099
フランキーは写真を撮った。自分が思っているより半分くらいブサイクに映っているといいなと思いながらシャッターを押す。今夜は、1年近く待ちに待った夜なのだ。親友のエイミが婚約してからずっと待ち望んでいた夜。エイミはフランキーに新婦の付き添い役の女の子になってと頼み、そして彼はそれを受諾した。彼が女でないことなど、どうでも良い。彼が普通のストレートの男であることなど関係ない。エイミは親友なのだ。フランキーは親友になってくれたエイミに感謝している。
フランキーは普通の男だというが、彼がそう思っているだけかもしれない。彼は自分はストレートだと思っている。彼はバカではない。彼は、自分がたいていの男たちよりちょっと女性的であることは自覚している。……でも、だから何だというのだ? 友達の誰もそれを気にしてない様子だし、だったらどうして自分が気にしなくてはならないのか?
花嫁の付き添いの女の子の役になるということは、結婚式ではドレスを着なくてはならない。彼はそれを知っていた。それに独身最後の女友達の集まりでは、ちょっと居心地が悪く感じるだろうとも知っていた。でも、エイミは、どちらも女の子として参加してみたらと提案した。フランキーはエイミと少しだけ話しあい、その後、その提案に同意した。
写真を撮りながら、そわそわした気持ちになるのを感じた。今夜、自分は女の子となってすごす……そのことがどういうことにつながるか、内心、期待していた。身支度を終え出かける彼の心の中、男性ストリッパーたちの固く逞しい姿がチラチラと浮かんでは消える。
100
息子のスマホにこの写真があるのを見つけた。息子が少し女の子っぽいところがあるのを知らなかったというわけではない。それは自明なことだ……服装や髪のスタイルや…それに化粧。でも、息子にガールフレンドができたと知った時、私は彼女が息子をまともにしてくれるだろうと思ったのだ。
ああ、何と間違っていたことか! 信じてもらえるか分からないが、実際、以前より悪くなっているのだ。
息子がパンティを履いているのを知った時、私は何とか理屈をつけて納得したものだ。これは10代の若者たちに広がっている流行の一つなんだろうと。この写真を見つけた時も、息子が彼女と肉体関係になったのだろうと喜んだものだ。
だが、その後、ストラップオンのディルドを見つけた。息子たちがそれを使って何をしているのか、考えたくもなかった……だが、どうしても考えてしまう。これは息子が装着するのか? それとも彼女の方なのか?
結局、私はもう一度、息子のスマホを調べた。そして、裸の息子と彼女が映っている他の写真を何枚か見つけた。さらにもうちょっと調べたら、息子はそのような写真をジャックと言う名の男に送っていたことを知った。
ジャックと言うのは息子の友達か何かなのだろう。多分、自分のガールフレンドを見せびらかしたいだけなのだろう……。
101
「ほら見て! ボクはちゃんとした男だよ!」 とビニーが言った。
レベッカはくすくす笑った。この子は自分が全然「ちゃんとした男」ではないことをまったく分かっていない。もっと言えば、この子は「ちゃんとした男」から最もかけ離れた存在になっている。
端的に言って、レベッカにとって、彼はある計画の一部なのだ。レベッカは、単にある人間が男として育てられたからと言って、その人間が真に男であるということにはならないと考えている。男の子の中には男の娘になるべく生れてきているのもいるのだと。レベッカはそれを証明しようとしていた。
ビニーの場合、それは実に容易だった。身体は小さく、そもそも最初から女性的なところがあった。それにレベッカの推測によれば、彼は童貞でもあった。
ビニーは、まさにレベッカの手のひらで泳がされているようなものだった。ちょっとだけセックスをさせてあげたら、その後は彼女が言うことを何でも受け入れるようになった。体毛を剃るとか、女性の服を着るとか……どんなことでも。
