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67 A bigger fish 「より大きな魚」 

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67 A bigger fish 「より大きな魚」

「よーし、お前ら」とジミーはあたしの腕をつかみ、引っ張って横に立たせた。あたしも、この大男に逆らおうと思うほどバカではない。すでに、逆らったらどうなるかは身に染みて知っているし、それを繰り返すつもりもない。「よーく、聞け」

部屋の中、男たちは、ぶつぶつと呟いていたが、一斉に沈黙した。そして、あたしの方へ眼を向けた。だが、彼らの視線はというと、直接あたしに向けた視線はない。あたしの後ろの方とか、足元とか、ちょっと横の方とか。誰もがあたしに目を向けているが、微妙に視線を外していた。彼らは、あたしがどういう運命をたどったか、改めて知りたいとは思っていないのである。だが、ジミーは逆のことを考えていた。

「お前ら、このオンナ見えるよな?」 ジミーはどすの効いた声で唸った。図太い声が部屋に響く。あたしはうつむき、磨かれたコンクリートの床に目を落とした。「よーく見ろ。このデカいおっぱい」と彼は荒々しくあたしの胸を握った。「この丸々とした尻」と今度はあたしの尻頬をピシャリと平手打ちした。「そして、この可愛い顔」とあたしの顎をつかみ、ぐいぐい握る。

男たちは一瞬、ざわめいた。その理由は知っている。ここにいる男たちが最後にあたしを見た時、あたしが彼らのボスだったのだ。あれから1年半しか経っていないが、ずいぶん前のことのように感じる。自分では、あの頃の自分と今の自分は違った人間とは感じていない。同じ自分と感じているのだ。だが……。

ジミーは乱暴にあたしを近くのカウチへと突き飛ばした。そしてフランキーを指さした。フランキーはあたしの一番古い友人だ。「フランキー! このオンナをヤレ。この場でだ。今すぐにだ」

フランキーは、ジミーの命令にためらうことすらしなかった。フランキーは、あたしが子供の頃に初めて強盗をやったとき以来の相棒だ。あたしと一緒に、この街の犯罪の大半にかかわり、あたしの真の相棒であることを行動で示してきた男だった。だが、そのフランキーが、直ちにズボンを脱ぎ、あたしの脚を大きく広げ、使いこなれたあたしのアヌスに太いペニスを突き入れた。それを受けて体が自動的に反応し、娼婦らしいヨガリ声が口から洩れた。その間もジミーは話しをつづけた。

「これがお前たちの元ボスだ」と顎であたしを指した。「よく見ろ。喜んでるのが見えるだろう。こいつは、これから俺のクラブで働くときも、こうやって喜びまくるだろう。すでに壊れたからな。完全に。後戻りは不可能だ」

そこまで言って、ジミーはため息をついた。「俺もこんなことはしたくはなかったんだ。もっと平和的にシマを渡してもらいたかったんだよ。ジョニーにはシノギを払ってはどうかと言ったんだ。そうすれば手下たちも、そのままでいいとな。小さいだろうが自分の王国を持てて、仕切り続けることができたし、誰も傷つくことはなかった。だが、こいつは、自分が実際より強いと思ったらしいんだな。俺に歯向かえると思ったんだ。ダメだったけれどな」 ジミーは指を伸ばし、男たちに向け、ひとりひとりの顔をゆっくりと指さした。「お前たちもだ。俺に歯向かうことはできねえぞ」

ジミーは最後に指先を、親友に犯されているあたしに向けた。フランキーの下腹があたしの尻頬を叩く音と、あたしの喜びに狂うヨガリ声が部屋に響いている。「俺に歯向かったらどうなるか、これがその代償だ。誰であれ、俺のカネに手をつけたら、こういうことになる。こいつはお前たちの中でも一番の男だった。だが、俺には、その一番の男ですらこんなエロ女に変えることができる。当然、こいつよりも弱いお前らなら、こんなふうにするのはもっと簡単だ。忘れるなよ。お前たちが俺の言うことを聞かなかったら、俺のクラブには新入りのエロ女がいくらでも増えて、繁盛することになるからな」

ジミーはそう言って部屋から出て行こうとしたとき、「ボス!」と男たちのひとりから声がかかった。ジミーは振り向いた。「俺たち、このオンナをどうすれば?」

ジミーは肩をすくめた。「こいつは、明日までお前たちが好きにすればいい。楽しめ!」

[2018/04/16] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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