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テッド 2 (8) 

僕は母を見て言った。

「僕の母親は、家のキッチンで死んだんだよ。愛人に僕が淫乱ゲイとして使われるのを喜んで認めるつもりだと言った時にね。シンディとはもう離婚しているわけだし、その赤ん坊がテッドの子で、僕はシンディの妊娠とは一切関係ないことは簡単に証明できる。だから、僕は子供に対する経済的な責任はまったくないのだよ。お父さんは、自分で招いた事態だから、それに満足してるんだろう。それに、お父さんも自分の息子を犠牲にしようとしたわけだし、僕はまったく借りはない」

僕はジョイスに目を向け、微笑を見せた。

「ジョイス・・・姉さんには借りがあると感じているよ。あのクズ野郎と離婚した書類を僕に見せて、僕が姉さんにあげる一切に関して、この家の誰にも渡さないと喜んで約束してくれるなら、いつでも姉さんと姉さんの子供たちを僕の家に迎え入れるよ」

そう言ってジョイスには僕の住所を教えた。他の者たちは皆、唖然としていた。

「・・・ま、そうしてくれるまでは、姉さんも、ここにいる他の連中と同じ運命だってことだけど」

僕はもう一度、父に顔を向けた。

「お父さん・・・お父さんが預かっている売春婦がここに2人いるけど、その2人を使わせてくれるなら、喜んで、金を払ってやってもいいよ。一晩、貸切で、いくらだろうか? 女2人だけで貸切だよ。他の馬鹿者は家に留まっていること。ヤッてるところを邪魔されたくないからね」

父は答えなかった。母はじっと睨みつけていたようだったが、堪えきれなくなって叫んだ。

「お前、正気で言ってるのかい!」

「ああ、正気だ。どうせ2人は淫売同然の振る舞いをしてきたわけだし、しかも、タダでやってきたわけだろう? あんたたちは金が要る、一方、僕は、おまんこ女とちょっとしたお楽しみが欲しいってこと。ただのビジネスの取引の話じゃないか」

シンディをちらりと見た。両手で顔を覆い、泣いている。母もがっくりとうなだれ、シンディと同じことを始めた。僕は父の顔を見た。

「僕は待っているんだが? この取引、するのかしないのか?」

父は何も言わなかった。僕は落胆した素振りを見せ、ジョイスを抱いてキスをし、玄関へ向かった。

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