2ntブログ



写真家 (1) 

「写真家」 The Photographer by M1ke Hunt Copyright 1997

前作の「焦らし女」の後、僕にメッセージを送ってくれて、ストーリーを書き続けるよう励ましてくれた皆さん、どうもご親切にありがとう。僕がストーリーを書き続ける唯一の理由がそれなんだ。あ、いや、分かってる、分かってる。まあ、確かにストーリーを書いて、時々僕自身、楽しいことをしていると言えるかも。ま、僕が何を意味してるか分からないかもしれないけど(ウインク笑)

というわけで、これが最新作。僕のちょっと昔の出来事の話。結婚する前のことだ。実話だよ。それに、この続編もすでに仕上げてある。そいつも実話。校正するのに1週間ほど余裕をくれ。読みたかったら、メールで送るよ。気に入った場合でも、だめだと思った場合でも、改善の意見がある場合でも、自由に僕にメールを書いて意見を述べて欲しい。

ストーリーだけ送ってくれればいいんだよと思う場合でも構わない。ともかくその旨を伝えてくれ。メールはM1KE@hilarious.comかM1KE@hilarious.com.に。M1KEの2番目の文字は、oneの1で、eyeのIではないことに注意ね。

ここのところに、いつもの但し書きがあるものと思ってくれ。君が18歳未満だったら。これを読んではいけないよ。いや、ここのところはオーケー。こっから下の汚いヤツはダメ。

君がウッドストックがどこで行われたか言えなかったら、まだ君は若すぎる。テネシー州の学校に通っていた人だったら、いずれにせよ、君にはそもそも文章が読めないかも。君が住んでいるところではこういうのを読むのが違法だったら、ここでストップすること。君の事を言ってるんだよ、船乗りさん。

「写真家」 by MIKE HUNT

僕は高校のときからカメラをいじってきた。高校のとき、お金を貯めて、初めてまともなカメラを買ったんだ。知ってるよね。35ミリカメラと交換レンズ2式。ま、いじってきたと言うのは、つまりカメラはずっとただの趣味だったということ。カメラで生計を立てられるほど才能があるなんて一度も思ったことがない。そんなわけで僕は今は会計士になっている。ああ、その通り。大きな公認会計事務所のしがない、いち会計士さ。だけど、9時から5時までの楽な勤務時間だし、それなりの生活ができる給料はもらっているからいいけどね。3月だけは別。あの時期になると、みんな一斉に僕をめがけて税金の書類を放り投げてくるから。

とにかく、僕は、隣に住むボブに、野外で撮影した写真を何枚か見せていた。ボブがあんまり僕の写真についてしつこく訊くもんでね。写真の季節は秋で、紅葉になりかかりの季節。

どうやら、ボブは、つい最近、奥さんのクリスタルのために、例の「グラマー写真」(参考)を撮ってもらい、それに200ドルも払ったらしいんだ。しかも、その出来栄えにひどくがっかりさせられたと。ボブは彼女の「セクシーな」写真を欲しかったわけなんだけど、出来上がってきたのは、全然、物足りなかったらしい。クリスタルは根が恥ずかしがり屋だ。時々、社交の場での2人の様子を見ていたから、分かる。それでも、その写真の彼女は、本当に見るからに野暮ったく写っていた。写真自体は確かに良く撮れている。問題は、彼女の衣装が1930年代の田舎女教師みたいだったこと。そいつは残念なことだよ。だって、クリスタルは実際、可愛い女の人だから。身長はだいたい165センチくらいで、実に良い体つきをしているし、何より、ちょっとボーイッシュだけどキュートな顔をしているんだ。どっちかと言えば、ちょっとやせ過ぎのように僕は思うけど、でも、胸はかなりでかい。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://wifestories.blog.2nt.com/tb.php/213-bfd6af0d