ビニーは自覚する必要がある。……1年たち、彼はあまりに女性的になったため、普通の精神の持ち主なら誰も彼を男性とは思わないほどになっている。それにもかかわらず、彼は依然として自分は男だと思い込んでいる。
多分、次の段階に移行する時が来たのだろう。彼は、本物の男性が行為をしているところを見る必要があるかもしれない。彼は、それを、女性の視点から見る必要があるかもしれない。レベッカは、またクスクス笑い、自分のプロジェクトの次のステップについて計画を練り始めた。
102
「何てこと! ここで何してるの!」 キムが叫んだ。
エリックは腰を捻って振り返った。彼女に、コレは見えているようなこととは違うのよと、安心させようとして。そしてエリックが説明しようと口を開いた瞬間、彼と、彼が乗っている男が同時に絶頂に達した。男の熱い精液がエリックのアナルの中へと噴出する。そしてオーガズムがエリックの全身に大波のように襲いかかった。エリックの口から出たのは、快感にうち震えた淫らな喘ぎ声だけだった。
もし、その時、エリックが言葉を発することができたなら、彼はキムに、これは計画したことでも何でもないし、自分はゲイではないと説明していたことだろう。ちょっと状況が変になってしまっただけで、一時的なことにすぎないのだと。
彼とキムは親友である。これまでもずっとそうだったし、これからもずっとそうでありたいとエリックは思っている。エリックのような男は、たいてい、キムのような女性と一緒になることはありえない。……キムはそれほどの美人なのである。一方のエリックはと言うと……決して男っぽいとは言えなかった。「可愛い人」と呼ばれたことが数え切れないほどあった。実際に女の子に間違えられた回数は、彼自身が認めているよりはるかに多い。
エリックがこの男と、こうなるまでの事態の展開はあまりに急速だった。その日、彼は配管工が工事に来ると言うので、仕事を休んで家にいた。配管工がやってくると、エリックは彼に仕事をさせた。早く仕事を済ませて帰ってほしいと思っていた。リビングでファッション雑誌を読んでいたら、突然、大きな破裂音が聞こえた。エリックは、何が起きたのだろうと、急いでバスルームに行った。
行ってみると、水道管が破裂していて、配管工が全身びしょ濡れになっていた。エリックがバスルームに入ると、配管工も振り向いた。服がびしょ濡れで身体にびっちりくっついている。エリックは、その男の濡れた服に巨大なペニスの輪郭がはっきりと浮かんでいるのに気づき、どうしてもそこに目を向けてしまうのだった。そのエリックの視線に気づいた配管工は、訳知り顔にニヤリと笑った。エリックは恥ずかしそうに急いで視線を逸らし、そしてバスルームから出た。
リビングに戻っても、心臓がドキドキしていた。あのペニスの輪郭がどうしても頭から離れなかった。それにあの男は自分に笑顔を見せていた。彼は自分がどこを見ていたか気づいていたはず。そして笑った! ということは、あれは誘いの笑みと言うこと? エリックは、きっとそうだと思った。
夢遊病者のように彼は無意識に動いていた。知らぬ間に階段を登り、キムと一緒に寝ている寝室へと入っていた。頭の中、長い間、抑制し続けてきた衝動が踊り狂っていた。寝室に入り、キムの衣装入れの引き出しを開け、メッシュのシャツと黒いレースのソング・パンティを取り出し、それに着替えた。それからふたりのクローゼットに入って、ハイヒールを出した。エリックは、ヒールに履き換えながら、ハロウィーンに備えて1年近くヒールを履く練習を続けていたことをありがたく思った。そして、その後、今度は鏡の前に行き、化粧をした。彼は高校時代に化粧にハマった時期があり、化粧をするのはお手の物だった。髪の毛は元々長く伸ばしていたので、単にさらりと垂れるようにするだけで充分だった。一通り終わったけれど、まだ、何かが欠けている……その時エリックはそれを見つけた……ライン石のチョーカー。彼はそれを首に巻きつけ、鏡を見た。鏡に映る繊細で女性的な姿の自分を見て、彼は嬉しく思った。
