あたしは、娘のショートパンツが、かなりピチピチなのを見て、まずはタンクトップの裾をパンツの中に押し込んだ。それに応じて、胸を覆っていたトップの生地が引っぱられて、肩から下に伸びて、胸のかなりの部分が露出した。かろうじて乳首だけが隠れている程度に。さらに、もうちょっとだけ引っぱったら、乳輪の輪郭が見えてきた。
クリスティは、もうすでに興奮しているみたい。急に、あたしと向き合ったまま、後ろにカラダを傾けて、片脚を持ち上げてシートの上に乗せた。あたしは、クリスティがそんなことをしたのを知ってビックリして、顔をあげた。でも何も言わなかった。
トップの裾をショートパンツの中に押し込むのは、簡単じゃなかった。思い切り手を伸ばして、パンツの中に手を入れないと、裾がちゃんと入って行かない。
手を捩って、指先でタンクトップの裾を挟みながら、簡単に裾が外に出ないようにと、パンツの奥へ奥へとねじ込んだ。
指先をクリスティのおへその下へと滑り込ませたら、パンティに触れた。そして、ビックリしてしまった。パンティの生地が濡れていたから。びちょびちょになってるじゃないの!
驚いて顔をあげて娘の顔を見たら、頬を赤くして、お口を半開きにしていた。息苦しそうにハアハアしてる。でも、それはあたしも同じだった。
どういうわけか、あたしの指が勝手に動いていた。娘のパンティの奥へと勝手に忍び込んでいて、おへその下のお腹のつるつるお肌を触っていて、そこから娘のあそこの上のところを軽く引っ掻いていた。
ええ、ここ、すごく濡れてる!
自分でも分かっていた。いま、あたしは母と娘の境界を越えようとしてるって。最後に残っていたわずかな意思の力を振り絞って、手を引っ込め始めた。でも、そうしたら、クリスティが素早くあたしの手を掴んだの。
驚いて顔をあげ、クリスティを見た。クリスティもあたしを見ていた。ふたりとも黙ったまま。
クリスティはゆっくりとあたしの手を奥に引き込んだ。指先が娘のお豆に触れた。その瞬間、クリスティは頭を後ろに振り倒して、ああぁぁ…と声を漏らした。
「クリスティ……」 こんなこと止めなくちゃと、あたしは囁いた。
娘はあたしの手をさらに奥へ押し込んだ。指が娘のあそこの入り口に触れた。クリスティがこんなことするなんて信じられない。あまりに親密すぎる。しかもクリスティはあたしの娘なのよ! 指先に濡れた娘のあそこを感じながら、興奮が全身を駆け巡った。
「クリスティ!」 やめさせようと、声を大きくした。
あたしの声に、娘は、まるで夢から覚めたかのように、かっと目を開いた。あたしは店の中を見回した。向こうから例のウェイターがワインを持ってこっちにやって来る。あたしは素早く手を引っ込め、娘も姿勢を正した。指が娘の粘液でベトベト。あたしは、テーブルの下に手を降ろしたままにして、隠した。
「ワインです」 とウェイターが言った。でも、眼ではあたしとクリスティをじろじろ見ている。
その時、テーブルの下、娘があたしの濡れた手に触れるのを感じた。指をあたしの指に絡めて、指についた粘液をまぶしこんでいる。指に官能的に触れたり、優しく撫でたりしてる。そのヌメリが何であるか、ちゃんと知っていながら。
「他に何かご注文は?」
「い、いえ……、これで結構」 そう言うのが精いっぱいだった。
ウェイターは、もう一度、あたしたちを見た後、テーブルから離れて行った。
あたしはちゃんと座りなおした。でも、娘の顔に目を向けることができなかった。ウェイターが去った後も、あたしたちは手を握りあったまま、娘はあたしの手を優しく撫でている。こんなことをされていると思うと、気が狂いそうだった。
でも、しばらくすると、あたしも反応し始めていて、こっちからも娘の指を撫でていた。ベトベトを擦りつけあっていた。だって、すごく官能的だったから!
クリスティを見ると、ただ、にっこり笑っているだけ。そして、何と! ちょっと辺りを見回した後、ショートパンツのボタンを外して、脱いでしまった。その後、パンティまでも脱いでしまった。そして、脱いだパンツと下着をシートの上、あたしたちの間に置いた。
「ああ、クリスティ、あなた、何を考えてるの?」
でも、クリスティは、またも微笑んだまま、何も言わない。心臓がドキドキしてきて、ドレスの胸を覆っているところが波打っているような感じがした。
下に目を向けると、娘が腰から下、丸裸になっているのが見えた。手を脚の間に当てていて、指を1本のばして、あそこを上下になぞっている。それから指先をあそこの入口に当てると、あそこの穴の中に入れていった。
娘の指があそこの中に姿を消していく。それを見ていたら、無意識的にお口の中に涎れが溢れてきた。思わず、ごくりと音を立てて唾を飲み込んだ。
あたしは思わず、ワイン・グラスをとって、一気に飲み干した。カラダにアルコールが効いてくるのを感じた。
どうしてなのか分からないけど、あたしは手で自分のドレスの裾を掴んでいた。そして、店の中を見回して、誰も見ていないのを確かめながら、ゆっくり持ち上げた。あたしのあそこも露出するまで。
クリスティはすぐにそこに目を落とし、指であそこをいじりながら、舌舐めずりした。
「ああ、クリスティ……こんなこと狂ってるわよ。とんでもないトラブルになってしまうかも……」 と小声で言った。
「心配しないで、ママ。……誰にも分からないわ」