「ええ、そう言ったのは覚えているけど……」 ウェンディが不安げにしてる。「だけど、あたし、ちょっと……作り話していた部分があったの」
「どいういうこと?」 とウェンディ。
「ふたりとも何の話をしてるの?」 とジーナが口を挟んだ。いまにも泣きそうな感じの声だった。
あたしは嘘をつくことにした。「いい? 基本的にあたしが言ったことはすべて本当よ。でも、ひとつだけあって、それは、この状態は症例のおおよそ10%だけ元の状態に戻るということ。先週、お医者さんに行った時、あたしは残りの90%に入ってると言われた。あたし、何も言いたくなくって。恥ずかしかったし、少しショック状態だったし。昨日、ようやく、この状態でいることを受け入れたと言えるわ」
「このこと、前に私たちに言った? それって……何と言うか……伝染するの?」
あたしが何か言う前にすでにウェンディは頭を左右に振っていた。あたしは、ウェンディもジーナも数学が特に得意じゃなければいいのにと思っていた。「いいえ、これってまれにだけど感染する症状なの」とウェンディが言った。
それを聞いて、あたしは自分のついた嘘が信憑性がほとんどないと悟った。ウェンディには、白人女性の35万人にひとりがあたしのような症状を示すと言っていた。とすると、同じ家に住むあたしたち3人が偶然、これに罹ったと、しかも、そのうち二人が同じ夜に発症したと納得させなくてはいけない。お願い、ふたりともショックのあまり、そんなのありえないなんて思わないでと祈った。もっといい言い訳を思いつくまで。
「ええ、でも、これはある決まった人々では発症する可能性が高くなる傾向があるの。どちらか、ドイツかアイルランドの家系かしら? それも関係してるのよ」とあたしは、アメリカでの白人の2大民族をあてずっぽうに言った。ふたりが頷くのを見て、別のアイデアを思い付いた。「それに、この遺伝子を持ってる女性は多いんだけど、普通は潜在してるの。でも、時々、大気の状態や地理的な状態で一種、活性化してしまうことも多いのよ。何となく、この家自体が何か関係してるんじゃないかと……」 わざと意味ありげに、仄めかした。
「そんなのありえない。信じられないわ!」 とジーナが叫んだ。信じるかどうかを熟考されるのは避けたかったので、会話の方向を変えなくちゃいけなかった。
「お医者さんに教えてもらったんだけど、元に戻れない90%に属するか、元に戻れる10%に属するかが分かる方法があるの」 その後どうするかも考えずに、とっさに、そう言った。とりあえず、ジーナは口を閉じてくれた。
「どうするの? 私たちにも教えて?」 とウェンディが言った。
「ええ、私たちにもチェックさせて!」 とジーナが言った。
良かった、少なくともふたりとも90%-10%という数字のことを考えていない。
とりあえず、窮地は脱し、少し落ち着いてふたりの姿を眺めた。ふたりとも、とても美しい。そのふたりが半裸の格好であたしの部屋にいる。あたしのおちんちんは未だ勃起してたし、おっぱいの方もお乳が満タンで、今にも爆発しそうになっていた。
ちょっとイタズラっぽいことを思いついた。自分のついた嘘がバレないようにするにはどうしたら一番良いかを考えていたのかどうか、分からない。それに、あたしのホルモンがこの機会を逃すのを許さなかっただけなのかどうかも、分からない。でも、こういう機会があったら、どうしてもそれを逃したくないという気持ちがあった。
「あなたたちのペニスを調べる必要があるわ」とあたしは落ち着いた声で専門家風に言った。ウェンディはパッと頬を赤らめ、ジーナは恥ずかしそうにうなだれた。ふたりの背中を押す必要があった。
「いい? ふたりともその方が落ち着くなら、あたしも裸になるから」と言い、ベッドのシーツをめくって、Tシャツを脱いだ。ブラをしてなかったので、脱ぐとき、Tシャツの生地が乳首を擦って、その刺激に乳首から白い涎れが出てくる感じがした。
ベッドの上に立って、素早くショーツも脱いだ。勃起していて、バカげたことだと思うけど、彼女たちが勃起したときより、あたしの方が大きいんじゃないかと、自慢げに思った。
「ソレ、勃起してるの?」とジーナが怖がってるような声を出した。
「これはペニスなの」 熟達者っぽく冷徹に振る舞いながら答えた。「ペニスは勃起するものなの。変なことだけど、そう思わないようにしましょう? じゃあ、あたしの隣に座って」
そう言って、ベッドの上、あたしの両隣を軽く叩いた。ジーナとウェンディは互いに顔を見合わせた。そしてウェンディが近寄ってきて、あたしの左側に座った。ジーナはちょっとためらっていたけど、その後、ため息をつき、おどおどと彼女のおちんちんが体に触れないようにしながら近寄ってきて、あたしの右側に座った。さて、ここから、何かでっち上げなくちゃ!
「で、可能性はどのくらい?」とウェンディが言った。ふたりとも、今は、可能性が低いことを分かってるようだった(もっとも、どれだけ可能性がないかは知らないみたいだったけど)。ふたりとも、覚悟を決めてるようだった。
「調べる必要があるわ。脚を少しだけ広げてくれる? ふたりとも」
ふたりはあたしの左右、40センチくらい離れて座っていた。あたしの指示に従って、ふたりとも脚を広げた。ふたりの膝があたしの膝に触れた。あたしは脚を閉じて座っていたけど、おちんちんは見事に突っ立っていて、ほとんどおへそに触れそうな感じで屹立していた。どうしてだか分からないけど、この時、あたしはおちんちんがあって嬉しいと感じていた。「じゃあ、リラックスして。痛みとかないから」
そっと、両手を彼女たちの太ももに添えた。ウェンディの肌は、熱を持ってるみたいに熱く、ジーナの肌は汗ばんで、ひんやりしていた。いまにも失神しそうな感じの冷たさ。
自分にはふたりの心配が和らげることなどできないとは思いつつも、この方法なら、ふたりの心配を和らげられとかもしれないと思っていた。今となって思い返せば、あたしのホルモンに征服されていたと分かっているけど、あの時は、理にかなったことのように思えていた。
両手をふたりの脚の間に置いた。一瞬、頭によぎった。「やめなさい! 昨日、これは良くない考えだって自分で言ったじゃないの! 引き下がる方策を考えださなきゃダメ!」 でも、あたしの手は勝手にウェンディのスポンジのように柔らかい可愛いおちんちんを触っていて、懸念なんかすべて頭から消えていて、すぐに悩まなくなっていた。ほとんど時間を空けずに、もう一方の手もぎーなの柔らかいおちんちんを包んでいた。
ウェンディが体を震わせるのを感じたし、ジーナがハッと息を飲むのも聞いた。そして、あたしは自分の両手に目を落とした。ふたりの柔らかい肉茎を優しく揉んでると、ふたりのおちんちんの可愛いピンク色の先端がみるみる膨らんでくるのが見えた。いったん握る力を弱めると、ふたりのそれがしなっていくのを見た。握ると膨らんでくるし、握りを弱めると、しぼんでいく。あたしの乳房は痛いほど膨らんでいたし、おちんちんが脚の間、びんびん脈動して跳ねていた。