寝室を出ながら、ハラハラドキドキしているのに気づいた。自分は本気でアレをするつもりでいるのだろうか? だが、その質問には意味がない。すでに決心しているのだから。バスルームのドアを開けながら、軽く咳払いをした。振り向いた配管工は、驚きのあまり、口をあんぐりさせた。エリックは何も言わず床にひざまずき、男の股間に手を伸ばした。ズボンの上からも、男のペニスがみるみる固くなってくるのが分かる。エリック自身の身体も期待に震えていた。彼は男のズボンの中に手を入れ、その繊細な手で、熱いペニスを包んだ。その感触を楽しみながら、外へと引っぱりだし、今度はその大きさを目の当たりにして驚く。すぐに舌を出して舐め始め、その味に身体を震わせた。やがて本格的に吸茎を始めた。エリックはそれに奉仕していることが嬉しくてたまらなかった。
配管工がエリックを壁に押しつけたのは、そのすぐ後のことだった。男はエリックの両脚を広げる。エリックは巨大なペニスの先端がアナルの入り口に当てられているのを感じた。
「中に入れて……入れてほしいの……」
そして、それは彼の中に入ってきた。エリックは恍惚状態になった。
ふたりの行為は何時間も続き、そしてキムが入ってきたのである。配管工が持ち物をまとめ、家から出て行った後、エリックは立ち上がった。男の放った精液が彼のアナルからぽたぽたと垂れていた。
「ごめん、キム……ボクは……」
「そろそろだと思っていたわ。いつまで否定し続けるつもりなのかしらと思っていたところよ」
「え?……ああ……」
103
カルメンは、元カレのジョンが自分とルームメイトのアンディのところに泊るのを決して望んでいなかった。そうなったらアンディが不愉快に思うのを知っていたからである。高校時代、ジョンはアンディを、オカマだとかホモとかと言ってイジメていた。もっとも、ジョンに公平になるように言い足せば、確かにアンディには女っぽいところがあったのも事実だった。アンディは身体が小さく、(彼は紳士服売り場にあったと言っているが)ちょっと女性っぽい服を着ていたし、ブロンドの髪の毛を長く伸ばしていた。とは言え、慰めるつもりではないが、ジョンは悪い状態にいた。仕事を失い、カルメンのところ以外どこにも行くところがなかったのである。カルメンはアンディに、我慢して(=suck it up「吸い立てる」の意味もあり)不愉快な気持ちを押さえこむようにと言ったのだった。
カルメンにしても、我慢する気持ちは同じだった。ジョンと別れるまで、どうしてあんなに長い間、彼と付き合っていたか、そのわけを彼女は自覚していた。セックスである。彼女にとって、ジョンとのセックスはいくらやってもやり足りなかったのである。ジョンが移り住んできて日にちが経つにつれ、カルメンは次第にエッチをしたい気持が募ってくるのを感じていた。さらに事態を悪くすることとして、ジョンには少し露出好きなところがあり、喜んで、裸で歩きまわったり、プールサイドに横たわったりしていたのである。
そんなある時、カルメンはとうとう自分を抑えきれなくなってしまった。彼女はジョンの隣にひざまずき、ジョンのペニスを舐めはじめたのだった。固くなるのを感じながら、カルメンは目を閉じ、舐め続けた。そして、再び目を開けた時、彼女は驚いたのである。反対側にアンディがいて、ジョンのペニスを口に含んでいるのを見たからである。それを見てカルメンは笑顔になった。
アンディはカルメンが言ったsuck it upの言葉を非常に、非常にまじめに解釈したのに違いない。
104
