51_not_that_small
「そんなに小さくないわ!」とハンターは叫んだ。「っていうか……固くなったら、前と同じくらい大きくなるわよ」
メラニーは苦笑いした。「でも、それって、自慢できるモノとは言えないんじゃない?」
ハンターは、彼女の言葉を予想していなかったのか、驚いた声をだした。「でも、あなたは、良い大きさだって言ったわよ!」
「私に見えてるあなたの姿にとってはね。もちろん、良い大きさよ。でも、私、あなたのことを、大きなペニスがお似合いの、大きなマッチョ・マンとして見たことは一度もないの。それは知っているでしょ?」
「でも、あたし……」 とハンターは口ごもった。
「真面目に言うわね。それでいいの。こういう姿のあなたを私は愛しているの。男らしさについてのコンプレックスがあるでしょ。あなたは、そんなバカげたコンプレックスをぜんぶ捨て去らなくちゃいけないわ。自分の姿をよく見てみて。あなたがキュートでちっちゃいおちんちんをしていても、誰か気にする人がいると思う? もちろん、誰も気にしない! 気にするとしたら、むしろ、その美しいおっぱいの方を気にする人が多いんじゃないかしら。私は、そうだわ。とても気になる。それに、その可愛いお尻も」 メラニーは言葉を発しながら、一歩一歩、女体化したボーイフレンドに近づいた。「それに、そのプックリ膨らんだおいしそうな唇も。それに、可愛い、可愛いお尻も。あら? お尻のことはもう言ってたかしら?」
いつの間にかメラニーは彼の真ん前にいた。あまりに近く、ハンターには彼女の熱い息が顔にかかるのを感じるほどだった。
「でも、あたしは別に……」 とハンターはつぶやいた。
メラニーは顔を寄せた。唇が触れ合った瞬間、ハンターの頭の中から、反論する言葉がすべて消え失せた。