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Relivng the past 「過去をやり直す」 

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67_Reliving the past 「過去をやり直す」

ドアを入ったスティーブは、部屋の中央にいる裸の人物を見つめ、立ちつくした。

彼女は振り向いた。「スティーブ、来てくれたのね。嬉しいわ。来ないんじゃないかと心配してたの」

「わ……私は……本当は来るつもりはなかった」 スティーブは明らかに苦しんでいる様子だった。「だけど、どうしても離れることができなくて……」

彼女は微笑んだ。「あたしは、そうであってほしいと思ってたの」 彼女は、スティーブのスラックスに浮かんでる盛り上がりに気づき、それに頷き、話しを続けた。「あたしのところに戻ってきたがってるだろうって分かってたわ。あの夜のことがあってからだと……」

「もう、決してあんなことは二度とあってはいけない」とスティーブは震える手でスキンヘッドの頭を撫でた。「誰かに知られたら……」

「他の人にバレるなんて誰が言ったの? あたしたち、前回は秘密を守れたでしょ。だったら、今夜も大丈夫じゃない?」

「前とは違う。前の時の出来事は間違いだったのだよ。私はしてはならないことをしてしまったんだ……」

「どんなことを?」 と女の子はスティーブの言葉をさえぎって立ち上がった。スティーブは彼女の完璧に近い裸体から目をそらしたかったけど、できなかった。「自分は、性的なアイデンティティに迷いを持ってる10代の男の子を利用すべきじゃなかったと言いたいの? あたしは、当時から、隅から隅まで女の子だったし、今は当時よりもっと女になってる。あなたも、その事実を、昨日の夜、ちゃんと自分の目で見たんじゃない?」

「昨日の夜も間違いだった」 と彼はつぶやいた。

彼女はスティーブに近づき、手をこの中年男性の胸板に添えた。「いいえ、間違いなんかじゃなかったの。あなたが、あたしの元彼女のお父様だからと言って、この関係はいけないことなんかにはならないわ。当時もあたしは大人だったし、今も同じく大人……そして、大人のあたしがあなたとしたいと思っている……」

「ジャネットのことはどうしたら?」 とスティーブはかすれ声で自分の妻の名前を出した。

女の子は彼の言うことを無視した。「それとも、昔やったように一緒にあの湖に行く?」そう言って彼女はひざまずいた。「男の子がたちがする典型的な釣り遊び。よく一緒にやったわね。一緒に釣り遊びをしたら、ふたり、心のきずなが生まれるような経験ができるかもしれないわよ」

彼女がスティーブのズボンのジッパーをいじり始めると、彼は一歩引きさがった。「やめるんだ、ライリー。こんなことはできない。繰り返してはいけないんだよ」

ライリーは腹の底から溜息を洩らした。「もう、スティーブったら。どうしていけないのよ?」

ライリーはそれまではなだめるような口調だったけれど、急に怒りが籠った口調に変わった。「あたしが以前は男の子だったから? でも、この前の時は、あなたはそんなことを気にしていなかったじゃない?」

「君は子供だったから!」

「18歳だったわ? 18歳。成人よ。そして今は22歳! だったら、何が問題なの? あなたはあたしと肉体的に一緒になりたい。そうでしょ? それに、今後、一度でもあなたのアバズレ奥さんのことを口にしたら、神様に誓って言うけど、あたし、思いっきり大きな声で、叫ぶけど、いい?」

「まさか、この件にジャネットを巻き込むつもりなんて」

「何よ、それ? 奥さんのことを持ち出したのたった2秒前じゃない! まあ、どうでもいいけど、あなたは、あの浮気妻とはずっと前に離婚すべきだったのよ。でも、今は別にそれを求めてるわけじゃないわ。……別に、彼氏が欲しいわけじゃない。セクフレが欲しいわけでもない。実家に帰る前に、二晩か三晩くらい一緒にいれる人が欲しいだけ。そんな人があなただったらいいなと思っただけよ。あなたがその気持ちになっていないなら、別に構わない。簡単に別の人を見つけられるから。だから、早く決心して、スティーブ。2、3日、あたしのことを自由にしたい? それとも、いけ好かない野郎に成り下がりたい?」

「君は、変身過程に会った時より、ずっと扱いやすくなったみたいだね」

「ええ、まあね。そして、あなたも、昔よりずっと男らしくなったみたいよ。だから、その忌々しいズボンを脱いで、ちょっとあたしと楽しんで!」


[2018/09/14] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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