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Tagging along 「つるんで遊ぶ」 

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68_Tagging along 「つるんで遊ぶ」
自分の裸の体を見下ろし、ケイシーはつぶやいた。「これ、よく分からない」

同じく裸になっているローラが答えた。「これはあなたのアイデアなのよ。あなたが大学の大きなパーティについてきたいって言ったんでしょ? だから、望み通りになったじゃない。あなたはここに来た。そして、こういうことになった。と、そういうこと。だから、めんどくさいこと言わずに、楽しみなさいよ」

「でも、素っ裸でプールに入るなんて言ってなかったじゃない?」 そう訴えても、彼の言葉はローラの耳には入っていない。彼女はすでに、ダレンの姿に気を取られていた。ダレンはトランクスを脱いでいるところだった。逞しい太ももに沿って降ろしていることである。ケイシーは自分の体とダレンの体の違いに気づかずにはいられなかった。どうして彼女はダレンのような男を見てあからさまに発情しているのに、自分のような男を友だちグループに入れてくれているのか、その疑問が再び頭をもたげてくる。「それにみんなボクのことを女の子と言ってるし」

「基本的に、あなたは女の子よ。だって、あたしの服を着てるし。髪を伸ばしてるし、他のところも全部。そう思うのが普通だわ」

「キミがボクに着せるから、キミの服を着てるんだよ? ボクの持ってた服は流行っていないからって」

「その通りよ。それに、あなたも楽しんでたのは否定できないでしょ? あなたがマークといちゃいちゃしてたの見たわよ」

「イチャイチャなんかしてなかったよ」とケイシーは嘘をついた。「ぼ、ボクはただ……ただ、みんなに優しくしてただけだよ。ボクは別に……」

「でも、マークの方はあなたから目が離せなかったようだけどね」とローラは、そのマークがいる方を顎で指して見せた。彼はすでに素っ裸になっていて、プールの端に座り、脚を垂らし、水につけていた。ケイシーは彼の脚の間にあるモノに目を向けずにはいられなかった。

「ボクには無理。できないよ。本当に……」とケイシーが訴えた。

「あたしのアドバイスが欲しい?」とローラが言った。

ケイシーは頷いた。

「自分ができないことについて考えるのをやめること。したくないことについて考えるのをやめること。本当の自分と違う姿について考えるのをやめること。自然と思えることをすること。もし、それがマークと一緒にいることを意味するなら、その本能に従うこと。それが女の子になり切ることなら、それこそあなたがすべきこと。少なくとも、あたしはそう思うわ。あたし個人のつまんない考えだけどね。あたしのアドバイスを受けるか、受けないなら、帰ればいいんじゃない? でも、あたしはあっちに行って、あそこにいる逞しい彼にめちゃくちゃにエッチしてもらうつもり。あなたもマークと同じことをすべきだと思うわよ」

それまでウジウジしていたケイシーだったけれど、突然、ひらめきを感じた。自分が求めているのを否定するのは馬鹿げている。確かに、それを認めることには山ほどの重荷がつきまとう。中でも、大きなのは、自分が女装について本気で考えたことがなく、ましてや、女の子になるとか、男とセックスをするとか考えもしなかったという事実。……だけど、あの時は、彼は思考が多量のアルコールで柔軟になっており、そんなことは何も問題にならないように思えたのだった。

「分かった、するよ」とケイシーは言った。

「よろしい」とローラは答えた。「あなたなら、正しい選択をすると思っていたわ。さあ、一緒に、おちんちんをゲットしに行きましょう」


[2018/10/10] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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