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feminization 04-01 

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ボクシングには、長い誇るべき歴史がある。ボクシングは、ムハマド・アリやジョー・フレイザー、そして「シュガー」レイ・レオナルドといった偉大な選手を生んできた。だが、2000年代に入り、ボクシングの人気は下降線をたどり始めた。真のファイターがいなくなったせいだと言う人もいれば、新手の格闘技が登場してきたせいだと言う人もいる。理由が何であれ、2015年までには、ボクシングは絶滅の危機に瀕していた。そんな時、メリッサ・マクアダムズという救世主が現れたのである。

「呼びたければ、あたしたちのスポーツをシシー・スポーツと呼んでいいわよ。別に気にしないから。いや、気にするわね。あたしたち、真剣なのよ。これから新しい方向へと進むつもりなの。あたしたち、エンタテイメント第一、競技第二でいくつもり」これが彼女の有名な言葉である。この発言の後、新たな歴史が始まったと言われている。

筋肉隆々の、男性的な選手は姿を消した。その代わりに、細身の両性的な男の子たちが登場した。そして彼らは、(ビキニパンツとピンク色のグラブだけの)ほぼ全裸状態で「戦った」。もちろん、彼らが本気で戦っていないことは誰もが知っていた。彼らは演じているのだと。だが、人々がどうして夢中になったかについては幻想はない。人々は大挙をなして夢中になったのである。チャンピオン決定戦がテレビ視聴率の記録を破り、人々は本格的に注意を向けたのだった。

時が経つにつれ、試合をする男の子たちはどんどん女性的になっていった。この写真は、2025年のSBL(Sissy Boxing League)チャンピオンであるティミー・ナブ・サイモンである。

だが、シシー・ボクシングの射程は何もエンタテイメントに限られてはいない。その人気は、一般的な男性の服装、行動様式、および、理想的な男性を構成する認識をも変えたのだった。そのような変化がたった10年の期間で起きることがあるとしたら、続く数年のうちに何が起きるか、考えてみるのも良いだろう。




[2018/04/04] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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