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Role swap 「役割交換」 

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64_Role swap 「役割交換」

ジェイデンはドレスの裾をいじりながら、ガールフレンドのエイミを見た。「ちょっと変わったことをして刺激を得たいと言ったけれど、こんなことを考えていたわけじゃないんだよ」

エイミは笑った。「ええ、何? あなた、サンドレス(参考 http://ashediamonds.blog4.fc2.com/blog-entry-72.html)が大好きだっていっつも言っていたじゃない?」

「女の子が着ているサンドレスが好きって言っていたんだよ。こんなことでは……」

「もちろん、言ってる意味わかってるわよ。いいから、落ち着いて。単にドレスにすぎないでしょ?」

でも、ドレスだけの話しではなかった。ウイッグも。化粧も。ランジェリーもハイヒールも。それに体毛を全部剃られてしまった体も。「バカになったみたいな気持ちだよ」

「あなた、すごく可愛いわ」 とエイミは即答した。そしてジェイデンもそれには異論がなかった。だが、だからこそ、彼は心底、恐怖を感じていたのだった。確かに、彼は際立って男らしい男だったわけではない。だが、女性的でもないのは確かだった。いつも自分は普通の男だと思ってきた。そして、彼は自分がこれほど可愛らしい姿になれるなど思ってもいなかったのである。本当に、まるっきりそんな考えはなかった。そして、自分が可愛らしく見えるということが、彼自身の男らしさの認識にかなり大きな影響を与えたのだった。

「これって、よく分からないんだ。君がこれに夢中なのは知ってるけれど、でも、ボクは……これで人前に出て行くなんて、ちょっと……」

「ええ、言いたいこと、分かるわ。ちゃんと。だから、別に強制してるわけじゃないのよ?」

ジェイデンは安心して、ほっと溜息を洩らした。「ああ、よかった。ありがとう、エイミ。君が強く言い張るんじゃないかと心配していたんだ。何と言うか、ボクがずっと前から、こういうことに関係した妄想を語って来ただろ? だから君はひょっとして、こういうことををする資格があると思い込んでるかもしれないって思って。でも、ドレスを着て外に行くなんて? こんな格好で? 職場の同僚に会うかもしれないし。そんなことになったら、大変なことにならないなんて想像できないからね」

「ええ、そうね。分かるわ。じゃあ、四つん這いになって。パンティを脱いで」

「え? 何? ボクは……」

エイミはまたもジェイデンの言葉をさえぎった。「もちろん、どこにも出かけないわ。でも、あなたはあなたで妄想遊びを押し通してきたわけでしょ? 今度はあたしの番だわ。さあ、さっさと四つん這いになりなさい!」

「ぼ、ボクは別に……」

「今すぐ!」とエイミは怒鳴った。ジェイデンは自分でも気が付かないうちに、彼女の命令に従って四つん這いになっていた。突然、エイミが激しい命令口調になったショックで、言い返すことなど考えもしなかった。「それでよろしい。では、ドレスをめくりなさい。そして、その格好でいるのよ、スケベ女! あっちの部屋にお前を驚かすモノを用意してあるの」

エイミが向こうの部屋に行っている間、ジェイデンはじっと動かずにいた。動けなかった。こういうふうに問題と直面したのは嫌だったけれど、それ以上に、エイミを怒らせることも嫌だった。だから、ジェイデンはじっと四つん這いのままで、お尻を露出したまま、待っていた。ようやくエイミが部屋に戻ってきた。彼女は素裸になっていた。しかも、股間には紫色のディルドがあり、誇らかに勃起していた。彼女はそれを撫でながらジェイデンに近づいた。ジェイデンは、ディルドが何かの潤滑剤でテカテカに光っているのが見えた。

「今夜は、お前はあたしのオンナになってもらうわ。どういうことか分かってるわよね?」 それを聞いてジェイデンは生唾を飲み、黙って頷いた。「ちゃんと言葉に出して言いな。自分は何者かちゃんと言いな」

「あ、あたしは、あなたのオンナです」とジェイデンは囁いた。

「まさに、お前はその通り!」とエイミは言った。



[2017/12/25] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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