……今のモニカをジェフに見せてやれたらいいんだが。あいつに、なんてエロい女と結婚したか教えてやれたら、さぞかしショックを受けるだろうな。とは言え、ジェフには、モニカのこんな側面は絶対に分からないだろうぜ……
カウチのマットレスは中央部分が幾分へこんでいたので、枕をモニカの下に入れたことによってちょうどよい高さになった。
「あああぁぁぁ……リチャード、今はすごく奥に来てるのがはっきりと分かるわ!」
その日2回目のオーガズムは、そう遠くないところに近づいていたが、モニカはその前にリチャードに、あの廊下の出来事があった夜のことを告白したのだった。
「あの夜、廊下での出来事の後、お前は部屋に戻ってジェフの隣に寝ながら、自分で自分を慰めたんだよな? 俺のことを思いながら、な? お前、何てスケベな女なんだ?」
「そればかりじゃないわ、リチャード。もっと他のこともあるのよ」
いやらしい話をしながらのセックスに積極的になっていたモニカは、わざと途中まで話してリチャードの返事を待った。
「もっと他のことだと? 自分でしながらか? 話してくれ」
モニカはくすくす笑った。「あなたが廊下であたしを触った時、あなたあたしのお腹にヌルヌルしたのを塗りつけていたのよ。で、部屋に戻ったら、ジェフはベッドですでに眠っていた。あたし、窓からさす月明かりの元で、あなたが塗りつけたヌルヌルを見てみたの。てかてか光っていたわ」
「先走りか?」
「え、何?」
「そのてかてかしたやつは、俺の出した先走りってやつだよ。アレを入れるとき、女のアソコを守るよう分泌される液体だと思うが……」
「ああ、そうなの…… ともかくあなたの……先走りって言うの? それがあたしのお腹じゅうにべっとりついていたの。で、ベッドに横になりながら、それをいじり始めたのね……あなたの先走りを指ですくって、あたしのアソコの唇に塗りつけたりして……」
「本当に? うわっ、それはすごい! もっと話してくれ!」
会話をしている間も、リチャードは動き続けていた。とは言え、ゆっくりと優しい出し入れの動きだった。
「お腹のところ、あなたのヌルヌルがいっぱいついていて、あなたのことを思いながら、そのヌルヌルをいじったの……で、正直に言っちゃうと、こんなにたくさん出せるって、あなたのアレ、どれくらい大きいんだろうとか、もし、それを使われたら、あたしどうなってしまうんだろうとかって……そしたら、あたし、イッたの。生まれて初めて……」
「嬉しいよ、それを聞いて。で、ジェフはそのことを知らないんだな?」
「ええ、彼は眠っていたし。あたしも何も言ってないし。だって、初めてイッたのが、自分の指でだったなんて聞いたら、彼、イヤな感じがすると思うし」
「ジェフは、お前がジェフとのセックスでイッたことがないのを知ってるのか?」
「そんなこと聞かれないもん。彼がそれを気にしてるかも分からない。でも、それって、多分、ジェフはあなたほど経験がないからだと思う」
「この話、俺は嬉しいな。お前の旦那の上司で、旦那の代わりに、お前をイカせることができて嬉しいよ。お前って、俺の自尊心にとっては素晴らしい女だ。俺の言ってる意味が分かればいいが」
「うふふ。そして、あなたはあたしの体にとって素晴らしい男よ。あたしを感じさせる方法を心得ていて、あたしをイカせてくれたんだもの」
リチャードの心にとって、まさに天国に舞い上がるような気持だった。部下の若妻を寝取ったばかりか、その女が最高の顔と最高の体をした、最高の心の女だったから。しかも、そんな最高の女に、自分は、初めてのオーガズムを味わわせることができたのだ。彼女が夫として選んだ男よりも、大きな一物を使って!
リチャードは、自分のペニスがそれほど大きなものではないのを知っていた。平均よりちょっと大きいくらいだ。この世の中には、自分のよりもはるかに大きな代物を持つ男はいくらでもいる。だが、モニカがそんな男と体を重ねる確率はほとんどない。だから、さしあたり今は、モニカにとって自分は王様でいられる。
モニカが若く、経験も少ないという点も、リチャードには嬉しい事実だった。そうなら俺がモニカを俺好みの女に育てることができる。だが、そうするためには、まず精神的にもっと彼女をコントロールできるようになる必要がある。