ウェンディは、あたしの上でプロのベリーダンサーのように、ゆったりと身体を動かし始めた。そういうふうにしてあたしを犯している彼女のカラダのひとつひとつのパーツ。それらが一緒になって揺れ続けている。ウェンディがすごく美しく見えた。
でも、後になってからだったけれど、そんな彼女のセクシーなダンスは、実は、別の行為を隠すためだったと知ったのだった。
ウェンディが何をしているのか分からなかったけれど、少したった後、彼女の片手が後ろに回っているのを感じたのだった。それに気づいた次の瞬間、ウェンディがあたしの睾丸を握ったのを感じた。痛い感じじゃない。だけど、しっかりと握られた。
「あたしのあそこにいっぱい出して!」
ウェンディはそう唸ると同時に、お腹や胸を突き出すようにして頭を後ろに倒した。とても淫猥だけど、美しい。あたしの身体の上、ほとんど仰向けになるほどのけぞって、彼女の髪の毛があたしの脚に触れるのも感じた。
その姿勢のまま、ぐいぐい腰を動かし、ああっ、ああっと甲高い声をあげている。ウェンディのあそこの筋肉があたしのおちんちんを強く締めつけ始めるのを感じた。
この攻撃に、あたしも限界点を超えてしまった。
この時のオーガズムはさっきのとは違っていたけど、理性が吹っ飛ぶ感じなのはまったく同じ。
最初は、身体が硬直するのを感じた。身体の筋肉すべてがぎゅーっと緊張する。耐えられないほどの緊張。
目をかっと見開き、あごを強張らせながら口を開けていた。かすれ声をあげているのが聞こえる。この声、自分の声なの? 両手でウェンディの腰をがっちりつかんで、ぐいっと自分に引き寄せていた。おちんちんをできるだけウェンディの奥に突き入れようとしてる。あたしの指が彼女の腰に食い込んでいる。ウェンディもそれを感じて驚いたのか、悲鳴をあげている。
「ああっ、すごい!」
あたしは大きな声をあげていた。それと同時に、それまで高まっていた痛いほどの緊張が急に解放され、身体じゅうのあらゆる場所がぼんやりと暖かくなるのを感じた。
もう2回、腰を突き上げた。そして、おちんちんから噴射が始まるのを感じた。熱い体液がウェンディの身体の中に撃ち出されていく!
「ああぁぁぁ……ラリッサ!」
ウェンディがか弱い声で泣きだすのが聞こえた。あたしの出した精液が彼女の身体の中をどんどん満たしていってるんだと分かる。
目を開けると、ウェンディがあたしを見おろしていた。彼女は、驚いたような、切なそうな、愛しそうな目であたしを見つめていた。
「こんなにたくさん出されるなんて!」
そう言われて初めて、ふたりがつながっている部分に目を向けた。
白い体液が、ウェンディのあそこから溢れ出ていた。あたしのおちんちんをだらだらと伝ってベッドに流れている。あたしの濃い精液とウェンディの甘い愛液が混じった濃厚な香りが立ちのぼってくる。
あたしはたまらなくなって、ウェンディの後ろ首を掴んで、引き寄せ、激しく唇を重ねた。
舌をウェンディの歯茎に這わせ、舌先で撫でた。おちんちんがヒクッとなって最後の一滴が彼女の中に噴射するのを感じる。
でも、まだ終わってないわ。しなくちゃいけないことがまだあるの。
ウェンディの首を抱きかかえたまま、カラダを起こした。それにつられてウェンディはキャッと可愛い声をあげて横に転がった。唇を重ねたまま、クスクス笑っている。
「今度は何をするつもり?」
ちょっと驚いたような感じでウェンディは訊いた。でも、まだ興奮状態は続いている様子。
あたしは素早く態勢を入れ替えて、今度はあたしが上になった。
ウェンディはお尻をベッドの端にして仰向けになっている。あたしのおちんちんはまだ彼女の中、広げた脚の間、びちゃびちゃになっていた。
「まだ、ウェンディは完全にイッテないでしょ?」