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オマール・ベルの世界:想い(キャプション) 

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想い

01
トミーの想い
ダレンがあたしを欲しがっているのは知っている。それにあたしも彼を欲しいと思ってることを彼は知っている。でも、とてもややっこしいことになっている。ダレンはただの普通の男とは違うから。ダレンはあたしの親友だから。というか、グレート・チェンジの前までは、親友だったというべきかしら。ふたりは一緒に大きくなった。子供の頃、よく、ふたりで一緒に遊んだものだった。

そしていま、彼があたしに手を出している。あたしは嬉しい。あたしが嬉しいと思ってることを彼はあたしの表情で見えてるはず。あたしも彼の瞳に彼が考えていることが見えている。彼の触り方でもそれが感じ取れる。

何か言いたいんだけど、それができない。喉のところまで出てきてるのに声が出ない。あたしはどうしたらいいの?

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02
ダレンの想い

何か間違ってる気がしてる。何と言うか……
あいつは俺の親友なんだ。だが、俺の身体じゅうのすべてが、これは間違っていないと俺に言う。ボイは男と一緒になるものだってみんなが言っている。映画にもなってるし、テレビでもそう言ってる……

それにあいつは、昔のあいつのようには全然見えない。確かに、どこかにあいつっぽいところが見え隠れしてる。あの目かなと思う。化粧を取ったら、あいつと同じ目になると思う。

だが、俺たちは一緒にフットボールをしてきた仲だ。なのに、今は……あいつは、あのチアリーダのユニフォームを着ると、本当に自然に見えてしまう。俺たち、どうやって裏のここに来たんだっけ? それすら俺には分からなくなってる。

あいつ、上を脱ぎ始めた……。

この乳首……どう見たって、これは男の乳首とは違う。多分、あいつはこういうことを求めているんだと思う。初体験を俺にしてほしいと、そう思ってるんだと思う。


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03
トミーの想い

すごく大きい……あたしのよりずっと大きい。多分、グレート・チェンジの前でも、昔のあたしのアレの2倍はある。今は……ああ、今のアレで言ったら、全然、比べ物にならない。

フィットすればいいんだけど。指をあそこにいれたことはあるけど、でも……これってあたしの指より何倍も大きい。

痛いのかしら? 痛いかもと言う友だちもいれば、痛くなかったという友だちもいる。でも、これってあたしの腕くらいの大きさだもの!

ダレンがあたしのこと淫乱だって思わなければいいんだけど……ちょっと簡単に事を運びすぎてるのかしら? でもダレンが欲しい。こうしても問題あるかなあ? ボイは、最初はちょっと淫乱っぽく振舞うものだってみんな知ってるし。ボイは新しいセクシュアリティに自分を馴化するためにそうするんだって、みんな言ってたなあ。

そうよ。それだ! あたしは馴化しているところなのよ! それにしても、これ、すごく大きい!


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04
ダレンの想い

とても非現実的だ。

ここにいるのは、高校を出たばかりのセクシーな19歳のボイ。俺がこれをしたい気持ちになってるのは分かってる。俺の身体が求めている。俺の心も求めている。

だが、そのボイがかつては俺の大親友だったことも知っているんだ。たった1年前、俺たちは同じ高校で、フットボール部のチームメイトだった。それが今は……トミーは大学のチアリーダになっている。チアリーダだぜ!

トミーは俺のちんぽを手で握った。細い手だなあ。身体も小さくなっている。体重は45キロもないんじゃないか? だが、変わったのは体つきだけじゃねえ。俺には分かる。

俺のちんぽを見る時のこの飢えた目つき……みんなが言ってることは多分正しいんだな。ボイというのは男が欲しくなるようにできているんだって。ちんぽが欲しくなるように身体ができてるんだって。


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05
トミーの想い

本当にこうなってるのが信じられない。あたしの唇が、こんな大きな黒いおちんちんを咥えてるなんて信じられない。でも、もっと信じられないのは、そのおちんちんがダレンのおちんちんだということ。

手も使うべきなのかな? 吸うだけでいいのかな? 舌はどのくらい動かすべきなのかな?

今してることについて、もっと知りたい。

ちょっと待って……それって、あたしはもっとおちんちんをたくさんしゃぶりたいということ? それとも、ただ、これが上手になりたいということだけ? あたしのようなのを何て言うんだっけ? 自分が男ではないのは分かってる。でも、男である気持ちがどこかに残ってるような気持ちもある。でも、あたしは今、おちんちんをしゃぶりながら、もっと上手にできたらいいのにって思ってる。

さらに加えて……あたしはこれが楽しいと思ってる。

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06
ダレンの想い

このキュートな可愛いアナルを見てみろよ。それにこのちっちゃなちんぽも。トミーは元々そんなに大きくないのは知っていたが。まあ俺に比べてだけどな。ステレオタイプというのも、案外、正しいところがあるようだ。黒人男は白人男よりちんぽがデカイと。

だけど、これは……。白人ボイの場合は、ほとんど何もついてないようなものだ。と言って、俺は別にそこには興味はない。俺が欲しいのは、このお尻の方だ。

みんな、女のあそこにヤルよりずっと気持ちいいと言ってる。俺には分からない。少なくとも、ボイを妊娠させることはできないことは言えるが。

こいつの尻の丸みが好きだ。女のような尻……いや、それよりいいかもしれない。

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07
トミーの想い

彼、喜んでいると思う。あたしは、これをして嬉しい。感じる。

こうしてる間にもあそこが濡れてきている。おちんちんも固くなってきてる。少なくとも、今のアレだけど固くはなってる。もう、ビンッと立ったりはしない。ちょっと大きくなって横になってるだけ。7センチくらいかな。

ダレンは、あたしがこれをしているところをずっと見続けている。顔を上げて、彼を見るべきなの? 視線を合わせるべきなの?

