ボイズ・ゴーン・ワイルド
01
毎週、俺たちは、この雑誌に掲載希望のボイから何百も投稿を受けている。この中から振るい分けし、ベスト中のベストを送るという仕事をしているわけだ(すげえ困難な仕事なんだぜ)。というわけで、これ以上、言葉はいらないな。さあ、お送りしよう。今週の、ボイズ・ゴーン・ワイルドだ!
02
グラント・スミス
身長:155センチ
体重:49キロ
グラントはアイビー・リーグの超有名大学の法学部学生。ACLUに就職し、不正と戦う仕事をする計画を持っている。
彼は、俺たちのブリーフの中にあるものなら、いつでも研究していいと言ってるぜ!
「時々、髪を降ろして、裸になって、楽しみたくなってどうしようもなくなる時ってあるわよね!」
02
左:
ジョッシュ
身長:160センチ
体重:48キロ
ジョッシュは、写真を専門とする学生。卒論のテーマを、大半の写真で、普通、対象にされるようなモデルではなく、現実のボイたちを撮影することにより、ステレオタイプ化されているものをあぶり出すことを焦点にしている。彼が撮影する現実のボイが、彼と同じくらい可愛いなら、写真は大人気になるな!
中央:
フランク
身長:162センチ
体重:50キロ
フランクはダンサー。実のところ、彼はグレート・チェンジ以前からダンサーだった。だが、彼が大好きなダンスで本当の意味で評価をされるようになったのは、チェンジの後になってからだった。みんな、気をつけろよ! フランクの身体の柔軟性は並外れてるぜ!
右:
アンディ
身長:152センチ
体重:46キロ
アンディは社会学の学生で、グレート・チェンジの長期にわたる影響を研究する夢を持っている。頭脳が優れて、同時に引き締まった可愛いカラダ……そそられないわけがねえな?
「私たち、ちょっと楽しみたいだけ。それがなかったら、何の意味があるの?」
04
ピート・ヤング
身長:160センチ
体重:51キロ
ピートは、フーターズ(
参考)でウェイトレスとして雇われるようになった多くのボイたちの中でも、最初のひとりだ。だが、彼は大学に戻り、すぐに学位を取る計画でいる。誰でも夢は必要だよな?
「男の人は、もっと真面目にあたしと付き合ってくれたらいいのに。て言うか、あたし、可愛い顔をしてるだけじゃないんですよ」
05
匿名
身長:167センチ*
体重:53キロ*
この写真は、俺たちが、自尊心に欠けた若くウブなボイたちにつけこんでると言う痛烈な手紙に添えて送られてきたものだ。その手紙は、続けて、この写真に名前がついていないのは、背が高く、彫像のようなボイの美しい身体を見せることにより、現在の理想的なボイとされている(小柄で可愛いとする)見方をバカにするためであると述べている。まあ、どうでもいいな、俺たちには。俺たち、そんな細かいことは気にしねえよ。
「お前たちが、ボイたちの姿について、非現実的な描き方をしてるせいで、お前たちが想像できないほど、我々の文化はダメージを与えられてしまってるのだよ」
06
トニー、ジーン、アレックス、そしてジョーイ。みんなXXX大学のチアリーダだ。彼らの手紙によると、この写真は、特にワイルドになった春休みのパーティで撮られたものらしい。俺たちの予想としては、近い将来、この大学への入学希望者が急増するんじゃないか。特に男子の希望者が! ほんと、ラ・ラ・ラ・シス・ブーン・バー(
参考)だね!
「XXXワイルドキャッツ、行けーッ!」
07
リオ・アービン
身長:152センチ
体重:50キロ
リオは体操の選手で、非常に有望な選手だ。2016年のオリンピックの有望株として、毎日、厳しいトレーニングをして過ごしてる。だが、彼も時々ハメを外して、ちょっと楽しみたくなるらしい。
オリンピックになったら、もっと彼を見たいと思ってる俺たちがここにいるぜ。
「時々、欲求不満が高まっちゃってね。ボクの生活は、何もかもがすでに計画されているんだ。気ままに運に任せられることが何もないんだ。まあ、これはボクのちょっとした反乱のようなもの。分からないけどね。でも、気持ちいいんだ」
08
左:ビリー・ウォレス
身長:160センチ
体重:49キロ
右:パーシー・スミス
身長:157センチ
体重:46キロ
パーシーとビリーは小学校の時から親友だ。ふたりは、グレート・チェンジが起きてすぐ後からずっと恋人同士だ。
俺たちがふたりとイイ仲になることはないかもしれないが、だからと言って、俺たちがこの可愛いレスビアン・ボイのことを思って妄想をしちゃいけないということにはならないよな!
「あたしたち、ずっと前から親密だったけど、変化が起きた時、何かスイッチが入ったの。今は、他の人と一緒になるなんて想像できないわ」
09
左:スティーブ・クラーク
身長:155センチ
体重:46キロ
右:ハンター・ジョンソン
身長:160センチ
体重:47キロ
この可愛いふたりのボイは中西部出身だが、2年近くペルーで暮らしている。「なんでだ?」って訊きたいだろう。答えはと言うと、スティーブとハンターはあるプログラムに参加しているのだよ。第3世界の国々で生活しつつ、専門知識を実践する医学生のボランティア活動のプログラムだ(そう、このふたり、医者になるんだぜ!)。頭はいいし、気持ちも優しいし、しかももちろん、この通りの美人だ。このふたり、誰でもヤリたいって思いたくなる、ほぼ完璧なボイと言えるよな。
「人類みなあたしたちの仲間よ。その人たちに手を貸してあげる責任があるとあたしたちは思っているの」
10
リッキー・デイビス
身長:162センチ
体重50キロ
リッキーは、自称ビーチ・バムのサーファーだ(ビーチバムというのは、いつも裸で海辺をうろついて遊んでる野郎のことな)。彼は去年、学校を中退し、オーストラリアに引っ越した(見ての通り、オーストラリアでは、ボイは公衆の場でもトップレスでいられるんだ)。
オーストラリアまでの飛行機代っていくらだっけ?
「サーフィンはボクにとってはただの趣味以上のもの。ボクの生き方であり、哲学であり……よく分かんないけど。ともかく、ボクが言ってることは、ボクには大事なことなんだよ」
11
ケイシー・ローズ
身長:157センチ
体重:51キロ
ケイシーは、この『ボイズ・ゴーン・ワイルド』では特別なケースだな。彼は一種の冗談としてこの写真を送ってきた。手紙には、「あたしはあまり可愛くないから、掲載されるなんて思っていないけど」って書いてあった。あのね、ケイシー、俺たちに言わせてみれば、君はとてもカワイイよ!
「こういうのに乗せるボイたちって、みんなとても可愛いわ。予選通過だけでもできたらって思ってるの(現実的には、そんな期待はできないんだろうけど)。
12
そして最後に登場は、このトロイだ。最後だからって最低じゃないぜ。トロイはうちのインターン。寛大にも今週号に登場すると言ってくれた。身長とか体重を掲載して彼に恥ずかしい思いをさせたりはしない。まさにぴったりの身体のサイズだと言えば充分だろう。みんなも頷いてくれると確信してるぜ。
「これ、インターネットに載せたりしないでしょ?」