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feminization 03-07 

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03_07
私は彼と一緒でいたかった。彼と出会った瞬間から彼を愛していた。ひとめぼれだったのか? 多分そう。でも、彼は私にはあまりにも合わない。私はそれを知っていたし、彼も知っていた。

私たちは友達同士でいようとした。でも、ふたりとも相手の気持ちを知っていた。ふたりとも愛し合っている。たとえ、それを認めることができないとしても。一体、何が問題だったのか?

その答えは、私がレズビアンだということ。私は性的には女性にしか惹かれない。生まれつきそうだったのか、成長過程で私の中に組み込まれてしまったのか? 生まれか育ちかの議論に入るつもりはない。ともあれ、私はレズビアン。それでおしまい。それが私。

だから、何が問題だったか分かると思う。私は男性とは一緒になれない。私はそういうふうにできていない。でも、魂の点では、彼が私にとって一番の人だった。今ならそれが分かっている。彼のために、自分を変えたいと思った。単にスイッチを切り替えて、別の人間になれたらいいのにと思った。でも、できなかった。

ほぼ2年間、互いに思っていないフリを続けた後、とうとう、私たちは気持ちを打ち明け、愛し合うことにした。その時は、簡単だと思った。私が、自分はストレートな女だと言い、彼とやってしまえばいいと。私の方では彼に愛情を持っていたのだから、簡単にできると。

でも、そういうふうにはいかないもの。そうよね? 自分は、もっと柔らかな体の人、もっと女性的な人に抱かれたいのだと気づいた。私は女の人が欲しいのだと。私は彼にそのことを告げた。すると、驚いたことに、彼は、もし私が相手が女の人でないとダメなら、彼の方が女性になったらどうだろうと言ったのだ。そんなことはやめてと彼を説得しようとした。でも……彼は強情だった。

2年近くかかったけれど、彼はとうとう私のために変身してくれた。確かにペニスは残っているけど、それを除くと、すべてすごく女性的になっていて、ペニスの存在は問題ではなくなっていた。そして、彼とのセックス……もう夢のよう。彼も心から楽しんでくれた。一度も彼のペニスに触れてもいないのに、すごく感じてくれていた。時間が経つにつれて、私と彼との関係では、彼の方が女性となるのがはっきりしてきた。私がストラップオンで彼にエッチすることの方が多くなっている。

しばらくは、何もかも素晴らしかった。ふたりとも幸せだった。あの時までは。

その日、家に帰り、部屋に入ると、彼は知らない男性の上に乗っていたのだった。もちろん、私は激怒した。でも、すぐに私は悟ったのだった。彼をこうしたのは自分だと。私は彼に女性になってほしかったのだ。そして、その通りになったのだと。ただ、予想していなかったことは、彼が私と違って、レズビアンではなかったということ。


[2018/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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