ダレンはとても大きい。おちんちんばかりでなく全部大きい。身体のすべてが今のあたしよりずっと大きい。昔はあたしも同じくらいの大きさだったのに。

でも今は……ダレンと一緒にいると、自分がこの人に服従すべき存在だって気持ちがしてくる。それって普通のことなのかな?

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08
ダレンの想い

うお、すごくキツイ。がんばれ。全部、喰らうんだ。根元まで。

俺は普通は相手が上になるのは好まない。普通は俺が主導権を握る……だが、今回は……こいつの時は違う。

トミーは最初、少し怖がっていたようだ。だが、その気持ちは消えて行った。すぐに。今は我を忘れて夢中になっている。あいつの目にちょっと苦痛の色が見えたが、それもすぐに消えて行った。

本当に、俺は親友とセックスしているんだなあ……

こんなことが起きるなんて思ったこともなかった。グレート・チェンジの後ですら、想像したこともなかった。

変な感じだ……

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09
トミーの想い

こんなに気持ちいいなんて。想像したよりずっと気持ちいい。指でするのも気持ちいいと思ったけど、でも本物のおちんちんと? 比べ物にならない。

いったんあたしの中から抜けたとき、ちょっと空虚になった感じがした。態勢を変えるとき、あたしのアナルは早く入れてって叫んでた。

ダレンはスタミナがある。彼についてそれははっきり言える。あたしが男だった時に比べても、ダレンの方がずっと長く持続できる。

ひょっとすると、そういうわけであたしたちが変えられたのかもしれない。そもそも、白人男は本物の男ではなかったからだと。ベルはあたしたちの精神にふさわしい身体をあたしたちにもたらしたのだと。

ああ、そこ、そこに入れてほしいの、ダレン!

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10
ダレンの想い

少なくとも、トミーがオーガズムに達したかどうか迷う必要はなかった。ああ、こいつ、声を出すタイプだったんだ。

それに、ワーオ! こいつ、いったい何回イッタら済むんだ? これまで3回は数えたが、まだ欲しがってる。

例のウイルスでも、こいつをそこまで変えることはできなかったはずだ。多分、トミーは元々、こんな感じだったんだろう。元々、ちんぽを入れてほしがっていたのかもな。いや、別に俺は咎めているわけでじゃない。本当に。俺は、この新しいトミーが好きだ。ただ、もし俺たちの立場が逆で、例のウイルスが黒人男だけに影響を与えたとしてても、俺ははっきり自信を持って言える。尻にちんぽを突っ込まれるのはごめんだと。

ひょっとすると、それが俺とトミーの人種の違いなのかもしれない。そもそもジェンダーが違っていたのかも。

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11
トミーの想い

出して。お口に欲しい。
顔にかけて。アナルの中にも注いで。
どうしてそう思うか分からない。でも、そうしてほしい。

これって、ちゃんと仕事をしたご褒美なの? それとも、あたしがボイであることを再確認する行為なの? これってトロフィ?

分からない。

でも彼に出して欲しい。味わいたい。

これってどういう意味なんだろう? あの人たちの言ってることは正しいと言うこと? ボイは男に抱かれるべき存在だと言うこと? そう感じる。

だって、何もかもとても……当然のように感じるんだもの。

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12
ダレンの想い

何かで読んだが、例のウイルスはボイのフェロモンの分泌方法とフェロモンへの反応の仕方を変えるらしい。その結果、ボイは男に惹かれるようになるし、逆に男もボイに惹かれるようになると。なるほどと思った。

それにボイのアナルが今はセックスをするためにできてることも充分理解できた。

だけど、トミーの口にスペルマを発射しながらこいつを見ていると、何かそれとは別のモノが見えるような気がする。トミーは本当に完璧に満足している。俺がこいつの口にスペルマを出すのを待ち望んでいるような顔をしているようなんだ。すでに何度もオーガズムを味わわせてやったが、それと同じくらい、俺が精液をぶっかけてやることが、こいつにとって快感の源になっているような、そんな顔をしている。

これはウイルスのせいであるはずがない。人の心までは変えなかったはずだ。これは元々のトミーだったんだ。

多分、ベルは何から何まで正しかったのだろう。トミーたちは、こういうふうにされて幸せなのかもしれない。


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13
トミーの思い

今は、抵抗するなんてバカげているとはっきり分かる。あたしはボイ。そしてボイは男に抱かれるべき。自分に何が起きたかは分からない……セックスしてる時、あんなふうに我を忘れてコントロールを失ったことはなかったから。初めての経験。

でも、それを言うなら、ボイとしてセックスしたのも初めてだった。ボイがセックスするといつもこういうふうになるのかしら? それとも、初体験だったからにすぎないの? そうじゃないといいけど。

誰かが2年前にあたしに、いつの日かあたしが顔面にスペルマを振りかけられて笑顔になってる日が来ると言ったら、あたしは、そんなの何かのマヌケな冗談だと笑い飛ばしていたと思う。でも今は……今は、他にどんな顔をするべきなのか、想像すらできない。


[2016/03/15] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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