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Release 

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マークは、独房のドアが開く音を聞き、鉄の意思を持つべく気を引き締めた。反抗的に頭を顎を上げ、彼を捕らえている者が入ってくるのをじっと待った。だが、驚いたことに、部屋の敷居を進み、彼の前に立ったのは、見覚えのある女性の姿だった。

「ミスター・コール」とエージェント・バネッサ・スミスが言った。「あなたにまた会えて嬉しいわ」

マークは彼女を見つめ続けた。曲線美を誇るブルネット髪の美人。マークは性的に数多くの女性たちを征服してきたが、彼女はそのひとりだった。彼は状況を理解しようと、長い間、彼女を見つめ続けたが、ようやく口を開いた。「そうか、君がこのすべての背後にいたわけか。黒幕か」

「黒幕はたくさんいるけどね、エージェント・コール。でも、そうよ……あたしが、背後で、あなたの捕獲とその後の……その……変身の計画を推進した中心人物」

スミスはマークに近づき、指で彼の乳首を軽く弾いた。マークは体をゆすり、拘束具に抗った。だが、経験から、それをしても意味がないことは知っている。ここから逃れることは不可能なのだ。もし可能だったら、とっくにやっている。

「今はすっかり可愛くなったわね。次にあなたの持ち主になる人はさぞかし楽しむことになるでしょうね」

「なぜだ?」 と元エージェントのコールは唸り声をあげた。

「なぜって? あなたやあなたみたいな人たちは恐竜だからよ。あなたたちが何気なく見せる男尊女卑や性差別の言動は、現代の情報活動の世界には居場所がないの。それが、あなたがここにいる理由。それが、あなたが死ぬまで性奴隷として生きていくことになった理由」

「おれは逃げてみせる。そうなるとお前も知っているはずだ。必ず、ミスを犯す者が出てくる。そうしたら……」

彼の必死の抗弁も、スミスの鋭い笑い声で遮られた。「アハハ! なんて可愛いの? そんなことをあたしたちがすると思っている? あなたほどの評判の持ち主なのに? いや、いや、ありえませんって。あたしたちの計画が完了したら、あなたは、自分の奴隷状態を受け入れることになるばかりでなく、あえて言うけど、あなた、その状態を喜ぶようになるわよ。表面的には、少なくともね。でも、内面的には、あなたは、いつまでも自分の状態をののしり続けることになる。外面的には、喜んで囚われているとしか見えないのにね」

「じゃあ、どうやって計画完了にするつもりだ? 催眠術か? それは前に試されたが、失敗した。お前たちの計画も失敗する。その時には……」

「催眠術ですって? ハッ! そんなローテクなもの使わないわよ。あたしたちはすでにあなたの脳にチップを埋め込んでるの。それは、単純な洗脳よりずっと優れた効果を発揮するわ。なんなら、今すぐ、その拘束具を外すこともできるわ。でも、そうしたら、あなた、自分にとって最悪の行動をするでしょうね。あたしにその美味しそうなお尻を突き出して、お尻にヤッテっておねだりすることになると思うわよ」

「じゃ、じゃあ、やってみればいいじゃないか」

「いいわ」とスミスは言った。「デモンストレーションね。今ほど良い機会はないわ。ちょっと監視さん?」

すぐに監視の逞しい男が現れ、マークの拘束具を解いた。マークが手首を擦るのを見ながらスミスは言った。「さあ、行けば? お望みの通り、逃げればいいわ。出口はすぐそこ」

マークは、ドアの向こうへと行くため、立ち上がろうとした。だが、そうしたかったが、できなかった。彼は、ただ、こう言うことしかできなかった。「お願いです……ご主人様、あたしのお尻を犯してください。どうしても、そうしてほしいの」

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[2017/11/09] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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