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![onelasttest-11.jpg](http://blog-imgs-80.2nt.com/w/i/f/wifestories/onelasttest-11s.jpg)
その最初の性的な出会いの後、私は完全に女性化することに決めた。ええ、それまでもその努力はしてきたけど、それはあまり真剣ではなかった。でも、アナルにしてもらって(狂うほど感じまくった)後は、それまであった男性性の小さなかけらも消えたと分かった。それに、再び男性に戻りたいとも思わなくなった。
でも、それって何を意味するんだろう?
私の場合、それが意味することは、生活のすべてを女性の観点から見始めるようになったということ。私の外見のあらゆる細かな部分部分が男性を見つける可能性にどう影響するかを考えるようになった。女性を性的な関係を結ぶ可能性のある存在として見るのをやめた(しばらく前から、そんな目で女性を見ることは真剣にはしていなかったけれど、古くからの習慣はしぶといものだから)。そうする代わりに、他の女性を見て、そのスタイルが私のよりどの点で良いかを考えるようになった。
要するに、脚の間に小さなペニスはあるものの、私は女性になったのだった。
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12
![onelasttest-12.jpg](http://blog-imgs-80.2nt.com/w/i/f/wifestories/onelasttest-12s.jpg)
ザーメンの塩辛い味には、とても興奮させるものが含まれている。それを飲まされると、変化を経てきた私のすべてが肯定されたように感じられる。誰も、口いっぱいにザーメンを注ぎ込まれて、自分は男だと感じる人はいないだろう。
ともかく、変化が完結して2年ほど経ったとき、ある科学者から一通の手紙を受け取った。
その科学者のことは聞いたことがあった。実際、ノーベル賞を取った人だった。名前はオマール・ベル博士。博士は私に説明した。変化が始まる2週間ほど前に実験的な遺伝子治療薬が研究室から盗まれたと。そして、それを盗んだ者たちを追跡するのにほぼ2年間かかってしまったと。後から分かったことだけど、その泥棒たちは私を襲った二人組だった。
彼らが私に使った吸入器には遺伝子治療薬が含まれており、私はそれを飲まされたらしい。彼はこの件について、心から申し訳なさそうに述べていたが、同時に、からだの変化などについて報告することに同意してくれないかと述べていた。また私のからだを調べるのも許可してくれと。彼はそうしてくれたら金銭的に充分、報酬を提供すると言っていた。もちろん、私は同意した(なんだかんだ言ってもお金が必要だったし、その点に関してはベル博士は非常に気前が良かったから)。以上がその研究の結果である。
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13
![onelasttest-13.jpg](http://blog-imgs-80.2nt.com/w/i/f/wifestories/onelasttest-13s.jpg)
テストは完了し、圧倒的な成功を収めた。すべての被験者が似た反応をしていた。これは不思議と言える。大半が医師から逃れた(ひとりだけ例外があり、その人物に関しては我々は干渉した)。そして大半が女性としての生活を始めた。医師との接触を続けたひとり(被験者25番)は、医師から、これはホルモンのバランスの不調であり、身体的変化を別にすれば、生活に影響はないだろうと告げられた。もちろん彼はこれを事実として受け入れ、その後は医師と会うことはなかった。
ひとつ、予想しなかった副作用があり、それは、全員が性的に活発になったということである。ほんの些細なことでも興奮してしまい、その興奮状態に導かれて、自然の結末の行為に至ってしまうのが普通であった。しかしながら、その状態は徐々に落ち着きをみせて行くようである。おそらく一時的なものであろう。時間と共に、普通の性的興奮のレベルを獲得していくようである。
そのような問題点はあるものの、これらのテストにより、例の化合物を現実に放出する準備は整ったことが確証された。放出は2段階を踏む。第1段階では、大気に放出する(世界各地に113の放出地点を設ける)。第2段階では、世界の水資源に放出する(722地点)。化合物は最初は不活性状態であるが、64日後に活性化することになる。
その後、変化は急速に開始するだろう。私は警告文を書こうと思っている(ただし、化合物を止めるのには遅すぎる時間になってからだが)。そうすることによって、おそらく、心的な変化が促進されるに違いない(彼らが変化を不可避なものとして認識するだろうから)。どちらにせよ、私のライフワークが間もなく完成を見るに至るのだ。
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