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64_an irresitable proposition 「抗しきれない提案」
「マーク? 何を……ここで何をしてるんだ? それに何を着てるんだ?」
「スカートよ。お気に召さない?」
「それは……いいと思うが。でも、私は…ちょっと待って、なんで、スカートをめくりあげてる?」
「面倒くさいことはカットしていいのよ、アンドリューさん。あたしたちふたりとも分かってるはず。あなたがこれを求めているって」
「私が何を求めてるって? 君は……」
「もう何年も、あなたがあたしを見るときの目つき、あたし、知ってるの。あなたが何を思ってるのか知ってるのよ」
「何のことを言ってるのか……」
「あたしは18になったわ。だからもう我慢する必要がないの。あなたは、好きなようにあたしのことを奪ってくれていいの。どんな形でもいいの」
「でも君は……君はうちの娘のボーイフレンドじゃないか!」
「あたし、今だけは、あなたのガールフレンドになりたいの。いけないことなの、アンドリューずさん? ずっと何年もあたしを見ては思い続けてきた、いやらしくて、エッチなことあるでしょう? それを全部やりたいと思わない?」
「いや、それは……」
「できるわよ……」
「いや、しない。したくないんだ。やってはいけないんだ」
「やりたいって思ってるくせに。ただ、やっちゃえばいいの。誰にも分からないから。お願い、アンドリューずさん。あたしたち出会った時から、こうなることを夢見てきたでしょう? それを認めてしまって。あたしは歓迎してるんだから。あたしを抱きたいんでしょ? あたしが欲しいんでしょう? あなたのズボンの中のモノは、もう観念しているみたいよ?」
「わ、私は……本当に誰にも知られないだろうか?」
「あたしたちが知ってほしいと思うまでは、誰にも」