2時間後、女の子っぽい声を出したり、歩き方をしたり練習した後、私はバリーと彼の部屋でダンスを踊っていた。アレックスとケンが私たちを見ている。女っぽくダンスをする練習をしていたのだが、ようやく上手くできるようになったところである。
バリーは私に密着してダンスをしていた。私のお尻やニセの乳房を触っていた。このように触られると、本当に淫らな気持ちになってくる。それにみんなにちやほやされることが、信じがたいほど中毒的になることも感じていた。バリーは私にさらに近寄り、耳元に囁きかけてきた。
「エリカ・・・すごく魅力的だよ」
私は彼を見つめた。バリーがそう言うことを言うのに少し驚いていた。
「ええ、あなたもよ・・・バリー」
そう言ってジーンズの上からバリーの固くなったペニスを触った。
「おしゃぶりして私の中に発射してもらうのに、ちょうど良さそうになってるわ」
笑いながらそう言った。バリーも微笑んでいたが、その顔はこれまでの友達同士の笑顔ではなくなっていた。むしろ、ペニスを深々と突き刺し、激しく打ち付けたいと思っている相手に向けて見せる笑顔に近かった。
突然、アレックスが私の背後に来て、私のお尻にリズミカルに腰を打ちつけ始めた。私はバリーとアレックスにサンドイッチにされた状態だった。自分が、男を求めてダンスフロアに上がった淫乱女になったような気がした。2人の逞しい男に挟まれ、体を触られ、踊りながら下半身を打ち付けられている。毎日顔をあわしている友人たちではあるのだが、ここではダンスをしながら、みんな違った人物になって振舞っていた。アレックスが、ズボンの中で固く勃起したペニスを、スカートに覆われた私のお尻に強く打ち付けてくるのを感じていた。音楽にあわせて強引とも言えるほど激しく当ててくる。ほとんど乱暴にピストン運動しているのと同じようだった。
音楽がスローなものに変わると、アレックスとバリーは私から離れ、今度はケンが立ち上がって私とダンスを始めた。
ケンは、前からある意味で私が惹かれていた人だった。
私は彼の首に両腕を回して抱きつき、彼は私の体に両腕を回した。手をお尻にあてている。
「エリカ、とても可愛いぜ。・・・本物のパーティになったら、お前、モテモテの可愛いパーティ娘として完璧に通じると思う」
「ありがとう・・・そういう風になればいいなと思ってたのよ」 そう言って下唇を軽く噛んで見せた。彼の私のお尻を握る手に力が入った。
私は彼を見上げた。
「ケン、知ってる? もし、私じゃなかったら・・・もしあなたがどこか他のところで私に出会ったとしたら・・・あなた私に・・・その・・・上手く言えないわ」
「君に惹かれたかって?」
「そうね、でも惹かれるってわけじゃなくって・・・もっと、強い欲望を感じるかというか・・・その・・・私とやりたいって・・・そう思う・・・?」 そう言って軽く苦笑いして見せた。
「ああ・・・お前とやりたい。めちゃくちゃにやりたい」 ケンは私を見つめていた。
「じゃあ・・・今はどう? この場で私にやりたい?・・・・今すぐに?」 好奇の目をしながら訊いてみた。
「ああ・・・」
私は目を輝かせ、今すぐ彼に中に入ってもらいたくなり、下唇を噛んだ。
「でも、あなたは、他の2人の男と私の体を分かち合わなくちゃいけないのよ? そうなっても大丈夫?」
私は、ケンに、アレックスとバリーと一緒に私を輪姦したいかと、それを遠まわしに訊いていたのだった。
「・・・ああ、そうなったら最高だ」 ケンは、この後どうなるか完全に理解したうえでそう返事した。曲が速いテンポのものに戻った。