2ntブログ



最後のテスト (2) 

06
onelasttest-06.jpg

変化が始まってから9か月後、僕は学校を辞めた。その頃には、僕はいまみんなが見ているような姿になっていた。胸がないけどおちんちんがついてる女の子のようなからだ。

ああ、それにお尻のこともある。あそこが敏感になったと言うだけでは、全然、言いたりない。分かってるよ。どうしてそれが分かったんだと思っているだろう? シャワーを浴びていて、お尻を洗った時だった。まあ、ちょっと指を中に入れたんだ。そして、気づいた時には、指でせっせと自慰をしていたよ。

自慢して言うわけじゃないけど、ものすごく気持ち良かった。それにしばらく前からおちんちんの方はあまり自慰に向かなくなっていたから。何か別の方法で欲求を発散する必要があったんだ。

それから2週間後、僕はオンラインでディルドを買った。指でアレだけ気持ちいいなら、ディルドだったら圧倒的にすごいんじゃないかと。

思った通りだった。そしてすぐに、ペニスに指一本触れなくても、簡単にオーガズムに達せることが分かったんだ。しかも、何回でも。

*****

07
onelasttest-07.jpg

大学からドロップアウトして、さらに家族とも連絡を遮断した(どう説明していいか分からないだろう?) その結果、何か仕事につく必要がでてきた。

唯一の問題は、僕が女の子のように見えるということ。しかも、少しだけ女の子っぽいと言うんじゃなくて、まるっきり女の子っぽいということ。僕みたいに女の子としか見えないのに、男だと言う人を誰が雇ってくれるだろう?

唯一の現実的な選択肢は、女の子になることだった。僕は女の子のような服装をし、女の子のような振舞いをした。実際は、それが最初だったというわけではない。すでに以前からどんどん女性的になっていたのは事実。部分的に女装するのは大変なことではないから。

そして、間もなく、僕は普通の女性とほとんど見わけがつかないようになっていた。そこで秘書の仕事に就いた(ああ、ありきたりなのは知ってるけど)。しばらくの間は、かなり上品な生活をしていた。というか、少なくとも、普通のありきたりな生活と言ったほうがいいかな。朝起きて、職場に行って、帰宅して、少しテレビを見て、ディルドでオナニーして、眠りにつく。そんな生活。

でもしばらく経つと、男たちの視線を感じるようになっていた。多分、男たちにはちゃんとした道具がからだについていると知っていたという事実のせいかもしれないし、それとも、僕が女性のように振舞っていたという事実のせいかもしれないけど、僕は男たちに惹かれると気づいたんだ。

*****

08
onelasttest-08.jpg

自分のそんな気持ちを素直に認める勇気を振り絞って、自分は男性が好きと認めるまでには、かなり時間がかかった。

でも、それを認めた時は、一気に全部吐き出した。

以前の僕は女性のどんなところが好きだったんだろうと思いだし、それをまねることにした。

前は、トランプ・スタンプ(参考)をした女の子が好きだった(ああ、知ってるよ、でも……)。そこで、僕も腰の後ろに彫ってもらった(それに他の女性向きのタトゥ―をいくつか)。お化粧も完璧にマスターすることにした。あと、女性用のアクセサリーもつけ始めた。

でも、いちばん力を入れたところは、男たちに媚を売る方法を学び始めたこと。

*****

09
onelasttest-09.jpg

初めての男性との性的な出会いは、一言で言って、特別だったと言える。いや、ロマンティックなことではない。全然違う。

そうしようと決め、実行した。明確にオトコを引っかける目的でクラブに行った。そして、実際、あの男を引っかけたのだった。

彼の名前は覚えていない。もっと言えば、名前を教えてもらっていないと思う。ただ、セクシーな男だったのは知っている。彼はからだが大きく(ええ、大きい男が大好き)、スポーツマンのような体形で、そして何よりおちんちんが大きかった。ああ、そう。彼は黒人。どうしてなのか分からないけど、なぜか、黒人男性にしか惹かれない。

彼とふたりで部屋に帰った時、どうしてふたりきりで部屋にいるのか、疑いようがなかった。玄関を入ってすぐ、彼に抱きついていた。そして数秒後、彼の前にひざまずき、ズボンのチャックを降ろしてた。

フェラチオには、女性性に訴えかける何か特別なことがある。からだの変化や心の変化がいろいろあったけど、フェラチオをすることが僕をいちばん変えたと思う。

*****

10
onelasttest-10.jpg

やっぱり僕じゃなく私と言った方がしっくりくる。

ここまで読んで皆さんが何を考えているか分かる。私の小さなおちんちんはどうなったと思ってるはず。 たいていの男は、それを見たら怒りだすんじゃないかと?

答えはノーだった。私が服を脱ぐ段階まで来ると、たいていの男たちは私の脚の間についてるモノなんか気にしなくなっているものだと分かった。多分、その理由は、私が明白に女性的だということかもしれない。そのため、私のことを男だと考えられないからだと。よく分からないけど。ともあれ、いままで、私はたくさんの男たちと付き合ってきたけど、誰一人として私がかつて男だったことを気にしているようではない。

最初の男のことに話しを戻すと、彼は裸になった私をすぐに四つん這いにさせて、後ろから突っ込んできた。そしてバンバン突かれた。その時の感じは……完璧だったとしか言えない。ディルドを知るまでは、自分の指が気持ち良いいと思っていた。そして、最初の男に深々と突きまわされるまでは、ディルドが最高と思っていた。今は、これ以外のセックスなんか考えられなくなっている。

アナルセックスには潤滑液が必要だと聞いたことがあった。だけど、私のからだにどんな変化が起きたか分からないけど、私は興奮すると自然に潤滑液を分泌するからだになっていた。振り返ると、そういったからだの変化が何を意図したものか、理解するのはそれほど難しくないと思う。


[2015/07/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する