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とうとう本物の泥棒が (4) 


実際、夫の想像はそれほど外れているわけではない。もっとも、上になって擦りあう動きをしてるのが彼の妻の方であることは、夫の想像を超えていたが。

彼女は男の上にのしかかり、上下にストロークするたびに、ますます興奮の度合いを増していた。ただ、上に乗ってるのが彼女であるにしても、彼女は、正確に言って、今、レ〇プされているところなのであった。

それにもかかわらず、彼女は、男の巨大なペニスに陰部の内壁を最大に広げられ、擦りたてられている間、魅惑的なほどエロティックな感情が湧き上がってくることを無視することはできなかった。この男を憎みたかった。乱入者であり、泥棒であり、レ〇ピストである、この男。だが、彼女は20年もの間、家に忍び込んできた見知らぬ男に、表面的には強要されてセックスしてしまうことを待ち望んでいたのだった。そして、その男が今、ここにいる。

もちろん、彼女の夢の中では、これまでずっと、その男は白人だった。だが、どういうことか分からないが、すでに彼女には分かっていた。これから先、同じ夢を見るとしたら、その男は白人ではないだろうと。

寝室から聞こえてくる音が柔らかみを帯びたものに変わっていた。彼の妻が悶え泣きの声に変わっていたからだった。妻が取っている体位は、夫が想像している情景とは正反対ではあったが、妻が思い、感じてることに関して言えば、夫の想像は外れてはいなかった。彼女は上下運動を続け、もうすぐ、あの境地に達しそうになっていた。もうすぐ、達する。もうすぐ。

その点に関しては、ぼろ某も同じだった。そしてふたりは、ほとんど同時に、オーガズムに達したのだった。泥棒の方がほんの数秒、彼女より早かった。彼のペニスは強力な噴射を始め、彼女の中に撃ち込んだ。次々と実弾が彼女の中に撃ち込まれ、彼女の中をドロドロで満たしていった。そこはすでに彼女が分泌していた粘液でダラダラになっていたのではあるが。

射精を受けて彼女は「うぅっ」と唸り、これまでになく速く腰を動かし、そして絶頂を迎えた。その間、男のペニスは射精を終えた後にもかかわらず、固さを保ったままだった。そして絶頂を終えた彼女は、力尽きたように男の体の上に覆いかぶさり、ハアハアと喘いだ。生まれてこの方、最も強烈なオーガズムを経験した後の余韻に浸る彼女の肌は、汗でキラキラ輝いていた。

ようやく呼吸が平常に戻ると、彼女は男の上から転がるようにして離れた。涙が両頬を伝って流れている。熱のこもった性交を終えた彼女は、急に、自分がしたことを恥ずかしく思い、悔やみ始めたのだった。体をシーツで覆い隠す。こんなことをしたと知ったら、夫は永遠に、この事実から立ち直ることはできないかもしれない。夫は、自分が出した声を聞いていたに違いない。

「奥さん、俺はまだ仕上げをしてもらってねえぜ」 男はそう言って、立ち上がった。彼のペニスは、いまだ、まっすぐに立ってこっちを向いている。

「奥さんの出した液でベタベタしてるんだ。ちょっとキレイにしてくれ。そうしたら、俺は出て行く」

男はそう言いながら、ベッドの横に立った。半立ちとは言え、夫のより固いペニスが彼女の唇の数センチ先にいて、彼女を睨み付けていた。「キレイにする」で男が何を意味してるかは明らかだった。

彼女としては、それをすることは別に構わなかった。体を反転させ、片方の肘で体を支えながら、両手で男のペニスを握った。目を閉じ、男の分身を口へと導いた。だが、口に入れ、舌で亀頭部分のシルクのようなツルツルの肌をさすり始めると、なぜか、急に再び興奮してくるのを感じたのだった。

「その調子だ、いいぞ、奥さん。頭のところを舌でねぶって、液を全部キレイにするんだぞ」

男は言葉こそ乱暴だが、態度はすっかり優しくなっていた。彼女が残ってるものを吸い取ろうと、自分から吸い始めると、男は両手で彼女の顔を優しく愛撫して励ました。彼女は男の肉茎を握り、ゆっくりと上下させ、ミルク絞りの動きをした。実際、男はまだ蓄えていて、しごきだすとスプーンひとつ分くらい出てきた。彼女はそれを飲み下し、かすかに体を震わせた。

彼女はさらにミルク絞りを続けたが、やり慣れたことでもないし、つつましいやり方だったからか、彼女の手では、男に「出しきった」という感覚を与えるまでには至らなかった。むしろ、その逆の効果が起きてしまったのだった。何秒も経たぬうちに男は再び最大に勃起してしまったのだった。彼女は片手でしごき続けつつ、亀頭から口を離した。

彼女が完全勃起状態の時の男の一物に手で触れたのは、実際、その時が初めてだった。その固さ、重量感、そして大きさに、彼女は畏敬とも言える表情を浮かべた。あるいは、こんな代物を自分はあそこに受け入れたのかと信じられないと言う表情だったのかもしれない。

「いいぞ、奥さん。奥さん、もっと欲しいんだろ? 俺には分かるぜ。だったら、仰向けになれよ。もう一回だけ、軽く一発やるから。奥さんは俺のちんぽの相手ができると分かった以上、奥さんは、ただ仰向けに寝てればいい。俺が仕事をやる」

男は彼女をベッドに押し倒した。だが、彼女は楽しんでしまった自分に罪悪感を感じたからか、抵抗し始めた。

「だ、ダメ。私は、ただ、……私が舐めて、あんたが喜べば、すぐに私たちの家から出て行くと思って、そうしたのよ。別に、もう一回してもらうために、したわけじゃないんだから!」

「もう遅いよ、奥さん。奥さんがもう一度やりたがってるってのは俺には分かってるんだ。だから、俺が奥さんをもう一回ヤルから、その間、おとなしくしてることだな。すぐに済ませるぜ。奥さんがもう一度、イキたいって言うなら話は別だけどな」

彼女は、口では抵抗していたが、なぜか脚がすぐに広がって男を再び迎え入れる姿勢になっていた。正常位でこの男にされるのを期待してか、両手を股間に持っていき、ペニスを掴み、アソコへと導いた。男が侵入を始めると、彼女は再び淫らな声を上げた。

この時の声は、明らかに喜びの声だった。すでにあそこは広げられたままだったし、男の精液ですっかり潤っていたからである。もっと男が入りやすいようにと、彼女は股間を押しつけた。その時、彼女は目を大きく開けて男を見つめていたが、その表情は恐怖によるものに見えるかもしれないが、実際は、興奮による表情だった。

驚いたことに、今回は、あまり苦痛もなく男を受け入れることができ、男は、たった2回、ストロークするだけで根元まで挿入したのだった。

4回目のストロークの時には、彼女は両腕、両脚で男の体を包んでいた。目を閉じたまま、男の突きに合わせて、腰をぐいっぐいっと突き上げていた。男はゆっくりと、根元から先端までを使うストロークを選んだ。それを知って彼女は笑顔になっていた。もちろん、その笑顔を男は見逃さなかった。

「奥さん、また燃えてきたな。ゆっくり時間かけて楽しみたいんじゃねえのか?」


[2018/12/03] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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