ケイシーは思った。こんなふうになるとは思っていなかったと。彼は、冗談のつもりで一緒についてきただけだったのだ。別に何も困るわけでもないし、と。彼は管理部の助手として雇われていたのであるが、同僚の女の子たちが、冗談まじりに、今夜いっしょに街に遊びに行かないかと彼を誘ったのだった。ケイシーが喜んで行くよと言うと、彼女たちは、これは女子会の夜遊びだということを理解しなきゃダメよと答えた。つまり、この夜は彼は「名誉女子」にならなければならないということである。ケイシーは笑い、「問題ないよ」と答えた。
彼はほとんど分かっていなかったのである。「名誉女子」になるということは、女子のような服装をし、女子のように振舞わなければならないことを意味するのであった。女の同僚たちに化粧を施され、銀色のドレスを着せられている間も、彼は平然としていた。ドレスはそれなりに着心地が良いと思ったし、男としての意地から、こんなことは大したことじゃないと思っていたのである。後から振り返ってみれば、このとき彼はそう感じるべきではなかったのだろう。ケイシーは男っぽいところは全然なかった……何だかんだ言っても、彼の仕事は秘書であり、それが含意するように女っぽい人間だったのだ。
その夜はある意味、穏やかな感じで始まった。地元のマティーニを出すバーで何杯か呑む程度。ケイシーは、ある男にモーションをかけられた後、同僚の女の子たちと一緒にクスクス笑った。本当に女の子として通っているのかと。さらに酒を飲み、同僚の女の子たちは「ちょっとしたお楽しみ」をしに店を出ることにした。そしてケイシーは、すぐに、その「お楽しみ」とは男性ストリップクラブに行くことだと気づかされたのだった。
最初、ケイシーは、これはとんでもない冗談なのだと言わんばかりの態度をとろうとした。男性ストリッパーが踊るのを見ては、皮肉っぽいことを言ってからかった。さらに夜が更け、酔いがまわるにつれて、彼の抑制心が揺らぎ始める。いつしか、気がつくと、ストリッパーがステージに上がるたびに、彼は同僚の女子たちと同じようにキャーキャー歓声をあげていた。
さらに酒がすすみ、次第にワイルドになっていく。同僚の女の子たちがお金を払って、ケイシーのために個人ダンサーをあてがうと言いだした。ケイシーは断ろうとしたが、彼女たちは頑として聞かず、仕方なく受け入れた。ストリッパーに奥の部屋に連れて行かれながら、ケイシーはその若い男性の引き締まった肉体に、どうしてもうっとりとしてしまうのだった。個室に入り、ダンスが始まる。ケイシーは目をそらそうとしたが、顔の前でぶらぶら揺れる男性のペニスを無視することはできなかった。
「触ってみたいんじゃないか?」 とストリッパーに問われ、ケイシーは頷いた。
「いいぜ、触っても」 そう言われ、ケイシーは恐る恐る手を伸ばし、両手でそれを握った。
「舐めろ」
ケイシーはためらいがちに舌で触れた。
「じゃあ、しゃぶってもらおうか」
ケイシーは無優状態にいるような気がした。無意識的に口を開け、そして頭を沈めた。そして上下に頭を振る。彼にとって初めてのフェラチオだった。
これが彼にとっての最後のフェラでないことは確かだろう。
105
アマンダは、ルームメイトで親友のグラントがいつも座って用をたすのをすごく変だと、いつも思っていた。だが彼女はそれについて何か言ったことはない。彼がそうするからと言って、自分に何の関係もないじゃない? そう言えば、これ以外にも、グラントは女の子がするようなことをたくさんしている。
化粧をし始めたのはニキビを隠すためだと言う話しを彼女は受け入れていたし、化粧をしたグラントの顔も見慣れていた。お化粧の話しは論理的だった。グラントは髪を長くしているけど、長髪にしている男はたくさんいる。グラントはハンドバッグを持ち歩いているけど、それってヨーロッパで流行っていることなんでしょ? 耳のピアス? それも、イアリングをしてる男性はたくさんいるわ。ハイヒール? グラントは身長が低いことをとても気にしていると言っていた。ちょっと、論理が飛躍している? 確かに。でもありえない話しではない。
