「弱みにつけ込む上司」 Husband's Boss Took Advantage by EroticWriter
モニカが受話器を耳に当てているとき、チャーリーがベッドに這いあがり、彼女の脚の間に入ってきた。モニカは、「ダメ、ダメ」と言いたそうに怖がる顔をしたが、チャーリーは、指でしーっと黙る仕草をしながら、亀頭を彼女の陰部に押し当てた。
……チャーリーは音を立てずに、あたしが夫と話をしている間、大きなアレをあたしの中に入れてくるつもりなのね……
意図を察したモニカは、急に、電話の声の調子を変えた。「ねえ、ジェフ? 今ベッドで素っ裸でいるの。あなたにオマンコやられるのを待っているの」
こんな露骨な言葉を使った後、モニカは横でクスクス笑う声を聞き、顔をしかめつつ見上げた。そこにはベッドで行わていることをすべて見ている夫の上司がいた。
彼の名はリチャード。このようなことをもたらした張本人である。彼は、仰向けに横たわるモニカがチャーリーに両脚を広げながら、電話で夫と話をするのを見ている。そして、彼女のバギナにはチャーリーの巨大なペニスが今にも入ろうとしている。
モニカと夫のジェフが、妻と夫の関係になってから電話で会話するのは、これが初めてだった。そうであるから、この会話はテレフォン・セックスにつながるのは当然だった。もし彼女だけだったなら、おそらくモニカは「あたしのアソコ」と言ったはずである。だが、チャーリーとリチャードも一緒にいて、自分を見ている状況であるためか、彼女はオマンコという言葉を使った。もちろん、ジェフ相手にこんな言葉を使うのは初めてのことだった。
時は1950年代。当時は長距離電話をするには交換手を通さなければならなかったし、電話代も高かった。ガソリンが25セントで3リッター買えた時代、最初の3分間の通話が1ドルもしたのである。
電話は普及し始めたばかりであり、モニカは通話料のことはよく分からなかった。夫からの電話はコレクト・コールだったので、通話料はさらに高いかもしれない。
通話料のこともあり、ふたりは速く済ませる必要があった。後で困らないようにするためには、モニカは夫に素早く射精してもらいさえすればよい。自分がイクまで待つ時間はないだろう。それに、そもそも、結婚して3週間しかたっていないので、彼女は夫との行為でオーガズムを味わった経験はなかった。実際に体を合わせての行為ですら経験がないのであるから、ましてや電話でイクことはあり得ないだろう。
電話の向こう、興奮した声が聞こえた。「僕は固くなってるよ。すごく硬くなってる。今から入れるね、モニカ」
「今すぐやって、ジェフ。あたしは準備できてる。入れて!」
その言葉と同時に、チャーリーが挿入してきて、彼女は目を丸くした。
「うぅぅぅっ! ああ、いいっ! いいわっ、ジェフ! あなたが入ってくるのを感じる。すごく大きいし、硬いわ!」
すごいなあ、と彼女の夫は思った。とても本当っぽい声を出してる。「中に入ったの、感じる? 気持ちいい?」
「ええ、感じるわ、ジェフ。あたし、仰向けで、あなたの顔を見つめているの。そうしながら、入ってくるのを感じてるの。気持ちいいわ、すごく気持ちいい!」
もちろん、モニカはチャーリーの顔を見つめていた。彼は半分まで挿入したところで、動きを止めた。モニカは、チャーリーが完全に覆いかぶさってこないように、少し彼の胸を押し戻すような動きをした。そうしないと、電話での会話が難しくなるからだった。
「ジェフ、もっと深く入れてきて。全部を入れてきて。全部、感じたいの」
「いいよ、モニカ。根元まで入れるね」
「ああ、ジェフ。すごく広げられていくのを感じる。ああ、いいわぁ」
本当に気持ちいいとモニカは思った。だが、その行為を行っているのは夫以外の男なのである。
最初は心配していたモニカだったが、夫の上司に見られながら、逞しい男に抱かれつつ、何も知らない夫と話しをするのが、これほどエロティックだとは思いもよらなかったのだった。
モニカがチャーリーの胸板を押し上げ、あまり近づかないようにさせていたものの、チャーリーはキスできるところまでは顔を近づけていた。彼がさらに顔を寄せ唇を合わせると、モニカは嬉しそうにそれを迎え入れ、静かに舌を絡め、彼の口を吸った。
「あなた、強く突いて」
ジェフは、妻の顔は見えないものの、声の調子から彼女が微笑んでいるのが想像できた。実際のモニカは、自ら両脚を持ち上げ、チャーリーの腰を包み込むように絡めたのだった。すでにチャーリーは根元近くまで挿入しており、ゆっくりと出し入れを開始していた。
