
66_Forever changed 「永遠に元に戻れない」
ボクはベッドに上がり、シーツに顔を埋め、お尻を高々と持ち上げた。そして、振り返り、にっこり微笑んだ。「いいわ、ヤッテ」
ドレッサーの近くに立っていた妻は、ストラップオンの根元を握り、しごき始めた。長くて黒々とした肉茎はゼリーでテカテカに光っていた。「ほんと、エッチな娘。このおちんちんが欲しいの?」 彼女は興奮した息遣いで、かすれた声を聞き、ボクは背筋がぶるっと震えた。
欲しい。本当に欲しい。今日は一日中、このことばかり考えてきた。朝、ベッドから降りた瞬間から、妻に容赦なく犯されることばかりが頭を占めていた。職場にいる他の男たちと同じふりをするため、朝の身支度をて、ありきたりのスーツを着てる時も、ほとんど、ほとんど、そのことしか考えられなかった。もう、これに憑かれていると言っても、あまりに控えめすぎる言い方となるだろう。
「ちょうだい」と、下唇を噛んで、欲しいモノである対象を見つめた。「あなたの大きなおちんちん、あたしに下さい」
「それとも、本当は、本物が欲しいんじゃない?」と彼女は言った。「本物のおちんちんを持った男の人が欲しいんじゃない? その人にアヌスの中に出してもらいたいんじゃない? お口の中にも? 大きくてお汁たっぷりのおちんちんをしゃぶりたいんじゃない? あなた、淫乱だから、絶対そう思ってるわよね? 正直に言いなさい」
「あたし、本当は、本物のおちんちんが欲しいの」 ボクはプレイの一部だと思い、そう答えた。その数秒後、それが普通のロールプレイの一部では決してなかったと知った。
ほとんど魔法で召喚されたかのように、ジェイムズがドアの向こうから現れた。彼は、裸だった。その格好で廊下で待っていたに違いない。彼はペニスを擦っていた。すごく大きなペニスだった。「俺は、ずっと前からお前ってシシーだと思っていたよ」
ボクは妻から同僚へと視線を向けた。「な、なんで……どうしてここに……ああ……何てこと……」
「もうちょっとスパイスを加味しなくちゃと思っていたのよ。それで、あたしの愛人であるジェームズにあなたのことを言ったのね。そしたら、彼、自分で確かめてみたいって言ったのよ。あ、そうだった。言っておくつもりだったけど、ジェームズとは何ヶ月も前から一緒に寝てるわ。あなたも知っていたと思うけど?」
言いたくないけど、確かに知っていた。彼女がボクにストラップオンを初めて使ったその日から、ボクと妻の力関係は変化していた。ボクが男性的な役割を取る機会は、驚くほどまれになっていた。そして、このジェームズの体。特に巨大な男根を見て、ボクは妻が満足を他の男に求めたのも当然だと思った。それでも、妻に裏切られたという感覚は胸に突き刺さった。
だけど、もっと悪いことは、この状況がボクをとてつもなく興奮させているという事実だった。彼が欲しい。少なくとも、妻のストラップオンを欲しいと思う気持ちと同じく、彼のペニスが欲しいと思った。そして、こんなことを口にするのはとても恥ずかしかったけれど、口から言葉が出てくるのを止めることができなかった。
「あたしにヤッテください」 切なそうに唇を噛んで見せる。「お願い、あたしを犯して。エッチなあたしの体を使ってください」