アマンダは、グラントの服も変だと思っていたものの、グラントはメトロセクシュアル(
参考)なのだと言って、理屈をつけて自己納得していた。男たちの中には、パンティを履いたり、婦人服売り場でジーンズやパンツやトップスを買ったりする人もいるに違いないと彼女は確信していた。それに比べたら、グラントはスカートを履いたり、ドレスを着たりしていないわけだから、違うんだと。
アマンダは、グラントがバイブを持っているのを知った時は、さすがにちょっとショックを受けた。それについて聞いたら、グラントは、気持ちがいいからとしか言わなかった。もっと訊いてみたい気持ちだったけど、グラントの言い方の調子だと、その話題は止めた方がいいと思わせるところがあって諦めた。彼はあのバイブをペニスに使うのかしら? 多分、男の人にとってはそれが気持ちいいのに違いないのよね? きっと、と彼女は思った。
でも、部屋に入ったら、グラントが四つん這いになっていて、後ろに知らない男がいて彼を犯しているのを見た瞬間、もはやさすがのアマンダも否定しようがなくなった。グラントは男の娘だったんだ、と。
グラントは自分がゲイではなく、これは初めてのことなんだとアマンダに言ったが、彼女は信じなかった。どうして信じられるだろう?
106
そんな目で見ないでくれる? 単に、もうアレはできないだけなんだから。こうなったのはあたしのせいで、あんたのせいではないみたいに振舞うのは止めてほしいの。あたしたち一緒にこれを始めたわけでしょ? 覚えていない? 他の男を交えて3Pをしたいって言い始めたのはあんただからね? 忘れたかもしれないけど、あたしは反対したのよ。でも、あんたは折れなかった。あんたは、あたしと他の男のふたりがかりで、前と後ろからヤラれるという夢を持っていた。それが魅力的なのは理解できるわ……特に今は。でも、あたしたちがこの道を進むように仕向けたのは、あんたなのは忘れないで。
あの初めての経験の後も、あたしは止めようとしたわ。あたしが、どれだけ不安で心も上の空になっていたか覚えている? あたしは彼のそば60センチにも近寄ろうとはしなかった。それを見たあんたは、ものすごく怒ったわよね。「あなたは、わたしの夢をかなえる手助けをしようともしてくれない」って文句を言ってたわよね? あの時、あんたはあたしと別れる寸前まで来ていたと思ったわよ。だからあたしはちゃんと協力した。その後にもう一度トライした時は、実際、あたしはあの男の身体に触れたわ……肩に片手を乗せただけだったけど。その次の時は、両手で触れた。そして、その次の時は、両手を彼の全身に這わせたわ。
あの時から、一気に坂を転げ落ちた。すぐにあたしはあんたの隣にひざまずいて、彼のおちんちんをしゃぶるようになった。最初はあんたも、それは素晴らしいことだと思ったでしょう? でも、素晴らしいと思ったのは、あたしがあんたのことを完全に無視し始めるまでのこと。その後、あんたはどんどん嫉妬深くなっていった。あたしが彼にアナルを犯させるようになったら、その嫉妬心がますます深まるばかりになった。彼、あんたより、あたしの方に熱心になっていると思ったでしょ? だからいっそう妬みっぽくなっていった。
そして一年がたち、いまのあたしたちとなったわけ。今はあんたを見ても勃起できないの。あんたにはあたしが求めていることは、もはや何もできないの。単にそれだけ。たいていの男は心の奥ではバイセクシュアルだって聞いたことがあるけど、でも……あたしの場合はバイですらないわ。全然、違う。
それに、忘れないでね。あたしはこうなることを望んでいなかったのよ。最初は望んでいなかった。それまでのあんたとの生活であたしは幸せだった。でも今は、いったんおちんちんの味を経験した後は、もはや、あんたと寝る生活に戻ることはできないの。物足りないのよ。ごめんなさいね。
本当にごめんなさい。