67_Stepsister 「義理の妹」
「何よ!」 とキャメロンはオサゲをいじった。「いつかこんなことが起こると思ってた」
一方、ゲイリーはドア先に突っ立っていた。反応できないほど唖然としていた。口はあんぐりと開け、義理の姉の裸体を見つめるだけだった。
「ちょっと、ゲイリー、何か言いなさいよ」
「き、キミは男だよね。男だったよね?」
「もう、やめてよ」キャメロンはパンティを拾い上げ、履き始めた。「あんたも、他の人と同じなの? マジで訊いてるんだけど。あたしを見て、男だって思うの?」
「で、でも君には……」
「ちんぽがあったわ。ええ、なかなか視力はいいようね。でもだからってあたしは男になるわけ?」
「どう言っていいか分からないけど」
「まあそうよね」とキャメロンはTシャツの袖に腕を通し、しわを伸ばした。「まあ、あんたには理解できないかもね」
唖然とした顔。それを見ただけで彼女には、彼の頭の中で思考がぐるぐる回っているのが見て取れた。それに、正直言えば、彼女はゲイリーをとがめることはできないと思っていた。自分の義理の妹が、友だちみんなが彼女を見て涎れを垂れ流してるその彼女が実は男だったなんて、簡単に頷けることではなかったから。
「正直言えば、こういう形でバレたくはなかったのよねえ。もうちょっと互いを深く知り合うようになってから、言おうと思ってたわ。でも、うちのママがあんなに速く、あんたのパパと結婚することになってしまって、言うチャンスがなかったのよ」
「ぼ、ボクは……」とゲイリーはつぶやいた。まだドアのところから動けずにいる。
「でも、あんた、これからも変態でい続けたいと思ってるわけじゃないんでしょ?」
「え、うん。でも、どういうこと? 変態って?」
「あんた、分かるんじゃない? 部屋のドアのところに突っ立って、あたしのことを何かエイリアンみたいに見つめてたでしょ? そういうタイプの変態!」
「ボクは別に……なんて言うか、ボクは、変態になりたいなんて思ってないよ」
「あらそう。良かったわ。じゃあ、そのためにはどうしたらいいかしら?」 と彼女は、彼のあからさまな勃起を指さして、問いただした。