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feminization 03-02 

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どうして、これをするのに同意してしまったか分からない。前に女装したことはないし。多分、ボクの彼女がしつこく求めていたように思ったからかも。あるいは、ボクがこの衝動をずっと前から抑圧し続けていたからかもしれない。

ハロウィンだった。……分かってるよ、ありきたりすぎると言いたいんだろ? ハロウィン・パーティに女装する男は多い。でも、ボクの場合は……まあ、ボクはちょっと夢中になりすぎたのは本当だ。このパーティのために全身の毛を剃ったから。どうして彼女がボクにランジェリ姿で行くよう求めたのか分からないけど、初めてあの可愛いコスチュームを着たとき、すごくフィットしてる感じでびっくりしたんだ。まるで、こういうのを着るようにボクの体はできてるんじゃないかって……そしてボクは真剣に自分の姿を見てみた。

ボクの体って前からこんなだったか? 腰がすごく丸みを帯びてる。前からボクの顔は、こんなに優しい顔をしてたか? 自分は小柄だってのは知ってたけど、こんなに可愛い感じだったか? それに、脚の間のアソコ……確かに盛り上がってるけど、ほとんど見えない。前からこんなに小さかったのか?

初めてコスチュームを着たとき、思わず、叫んでしまった。ボクの男らしさって、ちょっと体毛を剃ったり、女っぽいコスチュームを着ただけで完全に消えてしまうほど、もろいものだったのか?

でも、彼女はとても献身的にサポートしてくれた。彼女は僕がすでに知っていたことをはっきりと認めてくれた。ボクの体は全然変化していなかったのだ。ずっと前からボクの体は女性的だったのだ。そして、そんなボクを彼女は好きだったということ。

ハロウィンが近づく頃には、ボクはすっかり準備ができていた。コスチュームを着て、ウィグをかぶり、お化粧をした。女装した男には見えないのは分かっていたけど、気にならなかった。気分が良かった。生きてる感じがした。

この写真は、パーティに行く前のボクと彼女の写真。もちろん、赤い服を着てる方がボク。

こういうことをこれからも続けるのか? ボクには分からない。でも、彼女のために、こんなふうな姿になるのは、これが最後ではないのは、はっきり自覚している。


[2018/04/02] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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