
56_Losing a bet 「賭けに負けたら」
「せめてパンティとかだけでも履けないかな? フェリシア、下のところが丸出しなんだよ」
「何? あなたはパンティなんか履きたくないと思っていたわよ? あなたは男だと思っていたけど。男はパンティなんか履かないものでしょ?」
「マジで言ってるの? そんなやり方するわけ? あのバカげた賭けに勝つだけじゃ足りないのか? ボクがこんなバカげた服装して、みんなにじろじろ見られるだけじゃ足りないのか? ボクの古傷をえぐって喜んでるだね」
「ええ、マジで言ってるわよ。あたしがあなたをからかうことが『古傷をえぐってる』ってなるわけ? よしてよ。それに、ちゃんと考えなさいよ。だれも、あなたのことをその外見通りにしか思わないわよ。学生生活の初日のデビューを飾ったキュートで可愛い1年生って。多分、向こうにいる男子学生たちの中には、あなたをデートに誘おうと思ってる人もいるんじゃない?」
「やめてくれよ、フェリシア。こんなの狂ってるよ。お願いだから、こんなことさせないでくれ。そうしてくれたら何でもするから。君の奴隷になってもいいよ。君の代わりに課題レポートを書いてもいい。それとも……」
「まず第一に、賭けは賭けなの、カイル。こういう条件だったの。もし、あなたが勝っていたら、あなた、あたしに罰ゲームさせてたでしょ? 簡単に許してくれたか怪しいと思ってるわ。第二に、あたしは『奴隷』なんかいらないわ。それに、あなたにレポートの代筆を頼むなんて、一番、望んでいないことよ。あなたが書いたレポートを見たことがあるわ。是非ともパスさせてほしいところ。まあ、申し出は感謝しておくけど」
「でも……」
「『でも』も何もないの。もう起きてることなの。あなたが何と言おうとも、もう始まってるのよ。あなたは女子学生として登録したわけだし。女子寮であたしと一緒に部屋を共有するわけだし。それにあたしはあなたを解放するつもりはないわ。1セメスターだけの話しよ。この機会を利用して、女性の心についての洞察を学ぶくらいのつもりでいればいいのよ」
「ボクは……うーん……分かったよ……」
「あなたなら、あたしの立場になって考えられると思っていたわ。さあ、写真を撮りましょ! あなたのちっちゃいのもちゃんと見せてね! それから笑顔になるのも忘れずに!」
「これって、すごく屈辱的だ。ちんぽを撮りたいなら、そこだけを撮ってよ。いい?」
「そんな聞き分けのない娘みたいにならないの。素直になったら、明日、パンティを履かせてあげてもいいわよ。キュートなソング・パンティとか……」
「このセメスター、長いセメスターになりそうだな……」
セメスターって学期のことかな?
[2018/01/19 01:42]
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> セメスターって学期のことかな?
お返事が遅れました。そうです。「学期」のことでよいと思います。
[2018/02/15 09:38]
Ashe
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