「ジェフ? 今あたし、両脚を上げて、あなたの体を締め付けてるところ。いつもより、あなたのアレが大きく感じるわ。すごく深いところまで入っているように感じる」
彼女の声はとても興奮している様に聞こえた。「モニカ、そうだよ、いつもより大きくなっているよ。石のように固くなってる。モニカの方はどうしてる? 手を使ってる?」
「うん、使ってる。もっと早くして」
リチャードは時々、顔を近づけ、モニカとチャーリーの間を覗き込むようにしていた。モニカは、そんなリチャードのことは無視して、微笑みながら、受話器をチャーリーの耳元にも寄せて、ふたりで一緒に電話の会話を聞くようにさせた。そして、時々、キスを繰り返す。
突然、何の前触れもなく、モニカは下半身から強烈な快感が沸き起こってくるのを感じた。「ああっ、イクかも……」
電話を持つ手を少し緩め、モニカは1度だけ、腰を突き上げた。自分がイキそうになってることをチャーリーに知らせるためだった。それを受けて、チャーリーは少しだけ抽迭の動きを速めた。
電話の向こう、夫は、受話器から聞こえてくる声に艶がこもってくるのを聞き、自らも興奮した声を出し始めた。
「ああモニカ、君のアソコ、すごく気持ちいいよ。とてもキツク僕のアレを包んでくれているよ。ますます固くなってきてるよ。僕もイキそうになってる。速くしなくちゃね。もう少しでイキそうだよ。ああっ、あぁぁぁぁ……!」
ジェフは射精していた。
「あたしも。一緒にイクわ!」
モニカは、演技のつもりだったのに、実際に自分もオーガズムに達してるのを感じ、驚いた。だが、もちろん、実際に彼女を絶頂に導いているのは、チャーリーの巨大なペニスなのである。
チャーリーにとっては抜き差しの動きを始めたばかりであった。だが、モニカにとっては、夫と電話で話をしつつ、逞しい別の男性に貫かれているという状況のせいか、新記録と言える短時間でオーガズムに達したのだった。さらに、夫の上司が、たった1週間前に彼女を誘惑した張本人の男が、この場にいて自分の行為を見ているという点も、ゾクゾクするような興奮に寄与していたといえる。
ジェフは妻が達した声を聞いた。そして10秒ほどし、彼自身の呼吸も落ち着いたころに、驚いた調子で愛妻に語り掛けた。「うわあ、モニカ。君があんなに悶えた声を出したり、イクときの声を聞いたのは初めてだよ」
彼は自慢気に語り続けた。「今の僕の姿を見せてあげたいな。腹の上がドロドロになってるよ。胸の先まで飛んだのもあるよ。君も、僕とやってこんなに感じたことって、あるかな?」
モニカはまだ息を荒げていた。チャーリーがゆっくりと出し入れを再開していたせいで、声を落ち着かせることができなかったのだった。チャーリーの顔を見上げ、嬉し困ったような笑顔を見せつつ、受話器に話し始めた。「ジェフ? イクって声に出すの、実際に会ってる時より、電話での方が気楽にできるのよ」
モニカはチャーリーを見上げ、受話器を手で覆い「あなたってひどい人!」と囁いた。そして、手を受話器から離した後、夫に言った。「でも、ジェフ? もうすぐ3分になるわ。もう、電話を切った方がいいんじゃない?」
「いや、大丈夫だよ。3分の縛りは、公衆電話でないときは当てはまらないんだ。交換手が割り込んできて、いきなり切られたりはしないよ」
「あら、そうだったの。忘れていたわ。でも、これ、コレクトコールでしょ? お金がかかるのは変わらないわ」
「それもそうだね。じゃあ切るよ。おやすみ、モニカ」
「おやすみなさい、ジェフ。ちゃんとドロドロをきれいにしてから寝るのよ」
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この1時間前:
モニカが、ラジオを聞きながらひとりカウチに座っていた時、階段の方からきしむ音が聞こえてきた。リチャードに違いない! 浮気をする罪悪感があったものの、これから行うことへの少なからぬ興奮も感じていた。
もう、アソコのひりひりした痛みは消えていた。だから、リチャードが自分にどんなことをしようと考えていようと、それに対する体の準備は整っていた。
この1週間前、リチャードは彼女の夫をシカゴに出張に行かせていたのだった。盗まれた車を彼に届けさせるという仕事である。そして、ジェフが出張に出たすぐ後に、彼はジェフの家を突然訪問し、モニカを驚かせたのだった。彼はモニカにある用件を伝えに来たのである。ジェフが解雇されないようにするためには、彼女の協力が必要であること。その協力とは、彼女自身を差し出すことであること、という話だった。しかし、モニカが納得するのに、数分もかからなかった。
だが、この話はその夜が始まりではない。話はさらに、その2週間前にさかのぼる。