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56_Drastic steps 「過激な処置」
「あんたたち3人、もっとシェープアップした方が良いわね」とゾーイが言った。「あたしはね、あんたたちの叔母さんに、うまくいっていないって報告する羽目になるのは御免なんだから。あんたたちをトラブルから救うために叔母さんがどんなに苦労したか分かってるでしょ?」
何も着ていないも同然の3人のストリッパーたちは、ゾーイの話しを聞きながら、不安そうに体をもぞもぞ動かした。ゾーイは右側のストリッパーを指さした。「ダミアン! あんたは一番年上なのよ。あんたが、他のふたりをきちんと躾けなきゃいけないの。なのに、あんたったら、昔の〇姦仲間とおしゃべりばっかりしてるじゃないの。そんなことしても上手くいかないからね。分かってるくせに」
次に真ん中を指さし、彼女は続けた。「それにあんた、マーク! 今度、あんたがお客さんにシャンパン・ルーム(
参考)でフェラをしてるところを見つけたら……」
「ごめんなさい、ゾーイさん。もうしませんから」
「自分の時間にアレをやるなら、とやかく言わないわよ。でもね、店でやってるのが見つかったら、あたしがライセンスを取り上げられちゃうのよ。そうなったら、あんたたち、どこに行くつもり? 叔母さん、あんたたちを殺すかもしれないわよ」
「同じことがシーンにも言えるわ」とゾーイは左端のストリッパーを顎で指した。「それに加えて、あんた、もう一度でも遅刻したら……」
「ちゃんと聞きなさい! あんたたちがなぜここにいるか分かっているでしょ? あたしが、あんたたちの叔母さんのやり方に同意していると言ってるわけじゃないの。ただ、彼女の努力はリスペクトしてるわ。もし、彼女の処置がなかったら、あんたたち、あんたたちの父親と同じ道をたどって、街から消されていたのは十分に理解してるのよ。つまり、今のあんたたちのようになるか、刑務所に送られるか、あるいは銃で撃たれるかのいずれかだったということ。あんたたち、それちゃんと分かっているでしょ? だから、あんたたちをクビにすることだけはさせないでほしいの。あんたたちの叔母さんに、もっと過激な処置をとらせるようなことはやめてほしいのよ」