランドンの人生で最良の夜だった。彼は、在籍している高校のフットボール・チームでスター・プレーヤーなのであり、そして、そのチームが州のチャンピオンになったのである。それに加えて、彼は地元の大学でプレーするよう、全額奨学金も提供されていた。

そして、シンディもいた。彼女も試合後ブランドンを見つけると、飛ぶようにして、彼の両腕の中に飛び込み、熱々のキスをした。ブランドンに抱き上げられ、彼女のチアリーダーのミニスカートがひらひら舞った。ブランドンのチームメートたちは、シャワールームに行く途中、ふたりのそばを通り過ぎながら、くすくす笑った。

すべてが明るい未来に包まれていた。

シンディは抱擁を解き、小さな声で囁いた。「この週末、うちの親が旅行に出かけているの」

ブランドンは驚いて何も言えなかった。シンディは構わず続けた。「だから、シャワーを浴びたらすぐに家に来て。一緒に楽しみましょう」

そう言ってシンディは去って行った。ブランドンは時間を無駄にしなかった。ロッカールームに急ぎ、すぐにシャワーを浴びた。

コーチが手短に何かスピーチをしていたが、ブランドンはほとんど何も聞いていなかった。頭の中はシンディのことだけだった。シンディはからだは小さいが、引き締まっていた。胸はたぶんCカップだろうと思った。だが、何と言っても魅力はあのお尻である。ブロンド髪でピキピキとした性格。絵にかいたようなチアリーダー。ブランドンはそれで良かった。

可愛いガールフレンドが踊る姿を想いながら、彼はロッカールームを出て、車でシンディの家に向かった。

*

ブランドンは10時少し前にシンディの家についた。夜遅くではあったが、彼は眠気などなかった。彼は、この機会を1年近く待ち続けていたからである。

ブランドンが玄関をノックしようとすると、ノックする前にドアが開き、中からシンディが飛び出してきた。そして、いきなり彼の唇にピッタリと唇を重ねる。開けた玄関ドアが閉まってもいないのに。

ふたりは急速に熱を帯び、いつの間にかシンディはブランドンの前にひざまずき、彼のブルージーンズのボタンを外し、チャックを降ろしていた。

シンディは、嬉しそうに笑顔になって、大きな青い瞳で彼を見上げ、そしてズボンの中から彼のペニスを引っぱりだした。ブランドンはペニスが自慢だった。チームのたいていのメンバーのそれよりも大きかったからである。もちろん意識して見たわけではないが、毎日、同じ連中とシャワーを浴びていれば、自然と目に入るものである。

シンディは亀頭部分を何度か舐めた後、口の中に入れ始めた。ブランドンがそれまで経験してきた何人かの女性とは異なり、シンディはフェラがそれほど上手というわけではない。だが、シンディは可愛らしさの点では群を抜いていたし、気持ちもこもっている。ブランドンが射精に達するまで時間はかからなかった。

ブランドンがひと安心したところで、シンディは立ち上がり、チアのユニフォームのスカートのチャックをゆっくり降ろした。チャックが緩み、スカートが床に落ちていき、中のブルマーが露わになる。シンディはその姿で、くるりと回転してみせた。ブランドンは彼女の素晴らしいお尻について、褒めたたえた。そしてシンディは今度はトップを脱ぎ、中のスポーツブラを露わにした。

そして、焦らすようにして、つるつるのすらりと伸びた脚に沿ってブルマーを降ろし始め、白いコットンのソング・パンティを露わにした。そのパンティすらも脱ぎ降ろし、ブランドンはシンディの無毛の股間を見つめた。最後に、シンディはスポーツブラもからだから外し、乳房を外気に触れさせた。全裸になったシンディ。ブランドンにとって、これまで目にしてきた中で、最も美しいと感じた。

ブランドンも立ち上がり、シンディのそばにより、キスをした。その後、口を徐々に下に移動させ、彼女の乳房に吸いついた。舌先で乳首を優しく愛撫する。2分ほど軽い前戯をし、ブランドンはことを始める準備が整った。

引きちぎるようにしてシャツを脱ぎ、逞しいからだを露わにする。彼の185センチの筋肉隆々のからだは、155センチ足らずのシンディの前に並ぶとシンディの前に並ぶと、まさにそびえ立っているとしか見えない。そして彼はズボンも脱ぎ、全裸になった。

力強く、素早い動きでブランドンはシンディのからだを抱きあげた。シンディも両脚を彼の腰に絡ませ、それに反応した。そしてブランドンは彼女のからだをゆっくりと自分の股間へと降ろし、挿入した。シンディは彼の挿入を受け、小さな可愛らしい喘ぎ声を漏らした。

ブランドンはシンディのからだを壁に押しつけ、激しい出し入れを行った。一突きごとに、うん、うんと男性的な野太い唸り声を上げ、突きを繰り返す。

2分ほどそれが続いた時だったろうか、不思議なことが起きたのだった。ブランドンの男性的な唸り声が、急に、明らかに女性的な声へと変わったのである。声の高さが2段階は上がったようだった。シンディはちょっと可笑しいといった顔で彼を見たが、何も言わなかった。

ブランドン自身、自分が変な声をあげていることに気づいていた。女の子のような甲高い声でああん、ああんと喘いでいるのだから。しかし、そのまま続けるほかなかった。シンディはこんなにもセクシーなのだし、自分もこんなに燃えているのだから。彼はそのまま行為を続け、その2分後、非常に女性的な絶頂の叫び声とともに、オーガズムに達した。もしブランドンが自分の声に注意を払っていたら、自分の絶頂の声が、シンディの声よりも甲高いものだったことに気づいたかもしれない。

情熱に燃えた時がすぎるとすぐに、ブランドンはちょっと恥ずかしくなり、気がついたら、もう帰らなければと帰る口実を口にしていた。シンディは少しがっかりしたが、文句は言わずにいた。

帰り道、ブランドンは先の自分の変調のことしか考えられなかった。

*

ブランドンは、これはちょっとした風邪でも引いたせいかなと思ったが、その推測が間違いだったことを翌日の朝に知る。

彼は実にすがすがしい気分で目が覚めた。昨日、チームが州を征服したこと、それにシンディを性的に征服したことの両方の喜びの余韻がまだ残っていた。だが、朝食を取りに階下に降りた時、現実に引き戻されたのだった。

「おはよう、ママ」

そう声をかけた途端、声の変調のことを思い出したのだった。まるで思春期前の少年のような声。いや、それよりもっと悪い。まるで女の子のような声だ。

「おはよう、ブランドン」 彼の母親が返事した。「ちょっとお話しがあるの」

「どんなこと?」

「あなたに起きてることよ。2週間くらい前にニュースで取り上げられていた男のこと、覚えている? 空気中に化学兵器を拡散したといったあの黒人のこと?」

ブランドンは頷いた。

「それでね、何かがあなたに起きると言ってるわけじゃないんだけど、今朝、世界中のほとんどすべての白人男性が、目が覚めたら、声が甲高くなっているらしいの。どのニュースでも取り上げているわ」

ブランドンはしばらく無口でいた。「……どういうこと?」

「まだ何も。たいていのニュースでは、あの男ができたことは、多分ここまでだろうと言ってるわ。それに政府の科学者たちが治療法の開発に取り組んでいるって。1週間か2週間のうちに、何か治療法が見つかるって」

「……ただ、ママはね、あなたがパニックを起こしたりしないように、このことを話しておきたかっただけ」

ブランドンは肩をすくめた。「声がちょっと変わっただけだろ? 他は何も変わらないって」

「それを聞いて安心したわ」 と彼の母は答えた。


[2014/12/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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