部屋は、会合が開かれるオフィスからさほど離れていない小さなホテルに予約された。ブッバは、このホテルのオーナーと知り合いで、その部屋には隠しカメラをつけてもらっていた。ビデオがあれば、今回に限らず、将来的にあの若妻のからだを自由にすることができるだろうし、そういう動画がもたらすカネもおまけについてくる。
部屋の中、ブッバはソファに座り、満足そうに葉巻の煙を吐きながら、ローラが愛らしくも、恥じらいながら服を脱ぐ姿を眺めていた。
ローラが、黒いレースのブラジャーとそれにマッチしたパンティだけの姿になると、ブッバは、こんな美女を妻にした若い夫のことを妬みつつも、これからのことを思い、思わず笑みが漏れるのである。その旦那、自分が一緒になったばかりの若妻が自ら進んでその繊細なカラダの魅力を黒んぼに分け与えようとしているのを知ったら、どれだけショックを受けるだろうか、と。
「実に綺麗だ、ウィランド君!」 ブッバは葉巻の煙を長々と吐き出し、呟いた。
「実に愛らしい若妻だ! 入社してからどのくらいだね?」
「まだ半年です! 私…………私、最近、重役向けの秘書グループに昇進したばかりなのです。しかも、この2週間ほど会社をお休みしてて……新婚旅行だったのです!」
「そうか、そうか……」とブッバはくすくす笑った。「じゃあ、新婚旅行から帰って来たばかりということか、ウィランド君?」
ブッバはこのウブな美女を煽り、楽しんだ。悔しそうに恥ずかしがる姿、表情がたまらない。
「その可愛いパンティを脱いだ姿も見たいものだな、ウィランド君! 結婚したばかりの美しい人妻が、他の男に露わな姿を晒す! ご主人が今の君の姿を見たら、何と言うだろうねえ。アハハ」
ローラは、グライムズが服を脱ぎ始めるのを見ながら、恐怖に呼吸を乱した。彼女は、グライムズ氏を長袖のシャツとスーツを着た姿でしか見たことなかった。そのグライムズ氏がシャツを脱いだ姿を見て、彼女は唖然としたのである。服を着た外見からは想像できないほど逞しい筋肉のからだで、しかも黒炭のようにまっ黒な肌。
視線を下げ、盛り上がった下着へと目を移したローラは、思わず、「アッ」と声に出して息を飲んだ。薄地の下着の中、何かがうごめくのが見えたからだった。あの中には巨大な蛇が隠れていると思った。それを使って彼が私に何をしようとしてるのかを思い、恐怖に駆られた。だけど、仕事を失うわけにはいかない。
ブッバはこういうふうに可愛い若妻を驚かすのが趣味だった。ローラが彼の股間の盛り上がりに目を釘づけにしているのを見ながら、彼はゆっくりと下着の中に手を入れ、中から男根を引っぱりだした。
予想通り、長い極太ペニスが姿を現した途端、ローラは目を丸くし、恐怖にひきつった声を上げた。そして、これも予想通り、彼女は、まるで催眠術にかけられたように、ヒクヒクうごめく自分のペニスを見つめている。頭の中でこいつと自分の夫の一物を比較しているのだと分かる。だが、ほんの数分後には、自分のからだを使って実際に比較することができるようになるだろう。旦那のペニスと俺のペニスの違いは、「白と黒」ほど明らかだろうぜ。そう思いながら、ブッバはペニスをヒクつかせた。
もちろん、ブッバはローラにコンドームをつけると約束しなければならなかった。そういった保障をしてやらなければ、ローラは、そもそも、この出張に同行することを拒否したことだろう。ローラが他の男の赤ん坊を産む経済的余裕などないことも承知だ。ましてや黒人の子などありえない。それを知りつつも、ブッバはこの愛らしい新妻にスペシャル・サプライズを用意していた。使用するコンドームに、精液が染み出る程度の穴をわざと開けておいたのである。
ブッバは下着を脱ぎ素裸になった後、ローラを抱きしめた。若い女体から甘い香りが立ち上ってくる。驚くほど柔らかな肌で、肌が触れた途端、ぷるぷる震えたところもあどけなくて可愛い。
ブッバにとって嬉しい驚きだったことは、両手で尻頬を押さえて抱きすくめたり、柔らかなピンク色の乳首をいじっても、ローラが決してからだを引いて離れたりしなかったことだった。
ローラはぶるぶる震えてはいたが、この邪悪な男に身を任すよう自分を強いていたのだった。夫が失職中である以上、この仕事を失ったら破壊的なことになってしまうと知っていたからである。
ブッバは、この女、今回の出張について旦那に何て言ったんだろうなとは思ったが、こういうことをするとは言うわけがないことは知っていた。