ifap_63_two_choices
「それを脱いでって言ったんだよ、チャド。それに、もうこれ以上、あたしは言い訳は聞きたくないわ」
「で、でも……」
「でも、何? チャドは自分は女の子じゃないって言い続けているけど、パンティを履くのは女だけじゃないの? もし自分は女じゃないと言うなら、そんなの履くのおかしいわよ」
「でも、だからって脱ぐのは理屈に合わないわ! 女の子はドレスを着て、お化粧をするでしょ? それにパンティだって……」
「その通りだわ。だから、女じゃないなら、そんな服を着るべきじゃないんじゃない?」
「ありがとう! だったら、もう家に帰って、今日のことは忘れましょう? ママやパパにはこのことは絶対に内緒ね。あたしは、ただ……」
「家に帰るなんて誰が言ったの? きれいなドレスを着てモールの中を見て歩くためだけに、ここに来たんじゃないんのよ。他にもすることがあるんだから」
「でも、あんた、言ったじゃない……」
「あたしの見方だと、チャドには選択肢はふたつだけだわ。ひとつは、文句を言うのはやめて、その可愛い服を着たままでいること。ただし、もちろん、パンティは脱ぐこと。もうひとつは、その服は女物の服だから、そしてチャドが女の子じゃないのは確実だから、その服を全部脱いでパンティだけになること。そのどっちかだわね」
「で、でも……できないわ……こ、こんなのフェアじゃない!」
「フェアなんて関係ないよ。チャドがこの賭けをしたんだからね? そしてあたしが勝った。実際、3回勝負で最初の2回ともあたしが勝ったんだから。チャドはまだ1勝もしてないんだよ」
「でも、やっぱりフェアじゃないわ、ニコール! あんたは実際にバスケの選手でしょ。でも私は……」
「可愛い女の子じゃない? それでいいのよ。あたし、前からお姉さんがほしかったから」
「で、でも……」
「ほら、いいから。チャドがこれから何をしなくちゃいけないか、もうはっきりしているじゃない? だから、そのパンティを脱いで、先に行きましょう? このモールにいる間に、プロム用のドレスを何着か試着してもらうつもりなんだから」
「プ、プロム?」
「もちろん。言ってなかったかしら? チャドはマークの友達のジェフとプロムに出ることになってるのよ? 彼はすごくきれいな格好をしてきてほしいと思ってるの。だからちゃんと優雅に歩く練習もしておいた方がいいわ。だらだら歩くのはやめて」
「い、いいわよ……これでどう? 脱いだわよ。これで嬉しい?」
「もう一息ね、お兄さん。もう一息」